Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

赤ちゃんの店で売っているドローン

セントルイスの Babies "R" Us にて。どう見ても子供・大人用。

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北朝鮮では何人がネットをやっていて、何人がフェイスブックをしているか

北朝鮮では何人がネットをやっていて、何人がフェイスブックをしているか?

再来週の授業ではアジアのサイバー問題を扱うのだが、その準備をしていて気付いたことがある。

のページによると、北朝鮮では1万4千人の人がインターネットをやっていて、同数の人がフェイスブックをしているという。

そのデータが具体的にどこから来ているのかは不明だが、面白い数である。少ないのか、多いのかはその人によるだろうが。私にとっては、インターネット使用者の数は予想以上に低く、FB利用者の数は予想以上に高かった。

アメリカ人よりも気が強い人

うちの子も徐々に成長し、性格とも思われるものが垣間見られるようになってきた。

普段はニコニコしている我が子、チーズとセサミ・ストリートが大好きで、納豆や小魚やマドレーヌも食べる。食事中に私が顔を突き出すと、食べているものを前に出し、これを食べていいよと言わんばかりの笑顔をする。優しい。

同時に、うちの子はアメリカ人の子供よりも気が強いらしい。嫌な事があればしっかり闘う。病院に連れて行ってもガッチリ医者に対抗する。彼らに言わせれば、うちの子はアメリカ人の赤ちゃんよりも strong will を持っているとのことである。いいことである。この国でやっていくのであれば、強い意志は必要条件の一つである。

無題

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セキュリティ・クリアランスの面接に招待されたら…

先日、連邦政府の職員から電話で連絡があり、私と面接をしたいと言う。私が面倒を見ている人間の一人が米国家のセキュリティ・クリアランスを申し込んでおり、その人間について少し話を聞きたいとのことだった。

私はその人間が米軍のトップシークレットに応募していることは、本人から予め話を聞いていた。そのような人間に一言評価を与えることは日本人には頻繁にはない機会だが、学問や政府職の業界にいる人にとっては知っておくべきことである。理由は、我々の同僚や大学院時代からの友人、担当している学生などで重要な政府職に応募する人が多いからである。

私の場合は安全保障を専門としていることもあり、空軍時代から何度もこの種の面接を依頼されている。空軍時代の同僚のクリアランスの更新のため、その周りの人間数名に面接が行われるためである。聞かれる質問は毎回ほぼ同じである。初めての方にとって重要だと思われる点が幾つかあるので、以下に述べようと思う。

1.政府職員から連絡がある前に、理想的にはそのクリアランスに応募する人間から直接打診され、その旨の説明を予め受けてある状態が望ましい。

2.仮に打診を予め受けてなく、突然面接の依頼が来ても、まずは驚かない。冷静に相手の要望を聞き、その対象になる人間について十分知っており、誠実に話をすることができると思うのであれば承諾する。

3.都合の良い場所と日にち、時間を相手に伝える。スケジュールに関してはこちらの要望に向こうを合わせるべき。私は特別な理由がない限り、職場(大学)で行う。

4.待ち合わせの場所で会ったらまず最初に身分証明をさせる。少なくとも2つのIDを提出させる。こちらの自己紹介は特にしなくて良い。もう既に向こうは知っているからである。私の場合などは米政府に勤務していたこともあり、既に調査で洗われているため、話は早い。

5.20個ほどの質問があるが、一つ一つ正直に話す。嘘がばれるとあなた個人だけでなく、話の対象になっている人間にとっても良くない結果を招きかねない。

6.最後に、リラックスして面接を行うべき。相手は政府の人間だが、所詮人間である。今回の私の場合は、その面接官が話好きで、過去の武勇伝を長々と話していた。キッシンジャーと出張に同行したことから中央情報局のいわゆる the farm での事など、中々他では聞けない話もしていた。あまりにも話が長いので、こちらから遮ったほどだった。

初めての場合は、多少のイメージトレーニングをしておくことも良いかも知れない。いずれにせよ特に構える必要はなく、意外に簡単に事は進んでゆく。これに関して何か質問がある方は、お気軽に御連絡下さい。

リフォームされた大学図書館

今年になってリフォームされた大学の図書館を少し歩いてみた。スペースが上手に使われ余裕のある空間になっている。南向きでもあるこのスペースではリラックスできそう。

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大きなスクリーンが訪問者を迎えてくれる。この奥に向かって歩くとハイテクの教室や勉強部屋が連なっている。

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大学の写真

大忙しの日々が続く。今日は所用のためキャンパスを横切った。その時に撮った写真がこれ。

普段は綺麗な芝生に何らかのメッセージが書いてある。読む時間さえなかったが、この一面にある青いものは風に揺られてキラキラ光っていた。

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大学のスタバ。朝の授業前に行くと学生でごった返している。
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北朝鮮の講義@ワシントン大学

昨夜はワシントン大学にて北朝鮮の講義に参加した。講師はミズーリ大のグライテンズ教授

渋滞のため到着が少し遅れたが、大学のキャンパスは相変わらず美しい。講義の建物の前にはメディアが多く待ち構えている。たった3時間前にミズーリ知事の旦那が起訴されたばかりだったからである。

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講義の内容は北朝鮮からの難民で、とても良い話を聞くことができた。80人ほどが参加し、質疑応答の時間には私も質問をした。

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その後は夕食会に招待されていたため、グライテンズ教授を含めた6人の教員でイタリアンの Acero で夕食を取った。彼女との間には共通の友人が多いので、話も盛り上がった。

彼女には護衛が常時付いており、夕食の際も距離をとって我々一向を監視していた。

北朝鮮に脅威を抱くアメリカ人

今月行われたギャラップの世論調査で、アメリカ人の対外脅威のアンケートが行われた。ロシア、中国、イラン、北朝鮮の中で、どの国が最も脅威的であるか、というものである。

調査の結果は、半数以上のアメリカ人が北朝鮮を最大の脅威と見ているそうだ。日本でならともかく、こちらアメリカでも、最大の脅威はロシアのサイバー攻撃でも中国の軍事力でもなく、北朝鮮の軍事力なのだそうだ。

顕著な点は、この大きな変化は過去1年の間に起きていることである。つまりトランプ政権になり、北朝鮮からの脅威が増幅しているとの見方が強まったのである。

その原因には幾つかの要素がある。もちろん北朝鮮の核開発や長距離ミサイルの発展はアメリカ本土に脅威をもたらす。また、そもそもその脅威を増幅させたのはトランプ本人の威嚇声明などにも基づいているとも思う。どちらがどちらを起こしたか、という因果関係を証明するのは難しい。

しかしトランプ政権の言動にも多くの問題があるのは明らかである。そして今回のこの北朝鮮への見方も、トランプ政権の扇動が関係しているはずである。そして更に、トランプのこの扇動がアメリカ人の対外関係の見方に影響を与えているのは、あまり良い発展とは言えない。

加えて、アメリカに対する脅威は国家以外にも存在する。アルカイダやイスラム国、ロシアのファンシー・ベアからアノニマスまで、様々な脅威が存在する。それらを包括的に考慮すれば、より複雑な対外分析ができるはずである。





アメリカの中国人留学生を監視するFBI

先日行われたFBI長官の議会証言で、アメリカにいる中国人留学生をアメリカ政府が監視をしている、との記事があった。The Chinese Student Threat? と題された Inside Higher Ed の記事は詳細に詳しい。

アメリカでの大学教育に関わる者なら普通のことだが、我々の周りには中国からの留学生は多い。大学院でも先輩にも後輩にも何人もいたし、今の大学でも授業で教えている。

この記事によると、中国からの留学生に対してはアメリカ政府以上に、学問の人間が特にこの脅威に対する危機感が緩いようである。FBI長官は、naïveté on the part of the academic sector about this を指摘している。特に孔子学院を例にあげ、中国政府による投資がアメリカでの教育を不当に影響していると示唆している。

しかしこの記事の後半でも述べてあるように、留学生全般にはビザの取得の時点で既に厳しい審査が行われているのが現実で、これ以上具体的にどのような措置を設ける必要があるのか、などについては詳しく述べられていない。

また、留学生とは言っても専門分野でその性質が異なる。政治学を学ぶ留学生と、STEMを専門にする学生は異なる。更にこの記事に関しては、中国からの留学生によるスパイ活動が疑われている一方、特筆すべき具体例が挙げられていないことも問題の一つであるといえよう。


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