Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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ウクライナ戦争におけるサイバー攻撃の重要性

ここ数日の間、サイバー安保の学問の世界を騒がせているのがこの論文。



まだ完読していないため詳細は書けないのだが、基本的に私の現在の見方に近い。サイバーと軍事における領域横断戦争を行うこと自体、簡単なことではない。



ただ、観察したサイバー攻撃のデータは不完全のようだ。ロシア含む様々な国家からの攻撃の統計を取っておらず、数は多いが極めて部分的なDDOSなどに焦点を置いているため、戦争の全体像は恐らく掴めてはいないだろう。

ロシアの海外諜報活動に関する記事@シュピーゲル

ここ数年に渡るロシアの海外諜報活動に関するシュピーゲルの記事。先日掲載した記事と重ねて読むと効果的だ。



ジミー・ジョンズで昼食

先週、久しぶりにジミー・ジョンズで昼食を取った。訪れたのは大学最寄り店。

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中はガラガラ。注文して1分でサンドイッチが出てきた。

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今回食べたのはベーコンとハムのミックス。味はまあまあ。

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大学からきた深夜のセキュリティ警告

昨晩午前1時に携帯に流れてきた、うちの大学の警報。

SLU ALERT:Individual carrying firearm running near oliver Hall area wearing all black stay out of area

1時というと外を歩いている人がまだいるはず。wearing all black って偶然かも知れないが、意図的だったらそこまでやるのか。この狂った状況はいつまで続くのか。

米陸軍に新設される「オフェンシブ・サイバー」のユニット

ここまで露骨に「オフェンシブ・サイバー」と書くのも珍しい。とはいえ、時代も変わってきた。


日本の場合、防衛省はこれはできないだろう。中国の軍事台頭があろうが、ウクライナ戦争があろうが、領域横断戦争があろうが、なにせ「戦略」や「作戦」やらの言葉尻を捕らえたような批判に未だに耐え続けているのだから。

防衛省は、表現の問題に関してはもっと堂々とやってもいいのではないかと思う。しっかりやれば、そのうち日本社会も徐々に慣れてくるのではないか。
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