Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。

(今日は柔らかめに)最近思うこと

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私も読者の皆様と同じように、毎日色々なことを考えて生活している。ただ基本的にはここに書けないことの方が多い。それでも書ける事の中からいくつか挙げると、

.新聞読んでるけれど、パキスタンって意外に司法が強いね(ムシャラフ大統領苦戦中)。

.今日はソフトボールのあとはプリドク(博士号を取得する前のフェローシップ)の応募の準備をした。疲れた。最初の応募の締め切りはなんと来週の金曜の12日! 今年度始まったばかりなのに、早いな。

.ただいま自分の英語のウェブサイト構築中。そのうち学部のサイトから入れるようにするよ。

.早くフランス語の勉強再開しないと今月行くパリで大変なことになると思う。

.このブログって、真面目なことを書くとその日のアクセス数が減るのに、くだらんタイトルでくだらんこと書くとアクセス数が上がる。先日書いた「大切な後輩たち」は普段真面目に思っていることを正直に書いたのにほとんど読んでもらえず、「通知表一通10ドル」や昨日の「なんてこった…」はみんな好きだったようだね。このブログは一応フランス語で「国境なき政治学者」って真面目な主旨のものなんだけれど。

.グーグルのような検索サイトを使ってこのブログに入ってくる方がいるんだけれど、昔、「のり アホ ペン」でこのブログを見つけた人がいた。やめてくれよ。

.毎日自炊してる。仕事場には自分で弁当を作って持って行っている。結構上手く作れるのだが、レパートリーが少ないのが悲しい。カレー、照り焼きチキン、うどん、野菜炒め、パスタ…。

.最近、日本の方から感謝状と呼ぼうか、手書きの手紙を頂いた。嬉しいぜ。「**さんのように既成概念にとらわれず、フランクでしかもビッグな人になれるようにこれから励みます…」。悪いことは言わん、ならん方がええよ。苦労するぜあかんべー

なんてこった…

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私が応援しているフィリーズが昨日2連敗したと思ったら、今夜はヤンキースがサヨナラで2連敗。松井カズの満塁打は嬉しかったけれど、メインのチームがこれじゃ凹むわ…。

気を取り直て、明日もブルッキングス特製の(汚ねーなー)ユニフォームを着てソフトボールに励もう。スポーツの秋だ。気温も25度近くまで上がると思う。明日は俺がバットやグローブなどの荷物運びの番。プレイボールは1時半。

ちなみにこのシャツ、4年前にブルッキングスのチームで着ていたもの。ずっとそのまま大切に取ってある。この番号のは世界に一枚しかないはず(ミーハー丸出し)。そしてこの番号でサード守ったら、誰になるか、分かる?

答え

大切な後輩たち

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昨日水曜は5時半起きでフィリーへ向かう。11時過ぎ、懐かしのペンに到着。早速郵便物をチェックし、学部のラウンジに行くと私の後輩たちと再会。みんな笑顔で「最近のり調子どう?」と聞いてくる。今度バスケをしようと約束した。正午に後輩のダレイと数ヶ月ぶりの再会。元気そうだ。

ダレイからは彼の博士論文の内容の相談を受けた。非常に面白いトピックで、東アジアにおいて民主化が国家の外交政策にどう影響を与えるか、というのに興味があるようだ。まだトピックが広いので、それを絞るのに今後少し時間がかかるだろうが、それを助ける意味でも、いくつか博論の進め方をアドバイスし、今後使えそうな質問をいくつかしておいた。喜んでいたので嬉しかった。

思えば私も2年前、博士課程の総合試験(コンプス)に一時失敗し、当時の彼女にこれ以上となく助けられながら、追試の準備をしながらでも少しずつだが博士論文を進めていた。程度の違いはあろうが、苦労するのは一緒である。少しでも助けになりたい。

私ももう学部の中では5年生でベテランである。ダレイやライアンを含む私の後輩は、私にとって貴重な存在である。私には中学の野球部の時以来、博士課程に入るまで後輩はいなかった。高校は少林寺拳法部をすぐに退部したし、大学はアメリカであったが特に学年を超えての活動はなかった。

学部外での話になるが、日本からメールなどを通して進路の相談を受ける事が多くなった。東京で過ごしたこの夏も、私に興味を持った人と数人会った。見知らぬ人が私を見つけ、私の仕事に興味を持ち、ュ治学の研究をしたいと連絡を下さる事が増えた。嬉しいことである。私がアメリカ留学を夢見ていたとき、ワシントンのシンクタンクでの勤務を夢見ていたとき、大学教授を目指し始めたとき、私の望む進路を妨げようとする人間は多かった。4年前のワシントンでは、私を可愛がって下さった先輩の日本人学者が3人いた。後輩は財産である。

安全保障をここまでハードコアに世界レベルで学んでいる先輩の日本人を私は一人も知らない。私には前を仰いで助けを求められる先輩はいない。ただ後ろにはいるし、これからももっと増えよう。政治学の専門家を目指す者にも辛い時はあろう。そんな努力を続ける彼らには、私が苦労して学んだことを少しでも避けて通れるよう、できるだけ助けながら進ませてやりたい。

私は先輩に気に入られて過ごす人生よりも、後輩に尊敬されて生きる方がいい。先輩にいじめられて過ごす毎日よりも、後輩に愛想をつかれて避けられる毎日のほうが辛い。私が今まで毎日毎日の努力で重ねて作り上げた人生を、少しでも彼らの糧にしてもらえればありがたい。

努力を続ける後輩には、できる限りのサポートをしている。進路の相談にものり、推薦状も(誇張して)書き、まだ何も知らないため私の研究を徹底的に批判しようとしてくる可愛い博士課程の新入生にも、笑顔で応対している。そのうち彼らもこの笑顔の意味が分かるだろう。そんな苦しい時も、私は彼らの見方である。

後輩は私の数少ない宝の一つである。逆もそうであって欲しいと思う。

通知表一通10ドル

今、プリドク(博士号を取得する前のフェローシップ)の応募の準備をしているのだが、受験に必要な書類のうち大学院時代の通知表がある。コロンビアは何枚オーダーしても送料込みで無料なのに、我が大学は一通10ドルもする。更に送料15ドル追加っておもろすぎるわ!

フィリーへの日帰り・アドバイス

明日水曜はフィリーに日帰りで行ってきます。目的は後輩のダレイの博士論文の相談に乗ることと、学部に届いている自分の郵便物を取りに行くこと。ワシントンとフィリー両方の中華街を結ぶバスで片道3時間、往復28ドル。往路のバスは午前8時発なので、明日は気合いで朝5時起き。帰宅時間は恐らく10時ごろ。

昨日書いた日露戦争の情報募集のエントリーに、現在は大学助手をしいる高校時代からの友人から助けの返事があった。早速ライアンに伝えておいた。どうもありがとう。

日露戦争の英語文献の情報募集

我が学部後輩のライアンから連絡があり、博士論文のプロジェクトで1904年の日露戦争を実例として研究するかもしれないとの事。そこで日露戦争の英語での良い文献をたずねられた。正直有名な文献を知らないので、現在調査中。このブログを読んでいる方で良い文献をご存知の方はぜひともメールでご連絡下さい(yaponorry@hotmail.com)。お願いします。

今日の音楽
Bryan Adams Summer Of 69 live
http://www.youtube.com/watch?v=2dBnCF8yf4I

New Kids On The Block - Step by step
http://www.youtube.com/watch?v=GQ5eZSa7URA&mode=related&search=

New Kids On the Block - Tonight
http://www.youtube.com/watch?v=OdKgfYl3RAg

Ice Ice Baby
http://www.youtube.com/watch?v=Vp-is6S_b_g

サンフランシスコの学会とそのプログラム

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来年3月にサンフランシスコで開かれる国際関係学会から、論文発表の合格の知らせが今日正式に届いた。

一緒に届いたオンラインの学会プログラムによると、私のパネルは以下の通り。

SB30 Saturday 10:30 AM - 12:15 PM
Winning Hearts and Minds?: Political-Military Tradeoffs in Counterinsurgency Strategy

Chair
Goucher College
Ariel I. Roth

Counter-Terrorism as Weak State Management? Comparing Waziristan and Post-Saddam Iraq
Jason E. Strakes
Claremont Graduate University

Enablers, Disablers and Drivers: Understanding Incentives and Disincentives to Use Force in the Mission des Nations Unies en République Démocratique du Congo (MONUC)
C. Elisabeth St. Jean
Norman Paterson School of International Affairs

Hard Hearts and Open Minds: Identity, Governance, and Counterinsurgency Strategy
Michael Fitzsimmons
University of Maryland

Winning Hearts and Minds to Lose the War: Lessons from Counterinsurgency in Malaya
Nori Katagiri
University of Pennsylvania


Discussant
Robert W. Rauchhaus
University of California, Santa Barbara

確か数ヶ月前のエントリーに書いたと思うが、同じパネリストのジェイソンとマイクは私の友人でもある。ジェイソンとは去年夏のスワモス夏季軍事講座で3週間一緒にコーネル大で過ごした仲だし、マイクはコロンビア時代からの友人で、先日のエントリーでも書いたように先月からイラクで爆弾の研究に勤しんでいる。今回私が発表を予定している論文は現行の博士論文ではなく、別に進めているもので優先順位は高くないが、3月までにはしっかりしたのを書き上げたい。

行ったるでSF!

IED(簡易爆発物)の特別レポート

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ここ数年イラク戦争の背景で話題になっている IED (Improvised Explosive Device の略、簡易爆発物)の特別レポートが、今日のワシントンポスト誌に載っています。簡単に書くと、IED とはベトナム戦争時に多用されたブービー・トラップの現代版の様なものである。興味のある方はこちらから。

先日書いた友人のマイクは、国防総省下のシンクタンクの仕事と彼自身の博士論文でIEDを研究するためにイラクに飛び立った。アメリカの政治学でもありえないトピックの博論である(ただし非常に重要)。

写真:http://www.defense-update.com/images_new/ied_sim.jpg

珍しく

金曜夜は数年来の良き友人と再会を果たし、久しぶりのキャッチアップ。リラックスして話せる珍しい相手だけに夕食も美味しく、これからもっと楽しくなるだろう。場所は初めて訪れたアレクサンドリア市の中心部オールドタウン。

遅めのコーヒーが効いたのか、眠れぬ夜を過ごす。時間潰しに博士論文に目をやると一番重要なセオリーの部分の進歩に気がつく。もうあと数週間で安保系のジャーナルに投稿できる出来である。来週はいよいよ事例の一章を自分の博論委員会に提出する。過去に数回ドラフトを見せてコメントを頂いているので相手の考え方は分かるため上手くいくだろう。

お気に入りのエンヤ:
http://www.youtube.com/watch?v=0dI_HyRnN8c
http://www.youtube.com/watch?v=Ae68NB-mOe4

久しぶりの推薦状

昨日は過去の自分の生徒と久しぶりに会い、昼食を取った。場所はワシントン中心部のマレーシア・レストラン Malaysia Kopitiam

この生徒は現在様々な奨学金に応募をしていて来年からイギリスの大学院で国際関係の修士課程に入りたいという。私がペンで受け持った生徒の中でもトップレベルの生徒で、珍しく努力家で、成績も抜群、学部生が応募可能な奨学金をほぼ総なめして卒業し、現在はワシントンにある米海軍の諜報機関で働くTS(トップ・シークレット)のクリアランス保持者である(つまり私の米政府内のエージェントあかんべー)。

昼食を前に約束していた、その生徒の奨学金応募に必要な推薦状を渡した。私もTAとして教壇を降りて一年以上経ち、元生徒からの連絡や推薦状のリクエストは特別に嬉しい物である。そして私はどの生徒にも、できるだけその生徒の要望に答え、その生徒の夢に一歩でも近づけるようアドバイスをしながら、少し誇張して推薦状を書き上げる。今回もそうし、この生徒の成功を祈っている。狙うはフルブライトでオックスフォードである。

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