Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。政治学部准教授、国際関係学科主任、そしてアジア学科主任。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ツイッターもどうぞ@norikatagiri1。

ポルトガルのカスタード・タルト

トレーダージョーズで新しく登場した、ポルトガルのカスタード・タルトを試してみた。

20210417_170854

少しオーブンで暖めてから。

20210417_171842

結論:素晴らしい食べ物で、美味しい。強くお薦めする。この4つが1セットで3ドル。リスボンで本場を楽しんだ日々を思い出した。

 


Jeff Grant 「The Swamp」読了

先日書いた、Jeff Grant の「The Swamp」を読了した。

グラントのデビュー作は悪いものではなかったが、比較的詳細に乏しく、スパイ小説としては興奮に欠ける一冊だった。トランプ対CIAという、ここ最近のスパイ物語にとっては最高の舞台が4年間も用意されながら、この程度の話かと多少がっかりさせられる。

もちろん、クライマックスは多少楽しいものだが、本書ではそこまでの道が長く、諜報機関としては考えられないほど非現実的な部分も入っている。例えば、CIAのケース・オフィサーであるサンドラが、主人公エリザベスの祖父が元KGB職員と知っておりながら、躊躇もせずに自宅に住まわせることに同意する部分である。加えて、エリザベスがCIAの機密を不法に入手する部分を、一緒に住んでいるサンドラが黙っている部分など、CIAと次期大統領の腐敗を暴くという正しい理由があったにせよ、読者としては理解に苦しむ。サンドラの心の葛藤やサンドラとエリザベスの間の考えの違いなど、より多くのスペースを用いて説明するべきだったと感じる。

面白い部分と言えば、ワシントン経験のある人間なら、その地域の叙述を楽しみながら読むことができる点と、スパイによる国内工作の場合は、標的とは全く関係のない海外組織(サウジアラビアの諜報機関)を使うという点だろうか。

出版が予定されている2冊目はロシアが舞台になるようだ。著者本人による現地取材などが必要だが、著者がロシアの専門家ではないことは留意したい。

CIAの海外活動に関する、最近のスパイ物語に興味のある方は、マーク・ヘンショウの作品をお薦めする。日本語の場合は、これ

昨日のセントルイス4

20210416_154717

今年のアメリカ政治学会

今年のアメリカ政治学会は提案書が通らず、参加する予定がなくなった。

今回はサイバー安全保障の論文を2本提案していた。また来年頑張ります。

8月には別の学会で京都に行く可能性があるので、それまでにコロナの状況が向上することを期待している。

昨日のセントルイス3

緑がかってきた近所の花。
20210413_145221

今回のイラン核施設への攻撃

今回のイラン核施設への攻撃に関する記事は多いが、最も有益なのはこの記事。



今回の攻撃までの背景と攻撃のタイミング、そして電気系統を標的にする点などが書かれている。アメリカは関与否定しているのに対しイスラエルは否定せず。モサドの単独行為か? 今後徐々に明らかにされるだろう。

英語の発音@イギリス

イギリスを放浪していた18の頃、ヨークに電車で向かっていたら、隣に座ったおばあちゃんに英語を褒められた。BBCレベルの発音で綺麗ね、と。

この歳になって思うが、あれはどう考えても冗談だったはず。当時は自分の発音を意識していたこともあり、そしてそのおあばちゃんの顔も真面目だったため、半信半疑で信じてしまってたよw。

昨日のセントルイス2

20210409_131949

ミズーリ州のワクチン接種状況

ここミズーリ州は、今日より16歳以上の州民全員がコロナワクチンを受けることができる。私の場合は少し早く来たが、これで州の全体の大人がカバーされることになる。

もちろん、保守勢力が強い州だということもあり、ワクチンに対する温度差もあり、接種拒否する人も多い。ただ、望む人間全員を接種可能にする意味は大きい。

日本でも接種数が増加しているのは良い傾向だ。



今後は国際的競争力を高め、国内企業による国内製造に拍車をかけるべきだ。ステム分野で突出した人材を持つ日本が、特にこのような危機の状況で他国に依存するというのは避けるべきことだ。



国際関係学会にて研究発表

木曜日は予定通り国際関係学会にて研究発表した。今年はオンラインでの学会開催となった。ちなみに去年はコロナの爆発的な拡大もあり、学会自体がキャンセルとなった。

感想を端的に書くとやはりインパーソンとリモートでの学会には大きな違いがあり、私は前者を強く好む。インパーソンのほうがコミュニケーションがはかりやすく、ネットワークもより効果的に行われる。

私のパネルは本来4本の論文が発表される予定だったが、その2本がキャンセルとなった。討論者はドタキャンし、発表が終わって数時間経っても、未だに我々に連絡も来ない。1週間前に討論者に私の論文を送ったのにも関わらず、それに対する反応もなく、もちろんコメントも来ていない。

今回のズームでの開催が理由で、パネリストのドタキャンが急増したと考えられる。

それでも私のパネルは時間通り開催され、合計16名が参加した。私にも何回か質問が投げかけられ、いつもの通りできるだけ誠意を持って答えた。パネルが終わった後は参加者から質問とフォローアップが個人的にメールされ、制限された形になったが、ネットワークすることができたのは良い結果だった。

来年はインパーソンでやりたいね!
月別アーカイブ