Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。政治学部准教授、国際関係学科主任、そしてアジア学科主任。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。

3ヵ月半ぶりに大学に行ってみた

昨日は久しぶりに当校した。

大学に最後にいたのは3月4日。その日までには既にコロナもアメリカに広がってきていたため、我々も危機に直面しているとの雰囲気は察していた。2日前の授業では、生徒にもその旨を伝えていた。

大学はその後春休みに入り、コロナでロックダウン。生徒とのコミュニケーションはオンラインだけになってしまった。教えていたゼミの生徒は顔を二度と見ることなく卒業してしまった。

昨日、自分のオフィスに入ってみると、なんも変わらず。研究や授業で使う書類を印刷し、図書館に寄り必要な文献を渡してもらい、買い物3件こなして帰宅した。

昼食にと企んでいた、から揚げの旨い中華料理屋はコロナの影響で閉店中だった。

文春オンライン「「黒人よりもアジア人が差別されている」の誤解 日本人に教えたい米国の「制度的人種差別」」は良かった

文春オンライン「「黒人よりもアジア人が差別されている」の誤解 日本人に教えたい米国の「制度的人種差別」」はとても分かりやすい記事だった。ぜひどうぞ。


スノーデンを香港で助けた人たちの今

このブログでも何度か扱っているスノーデンの事件だが、香港滞在中の彼を助けた人物が何人かいる。今回読んだ記事では、それらはスリランカとフィリピン出身の人物で、現在は香港に滞在中か、カナダに移民として移住している者もいる。



記事によると、生活は厳しいようだ。私の推測だが、恐らくスノーデンと会う前の香港滞在中でも厳しい状態に置かれていたのではないかと感じる。スノーデンに関する映画を数本観たが、彼らが住んでいたとされ、スノーデンを匿ったとされる住居はとても狭く薄暗かったと記憶している。

しかしこの記事には、なぜ彼らがスノーデンを助けるよう選ばれたのか、などには言及されていない。

最近の成果2

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分断続くアメリカのイメージ

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アメリカの社会科学研究の最近の傾向に関する記事

中々考えさせるよい論文。

著者が主張するのは、最近の社会科学は「アカデミックな技術者」と「正義の戦士」の形成に力を入れすぎだという点である。

著者は、大学院生もその真ん中ではなく、どちらかのほうに傾いているということを危惧している。

どちらかの視点もメリットとデメリットがあるため簡単にはスタンスを取れないが、バランスの必要性は我々も自覚すべきだと感じる。



また、読者からのコメントを読んでも色々学べる。

3ヵ月半

最後に大学にいた日から今日で3ヵ月半が経過した。

来週は流石に荷物や郵便物を取りに行く。私のオフィスのあるビルなど、コロナ対策でサニタイザーを至る所におくなど、多少の変化があるかもしれない。

今の時点では基本的に、大学構内ではマスク着用と、他の人から2メートルの距離を置くことが義務付けられている。

一方で、予め大学当局の許可を取る必要はなくなった。

日本のネットワークが新たなサイバー攻撃の標的にとの報道

コロナ関連の混乱に乗じて、日本を含む6カ国がコロナ関連のメッセージによるサイバー攻撃の標的になっていると報道されている。



このサイトによると、JPCERT には18日に連絡をした模様。

皆様、サイバー攻撃には普段から警戒が必要ですが、この混乱時は特に注意をお願いします。

もしも習近平にトランプが再選の援助を頼んでいたのであれば…

ボルトンの暴露本には幾つかの問題点があり、出版の可能性も流動的だ。ただ、現時点で一つ考えられることがある。



それは、もし習近平にトランプが再選の援助を頼むことができるのであれば、他の国々、特に親米国家にも同様のリクエストはしていたであろうということである。トランプ再選に関してアメリカがレベラッジ(leverage)を持つ国々は例えば、日本、インド、韓国、イスラエル、ウクライナ、フィリピン、ナイジェリアが挙げられる。

日本のメディアで反トランプの報道が比較的少ないのはそれに起因しているか邪推してしまう。日本国内のメディア統制の問題にもつながってくる。

スペインの闘牛文化は消滅するか?

スペイン文化の象徴の一つである闘牛が窮地に立たされている。



この記事によると、今回のコロナが原因でスペインでの闘牛に関する議論が再活発化し、反対意見が前にも増して強まっているとのことである。

数年前訪れたマドリッドの闘牛場はこんな感じだった。一般的には闘牛士など一部ロマンチックに描かれているが、実際に楽しめる部分があるとすればそれは前半の部分だけである。後半の部分は悲惨で、無垢の牛は血を流し、止めを刺されるときなどは、現地民でさえもその瞬間を見ないようにしていた。
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上の記事によると、年間約1万頭の牛がスペイン国内の闘牛で殺されているとのことである。闘牛のファンは年々減少しており、予算も低下しているという。


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