Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

アイスホッケー試合観戦

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フィリー出発の前日の水曜は、昼からコロンビア時代の先輩のジェーンと5年ぶりに再会。改装後初めて訪れた Sichuan Pavilion にて昼食。つい最近までエネルギー省で核弾頭、日中のエネルギー問題を担当していた彼女は元気そうだった(軍事問題でも核弾頭だけは国防総省ではなくエネルギー省にあたる)。共通の友人が多く話も盛り上がる。仕事の話も当然。お互い日本語と英語を五分五分に混ぜながらの会話は珍しい。

その日は夕食後、ジェーンと旦那さんに誘われプロ・アイスホッケーの試合を初観戦。私は野球・バスケ派なのであまり期待していなかったがこれが意外に面白い。この携帯からの写真からは伝わらないが(これはゴールの瞬間)、試合中は乱闘もあり、観客の盛り上がり方も半端でなかった。

パリとウクライナとフィラデルフィア

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パリ出張の予定が進んでいる。ホテルの予約は済んだが、フランス語の復習はほぼ諦めている。プリドクの応募の準備と進めている論文を、出発前に終わらせるために時間が必要だからだ。昨夜も4時近くまで仕事をしていた。

フランス語とはいっても所詮はロマン系の言語である。数年前だが大学時代に3年間勉強したし(成績は全てA)、ル・モンドなどの新聞は読めるし(長い目)、18歳の高校卒業直前にバイトで稼いだお金を使ってパリのユースホステルに泊まって一週間サバイバルもした。

一方でセルビアは首都ベオグラードでもロシア語を駆使し生き延びたし、ポーランドはワルシャワのウクライナ大使館でもウクライナへの入国ビザを賄賂を使って入手もした。そこから夜行バスでウクライナのリボブという街に真夜中に着いてバス停で放り出されても、地図なしで地元の人に道を聞きながら無事目的地に着いたのである。国境なき政治学者である。人間コンパスである。歩く多言語電子辞書なのである。どこへ行ってもいつも通り余裕なのである(爆笑)。

ちなみに、セルゲイ・ブブカとチェルノブイリ、そして最近のオレンジ革命で有名なウクライナという国は、最高にシブい、ファンキーな国である。普通に地元の人と乗り合いタクシーに10円くらい払って乗るのだが、それが車内にガソリンの臭いが充満しているのである。60年代のソ連製のワゴンなのである。一方で、ちゃんと切符を買って路面電車に乗っても(この写真でも見える)、車掌がアジア人の私に声をかけて切符のチェックをしつつ賄賂を強請ってくるのである。そしてその車掌は実は車掌のフリをした無職のヤンキーのあんちゃんだったりするのである。何度も沸かした水を使って紅茶を飲んでも、30分後には必ずお腹を壊すのである。ウクライナには結局は二度の入国で合計約一ヶ月滞在しただけだが、若いうちにあんな経験したら少なくともヨーロッパ内での生活はどんなんでも耐えられるだろう。

それにね、その乗り合いタクシーに乗ったり、それを運転していたり、路面電車で車掌のフリをする人達って、一見典型的なロシア人のようにストレスの溜まってブスってしているようにみえるけれど、少しでも話をしてみれば、そしてウォッカでも差し出してみれば(街中で売ってる)、意外と心の優しい、そこら辺どこにでもいる人間味のある暖かい人たちってことが多いんだ。

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明日から4日間はフィリーに戻る。大学でインフルエンザの予防接種受けてバスケして後輩2人の学部に関する相談に乗ってきます。

写真:ウクライナのリボブ。いい写真だ。
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皆様からのメッセージ

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日曜夜はプリドクの準備で4時間しか寝る時間がなく、重い体を引きずって仕事場に向かうも、途中でテロの学会の予定が入っていたのを思い出した。期待を膨らませ会場のレーガン・センターに寄る。パネリストの一人である国防総省の対テロ活動の責任者(陸軍の准将レベル)のスピーチに期待していたが、話の内容は「対テロ戦争は最終的にはイデオロギーの戦いだ」と最近よく聞く思考停止同様の主張をしていたので私は早めに退場。ペンタゴンのトップレベルでこれかいな。仕事場に着くと眠い目をこすりながら論文を進めた。昼は仕事場の同僚と一緒にブルッキングスで(自分の手作りの)弁当を食べ、再び仕事開始。

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最近このブログを読んでいる一般の方々から個人的にメールでメッセージを頂くことが多くなりました。私の博士課程の奮闘の様子に関するご感想から人間性に関するコメントまで様々なご意見、そして励ましのメッセージを頂いております。心から歓迎致します。私の仕事場に日本人はいませんし、ここワシントンでは日本人と話す機会も皆無で、このブログ以外日本語を使う機会が限られているのでとても嬉しいのです。最低限の社会的なマナーが守られているメッセージには必ずお返事します。

博士課程というビジネスと環境

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博士課程という社会環境に5年いると、アメリカの政治学問がどう動き、将来それに貢献する人々の生活がどういうものなのかよく分かる。

同僚はみな苦労している。年が経つにつれ先輩が少しずつ脱落してゆく。何も言わずに学部を去る後輩もいる。学問を極める過程で生じるあらゆるプレッシャーに押され、健康を害する者、社会環境になじめず学部を去る者、能力が足りず諦める者、別の仕事に就く者、博士論文が終わらず諦める者など様々である。時間の経過と共に自己の環境と夢を再考し、政治学の博士号の重要性をおもりにかけ、多くの人間がキャリアを調節する。それはどの大学でも同じである。結局のところ博士課程の授与率は入学者の半数なのである。

一昨日のソフトボールの帰り道、ウェンディと話しながら、博士論文の苦労、就職の悩み、学部内の人間関係など少し相談に乗った。私と同様、彼女も苦労している。つい先週大きな決心をしたらしく、学問の世界から少し距離を置き、自分を見つめ直し、別の仕事に就いてみたとの事である。彼女の話を聞いた後、私はそれを正しい判断だったと伝えた。彼女にとっては今それが一番良いのであろう。一方で私はというと、一刻も早く大学教授になって自分の研究を進めたいし、そして何より生徒の面倒を見たいので、今の方向を維持するつもりだ。

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最近、別のプリドクの応募の準備をしているのだが、今回のは研究内容に「宗教的もしくは道徳的な含蓄を含むもの」とある。笑わせてくれるのう…。私の研究内容は戦争において弱者がどう強者を倒すかである。宗教はともかく、どうやったらそこに道徳が見つかるっていうねん!

ソフトボールとスポーツの役割

土曜は午後から週末恒例のソフトボール。気温25度の快晴でスポーツ日和である。今回は学部の同僚で、現在ワシントンで博士論文を執筆中のウェンディを誘い、一緒に参加。ウェンディは私と同い年で仲もよく学年違いの兄弟のようなものである。今月から米議会の研究機関にて勤務している。お互いの近況を話しながら野球場へ向かって歩く。

私は小中と6年間野球をやっていて良かったと思う。そうさせてくれた両親に感謝している。お陰で今のチームではベストの内野手だし(サードとショート)、ソフトボールだからこそなのだが毎試合必ずホームランを打つスラガーでもある(しかもライト側へ流し打ち)。

ゲームはいつも通り楽しかった。試合には勝てなかったが友人も増えたし、チームの一員としてしっかりとした社会関係を作っている。私の人生は博士課程だけではないと実感して楽しめる。スポーツは人間の社会環境を滑らかにする役割がある。私が博士課程一年生のときに学部の連中とバスケを毎週して友人が凄い勢いでできた。なにせ教授陣も毎週金曜ジムにいって学生と一緒にバスケをするのである。多いときでは20人ほど学部から来ていた週もあった。

フィラデルフィアでの2日

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昨夜、フィリーから無事帰還。

2日間に及ぶ良い出張だった。フィリーに着くやそのまま学部に向かい、正午からの会議に出席。学部長のエイブリーと大学院生部長のアイアンから、今作業中のプリドクの書類に関するアドバイスなど重要な情報を入手。

会議が終わるとすぐに着替えて久しぶりにペンのジムでバスケ。2時。半年振りにいつものメンバーと再会したが、彼らだけは時間が止まっているかのように、毎週木曜日の午後バスケしていた。半年振りでも錆付くことはなく、しっかり自分のプレーができてよかった。彼らによると私は gunner and runner (シュートを打ちとにかく走るプレーヤー)であるそうだ。

その後、学部に戻り同僚と再会。もう私はベテランの域に入るため、同僚とはいっても後輩が多い。今回会ったのは同期のステファンとサラ、先輩のジューとジェニファー、後輩のダレイ、ライアン、エリック、クロエ、アリソンなど。

4時半からは、元ホワイトハウスの国家安全保障会議でアジア部長で、現在はジョージタウン大学で教鞭を取っているビクトー・チャ教授の講義に参加。会場に入る前に彼とばったり会い、早速自己紹介。彼とは共通の知り合いが多く、博士論文のことなど聞かれた。

彼の講義はブッシュ政権における東アジア政策。内容はというとブッシュ政権がいかにアジア地域の政治的安定に努めたかというもの。興味はあったが、結局はブッシュの時期にアジアは安定したとの政権のための宣伝で、がっかり。ブッシュの時に東アジアが安定したのはネオコンが中東のほうに向いていたからではないか(冗)! 日本のことも言及していたので、質疑応答の時質問した。

I have a question about the US-Japan security alliance. Is an emerging two party system in Japan a good thing for the alliance?

日米安保同盟に関して質問があります。最近日本に出てきた二大政党システム(民主党の躍進のこと)は同盟関係にとって良いことですか?)

と、簡単に聞こえるが実は非常に難しい(特に彼の立場にある者にとっては)質問をした。答えるのに戸惑っていたが頑張っていた。私だったら上手く対応できなかっただろう。

は指導教授のご自宅に泊まらせて頂いた。フィリーに来る場合はいつでもご自宅に滞在できるよう、今回家の鍵と車のスペアキーを頂いた。ここまで私を可愛がって信頼して下さって嬉しい。こんなに暖かい扱い、私が教授になる際には次の代に伝えたい。

来週は木曜からフィリーに戻りしばらく滞在し、月曜にパリに出発します。

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前回のエントリーについて、数名の方々からメッセージを頂いた。このブログを読む人の数は一日平均100人近くだが、その中でも気にかけて下さってありがとうございます。全ての方にお返事させて頂きました。

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最後に、最近はここでやや悲観的なエントリーが多いと感じる方がいるかもしれない。基本的にこのブログの主旨は、私のように努力を重ね世界の政治学の教育界で活躍したいと望む日本人の方々を励まし、勇気付けることである。私のように特に恵まれているわけでもない、普通の日本人でもここまでできることを証明したい。そして同時に、その目的が達成できないと感じるときは、このブログを閉鎖する準備はできている。こんな自己満足のくだらないブログなど目的を失えば過去を思い出す以外の意味はない。

写真:我がペンシルベニア大学の中央通りこと Locust Walk。授業の合間に歩く生徒達。

音楽
Robert Miles One and One
http://www.youtube.com/watch?v=oSPLGzQz97M&mode=related&search=

Robert Miles - Fable (Radio Edit)
http://www.youtube.com/watch?v=33tD3gGstT8&mode=related&search=

「二番手」の人生観

2週間ぶりのフィリーから。

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私の人生は、いつも「二番手」の人生である。

これは前の彼女のご両親にのみ話したことがある。もうこのブログを読んではないだろうが、お二人は私が世界中で尊敬する非常に数の少ない方々である。彼らが私を大切に扱ってくださった分、私は今も彼らを大切に思っている。

「二番手」の人生観とは、私は今まで一番になったことはないことから発する。クラスでも、社会でも、恋愛でも、いつも自分の前には、そして上には誰かが一人いて、私はあたかも対抗馬のように苦労し、努力し、そして時には大きな失敗をしているのである。英語で言えば underdog、ドラえもんの漫画に例えると毎回毎回ジャイアンに叩きのめされ、しずかちゃんにふられ続ける「のび太」のようなものである。

私の経歴とこのブログはよく誤解を招く。私にはもう追うべき夢のない先駆者のような人間だと勘違いされる。逆なのである。私はいつも下から上を見続けてきた人間なのである。

学問でも、人間関係でも、自分の前には必ず誰か、自分よりも魅力のある、強い、恵まれた大きなライバルがいる。それが誰だかわからない場合もある。そして残念ながらそれが毎日の私をドライブするスピリットなのである。

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私の博士論文は、ここからインスピレーションを得ている。プライベートとプロフェッショナルは分けているが、自分の置かれた二番手としての立場からどうその逆境を乗り越え、自分の夢をかなえようとするこの過程に強く共鳴する。

世界において弱者が苦境を乗り越える事ほど、これほど不可能でありえなく、刺激的なトピックがあるだろうか。そして、これほど面白い人生にめぐり合えるだろうか。

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今日、フィリー行きのバスの中で、そう考えていた。涙が止まらなかった。

トルコ軍のイラク侵攻

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最近ここワシントンでの安保系の議論は、トルコ軍のイラク侵攻の可能性に言及している。

要は、イラク北部のクルド人地域の政治運動の安定化(鎮圧)のために軍隊を送り込もうとしていること。少数民族であるクルド人の居住地はイラクに留まらず、アルメニア、イラン、アゼルバイジャン、シリア等に存在し、特にトルコには一千万人以上が住み込み国内政治の不安定要素の一つになっている。クルド人の独立運動の歴史は長く、私が3月にベルギーを訪れた際も、首都ブリュッセルにて独立運動を展開していた(ブリュッセル白昼のバイオレンス)。

もちろん、トルコ軍のイラクへの侵攻は、現在イラクにて展開している米軍の作戦に否定的な影響を与える。ここでの関連事項は、現在米下院で議論されているある法案。これは1915年のトルコ国内(オットーマン帝国時代)で行われたとされるアルメニア人虐殺事件で、この法案が可決されれば虐殺問題に対する国際非難が再燃することが必至なため、今トルコはワシントンでロビイストを大量にハイヤーし、この法案を消そうと必死になっている。私は現時点でこの二つの事例に直線を引くことを躊躇うが、可能性は否定できない。米議会を牛耳るイラク戦争反対派の民主党員にとってはこの法案は有効な手段に違いない。虐殺の法案を通せばトルコはイラク侵攻米軍の撤退の時期が早まる→来年の大統領選挙を狙う民主党候補にとっては追い風。

クラウゼウィッツの言うとおり、戦争とはやはり政治問題の延長戦である。

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ここで新しいブログに移ってから書いた国際関係系のエントリー集。

1.東アジア共同主義―発展過程における紛争とその対処―

2.コロンビア大での興味深いイラン議論

3.勇気と学問、日米安保絶対論

4.戦争を起こ「さない」イスラエルの先制攻撃

戦争を起こ「さない」イスラエルの先制攻撃

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今回はいつもと違って真面目に国際情勢を。

事後1ヶ月以上経過しているのに、未だに大きなニュースとして扱われていない事件の一つに先日のイスラエルによるシリアへの先制攻撃がある。確かに世の中はイラク戦争に讀賣巨人軍の優勝、サルコジ大統領の離婚騒動にゴア前副大統領のノーベル平和賞受賞など、様々なニュースが飛び交っているが、本来ならば特筆されるべき重要な事件がマルチメディアに姿を現していない。

何が起きたかというと、去る9月6日の深夜、イスラエル空軍のF15戦闘機(写真)がシリアに侵入、北部の軍事基地を攻撃し無事帰還したこと。この軍事基地はその3日前に北朝鮮から核物資が届いたと情報網では信じられていて、ここ数年噂になっているシリアの核開発問題を助長する役割を果たしていた。パレスチナ、イラン、そしてレバノンからの攻撃を恐れるイスラエルにとってはシリアの核兵器は国家としての生存ノ関わる政治的・軍事的脅威であり、問題が悪化する前に先制攻撃という手段を用いてそれを一時的に排除する決定をした。

ここで興味深い点がいくつかある。

.アメリカにとってイスラエルは重要な中東の同盟国だが、ブッシュ政権はこの事件に関してコメントを出していない。イスラエルの先制攻撃を支持するべきか非難するべきか反応に困っている。

先制攻撃が黙認されれば、今後の国際政治にある程度の影響を与える。先制攻撃という手段は一般的に非難されている政策だが、これが今後政治の中で受け入れられる可能性が高まる。オシラク(1981年のイラク核施設へのイスラエルの爆撃)など過去の例はいくつかあるが、今回の事件もそのリストに加わる。Strike first, and you can get away with it!

.では過去に何度も噂になっている、アメリカによる北朝鮮の核施設への先制攻撃(いわゆる surgical strike)に現実性が高まるかもしれない。

.一番興味深いのは、先制攻撃があったにも関わらずそれ以上の軍事的発展が欠陥していることである。戦争にまだ踏み入ってないのである。

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私は軍事問題を研究する人間として、戦争の原因は広く深く勉強したつもりである。国際関係学、政治学の文献を見ると戦争は一般的に複数の問題から発生する(例:経済封鎖、文明の衝突、安全保障のジレンマ、政策の誤解など)。これらの要因の中では先制攻撃はほぼ確実に戦争を起こす力がある。にも関わらず結果は今のところ逆である。シリアにとってみれば、売られた喧嘩を買わないのである。なぜか。

考えられる理由はいくつかある。

勝敗の計算。当然、イスラエル相手ではシリアのみでは苦戦する。テルアビブには核兵器も温存されている。負ける戦をなぜ起こすのか。

.イスラエルからの先制攻撃を国際的に認めることは、シリアにとって北朝鮮との核関係を露呈することになる。攻撃の被害は、世界の非核運動を逆なですることにより発生する外交的コストと比べて少ないのかもしれない。

.反イスラエル体制でシリアに同情する中東の国家は多いだろうが、イスラエルにはアメリカも付いている。中東で戦争を起こすのなら次の行動が読みづらいブッシュ政権時に狙うのでなく、ヒラリーの時だろう。

答えはまだ出ない。情報は少ないが見守っていよう。そしてこの平安が続きますように。

写真:F15ストライク・イーグル(http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-15-pics.htm

PS.この音楽聴くと落ち着く。
Enya - Caribbean Blue

今月の予定・ワシントンのソフトボールの秋

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今朝は病み上がりの体を引きずって職場へ。仮にプリドクの応募の締め切りに間に合わなくても(間に合いました)、博士論文が進んでいなくても、鼻水が垂れていても、ソフトボールの試合だけは逃せない。もうすっかりチームに溶け込んだ。参加して早一ヶ月、顔も名前も守備位置も(サードかショート)覚えられ毎週末楽しい。今日は高橋由もビックリの先頭打者ホームランを打った。最終的な打率は5割を超す。ソフトボールだから当然。

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先週に続いて来週も半ばにフィリーに戻る事になった。重要な会議に参加予定。一泊してきます。その次の週は、24日辺りから約5日間フィリーに滞在予定。うちの大学の教授がしばらく留守にするというので、その人の家に泊まりつつ飼っている犬の面倒をみる事になった。車を貸して頂けるのでフィリーで久しぶりにドライブができる。そして10月の最終週から一週間、パリに遊びに行ってまいります。

写真:ワシントンの地下鉄にて
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