Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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産経新聞「「日本は眠っているようなもの」杏林大・田久保名誉教授 長州「正論」懇話会」

懇話会の話全てを聞くことはできないため賛同はできないが、この記事の以下の部分に関しては同感だ。



「これに対し日本は眠っているようなものだ。外交防衛政策を米国に依存し、自分で決めてこなかった未熟さがある」(田久保教授)

自民党改憲派の大きな動きがあってよいと思うが報道されていない。議論をするならまさに今のはずだと感じる。

ウクライナ報道で見られる人種差別

ウクライナ報道で見られる人種差別に関する大切な記事。



内容は、「文明のない」シリアやアフガニスタンでの紛争を欧米メディアが報道する際、あたかも戦争が当然であるとの見方で報道する一方、ウクライナは「文明化」されているため、まさか戦争のような野蛮なことが起きるとは思ってもいなかった、という見方が跋扈しているというもの。つまり、戦争は有色人種がするもので、白人は根本的に平和な人種だ、という見方がメディアに横行していると、著者が論じているのである。

一般論としては中々成立しづらい繊細な問題であるかもしれない。ただ、欧米諸国で4・5年過ごされた方なら理解できるだろう。

産経新聞「プーチン氏と対話可能か 鈴木氏が山下JOC会長へ」

現在誰もが模索するプーチンとの個人的なコネクション。



山下氏の答えは正直で評価できる。一般的に国際政治の場で「誰々とパイプ」がある(ため私を信頼してほしい)等のネタは誇張の場合が多い。一時的にあったとしても、国際政治の世界はほとんどの場合長続きしない。歴代の日本の首相を見れば明らかだ。

今回のもそれに過ぎず、実際にプーチンと直接会話できる関係にある日本人はほぼ皆無だろう。いるのであれば、若い時期から面識があり強固な信頼関係がある方(例えばドレスデン以来の旧知の仲)や、食事関係(和風レストランなど)で一緒に時間を共にする人たちだろう。もしくは、以下のビデオでもあるように、政治的にも思想的にも根本的にプーチン寄りの人間だ。ただ、そういう人たちとでさえも、今回のような場合は本物の政治の話はしないだろうと感じる。


日曜日の散歩道

前日とは打って変わって日曜日は晴れで最高気温は19℃。少しドライブして小川を散歩してみた。

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英タイムズ紙による対露スパイ活動の記事

英タイムズ紙で、対露スパイ活動の記事がある。一般知識としては有益かもしれないが、シギントの専門家には物足りないかもしれない。


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