Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

米外交政策の教科書

9780393919431_300秋学期のアメリカ外交政策のゼミで使う教科書が決まった。幾つもの業者から何冊も取り寄せて時間をかけてきめたのが、ジェントルソンの American Foreign Policy

決めた理由はいくつかある。著者はアメリカ国内政治の専門家であるぶん、外交政策の国内基盤の話が富んでいる。私の得意分野でない所が補える。安保、経済、その他の国際問題も幅広く網羅されており授業が構成しやすい。また、短いながらも他の専門家の著名な論文も添付されており、宿題としてもだしやすい。

先日には気合いの入った生徒から夏休みの宿題を示唆してくれと頼まれた。この意気が学期末まで続くよう祈っている。

「エア・パワー研究」での出版に向けて

客員研究員を務めさせて頂いている航空自衛隊の幹部学校からの依頼で、「エア・パワー研究」で出版するための論文を書いている。創刊号で寄稿させて頂いた名誉に続く良い機会である。

「「エア・パワー研究」は目黒基地の航空研究センターの刊行物で、主にセンター員の研究成果を掲載するものである。

今回の論文の内容はまだここには書けないが、トピックはサイバー攻撃に対する日本の防衛に関するもので、出版などの詳細が決まったら徐々に紹介したい。

特にアメリカなどでの文献を探り、日本のサイバー防衛がどのように研究されているのか、トランプ政権下のアメリカのサイバー防衛やサイバー攻撃の政策や戦略などはどのようなものなのか、などの点について書いている。

サイバー安全保障の文献

Adam Segal の The Hacked World Order を読んでいる。来学期のアメリカ外交政策の授業で使おうと考えているからである。

数年前の空軍戦争大学でもそうだったが、アメリカの大学ではサイバー安全保障やサイバー戦争に関する政治学の教育がいまひとつ遅れており、私の周りでもそうである。それを打破するためにも、普段から必要な文献を読んで準備をしている。卒業してゆく大学生もサイバー安全保障のことは知らなくてはならない。

まだ途中だが、この本は Richard Clarke and Robert Knake の Cyber War に似ている部分がある。後者はサイバー戦争の部分を強調したメッセージ力の強い一冊である。他にもスノーデンのことなどに関しては Glenn Greenwald の No Place to HideSnowden File からも多くを学ぶことができる。

Singer and Friedman の Cybersecurity and Cyberwar も良いが、あまり上手く構成されていないため大切な部分が上手く強調されておらず、入門書としてはいまひとつ使いにくい。

来月の治安フォーラムでは

毎月連載させて頂いている治安フォーラムのための原稿が完成し、編集長に送付した。

今回は5月15日に国防総省が発表した「中国の軍事力に関する年次報告書」が日本の安全保障をどう分析しているのか、そしてそこで語られていない、中国の軍事力に関わる大切な案件についても分析した。特に人口知能や機械学習の分野でのシンポが今後の米中の軍事バランスを形成するのか、という問題についても考察した。

出版されたらここで連絡するので、興味のある方はぜひご覧ください。

週末は Queeny 公園で

週末を利用して家族で Queeny 公園を訪れた。途中で寄ったバーガーキングで大きなサンドイッチのセットを購入。週末の昼ごろでも店内はガラガラだったのは、教会の時間と重なったからか、アメリカ人のヘルシー志向が向上している証拠なのか。後者は実際に起きている変化だが、この場合の正解は恐らく前者だろう。

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公園内を少し散歩してベンチに座ってサンドイッチを平らげた。

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ベンチの近くでは地元の教会がBBQの昼食会を行っていた。赤ちゃんを日陰で抱っこしてゆっくりする時間があってよかった。

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育児日記4

24・7のフルタイムで育児をしていると赤ちゃんの成長に気付くのが難しい側面があるが、小さな変化を見つけることもある。笑い方、声の出し方、ものの握り方、自分の意思の出し方など、徐々にコミュニケーションが成立してきている。睡眠時間の変化から食事の量の増え方など、ゆっくりだが子供の成長を見るのは楽しい。

色んな意味で大変なときもあるが、今が特に大切な時期だとも家族で話しながらやっている。また、子供の笑顔を見るときなど、親戚のあの人に似ているね、など環境を考えながらの育児も楽しいものである。

デ・ペル公園に行ってきた

先週末は天気の良い日を選んでセントルイスのデ・ペル公園を訪れた。赤ちゃんをベビーカーに乗せて1時間ほど散歩し、公園でサンドイッチの昼食を取って買い物をして帰ってきた。

多くの人が公園の池で釣りをしていた。大きななまずを釣って持って帰る人がいた。

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公園内の遊び場。

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昼食を取っていると近くにグループが現れ、ケンタッキーを食べながら釣りの準備をしている人がいた。

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カモのグループ。みんなで日陰で休んでいた。

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アマゾンがホールフーズを買収

アマゾン、米高級スーパーを買収1兆5千億円

これは素晴らしいニュースで、今後のアマゾンの発展に期待している。ホールフーズはアラバマ時代のバーミンガムを含めて時折利用していたが、アメリカの上流階級を相手にした商売戦略には大きな制限が不必要にあると感じていた。


私がアラバマを去った後もモンゴメリーに店舗を出したようだが、今回の変化で街の活性化にも多少は役に立つだろう。


アマゾン経営開始後のライバルはアルディ、トレーダージョーズ、ウォルマートあたりになるだろうか。楽しみにしている。

大学新聞からのインタビュー

私の大学の新聞記者から連絡があり、来月上旬にインタビューを受けることになった。トピックは私が薦める本で、この夏どの本を読んでなぜそれを読者に薦めるのか、という他のメディアも行っているものである。例えばNPRの What we're reading を参考にしているという。

大学新聞には去年の夏もインタビューされた。その時の記事はここから。別の大学新聞の記事はここ

拙著「アメリカのシリア空爆が日本に意味すること」@治安フォーラム

連載させて頂いている治安フォーラムにて、拙著「アメリカのシリア空爆が日本に意味すること」が掲載されました。

今回は4月上旬のトランプ政権によるシリア空爆が北朝鮮状況を今後どう形成し、それが日本の防衛と政策に何を意味するのかについて書きました。これに関連する英語の論文でも進めている研究内容です。トランプ政権は今後どのような政策を北朝鮮に取るのか、そしてそれに日本がどう対応し、何を考えるべきなのか、なども問題も指摘しています。

興味のある方は是非どうぞ。
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