Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

同僚からの誕生日メッセージ

私の誕生日はアメリカでは夏休みに当たるため、基本的に職場で祝ってもらうことはない。でも今年は珍しく、誕生日カードを頂いた。春学期が終わる5月上旬に、みんなが集まったときに書いてくれたのだろう。嬉しいね。

20170819_065634

2ヶ月ぶりに職場に戻ると

20170818_122159

私の学部ではこのような人を今年採用します・2

先日書いた教員募集のアドが完成したので掲載します。

Saint Louis University, a Catholic, Jesuit institution dedicated to student learning, research, health care, and service, seeks applicants for a tenure track position in comparative politics or international relations starting in August 2018. Candidate must be able to teach classes in research methods. Cross-regional or Middle East expertise is desirable. Previous teaching experience and a PhD in Political Science are preferred, but ABD candidates will be considered. The appointment will be at the level of Assistant Professor. The teaching assignment is a 2/2. The department offers a BA and MA and, in coordination with the Sociology/Anthropology department a PhD in Public and Social Policy.

All applications must be made online at http://jobs.slu.edu; however, this position is not yet posted on that website and cannot receive applications until it is. Department representatives will be interviewing candidates at the APSA Annual Meeting. Candidates who would like to be considered for an interview should e-mail a CV to sharilyn.bazile@slu.edu as soon as possible. More information on materials required for the application will be shared once the positions posts.

Saint Louis University is an equal opportunity/affirmative action employer. All qualified candidates will receive consideration for the position applied for without regard to race, sex, age, national origin, disability, marital status, sexual orientation, military/veteran status, gender identity, or other non-merit factors. We welcome and encourage applications from racial minorities, women, protected veterans, and individuals with disabilities (including disabled veterans). If accommodations are needed for completing the application and/or the interviewing process, please contact Human Resources at 314-977-5847.

ワシントン大学での講演

ワシントン大学の教授から講演の依頼を受けた。来春、北朝鮮の核兵器に関する論文をそこで発表する。

この大学ではこれで3度目の講演となる。最初は核兵器の話、2度目は今年の2月、日本の防衛力に関して話した。

忙しい毎日だが地元エリアの学問の発展に貢献できれば嬉しい。

d4d17de4

野生のシカに遭遇

昨晩の散歩で遭遇した野生のシカ。裏山からこちら側に入ってきたようだ。家族連れの模様。

20170810_193929

夜に近所を散歩していると…

妻の提案で、ここ最近は夕食後の明るい時間に家族で近所を散歩している。夏のセントルイスは午後8時ごろまではまだ明るく、気温も20度くらいである。赤ちゃんを体の前に抱き、数十分間歩き続ける。

とても安全な地域に住んでいるので歩いていても安心できる。事実、近所の家を見ると夜になっても庭に遊び道具を置いておいたままにしているし、車庫のドアも開いたままにしている。車を駐車するのもガレージの中ではなく、その外に置いており、路中もしている。

人種的に言えば住人の95%は白人のエリアであるため、散歩の途中で会って挨拶をする人たちもほとんどが白人である。こちらが赤ちゃんを抱きかかえているため安心するのだろう、向こうも積極的にこちらに寄ってきて、赤ちゃんを見て挨拶してくる。そこで自然に会話が生まれる。わが子はまだ気付いていないが、赤ちゃんの持っているパワーは凄い。

先日は中国人だと思われるアジア人の家族に遭遇した。「ニーハオ」と我々に話しかけてきた。向こうも稀に見るアジア人家族を見て話しかけたくなったのだろう。遭遇とは言っても数メートルの道を挟んでの挨拶だったため会話は生まれず、また次回への持ち越しとなった。このエリアではアジア人はほとんど見ないため、アジア人家族の間ではある種の共通意識が自然に生まれる。

昨晩は近所を散歩していて、日本に3年ほど住んでいたという白人の女性に会った。人見知りが始まり鳴き始めるわが子をあやしながら、数分間の楽しい会話が生まれた。妻の出身地やいつごろこちらに引っ越してきたのか、どこに住んでいるのか、という話である。その女性は餅と団子が好きなのだという。明らかに親日で、また近い将来会えることを楽しみにしている。

「アメリカの「中国の軍事力に関する年次報告書」に載らない重要なこと」@治安フォーラム

毎月連載させて頂いている治安フォーラムにて、拙稿「アメリカの「中国の軍事力に関する年次報告書」に載らない重要なこと」が掲載されました。

今月は、毎年ペンタゴンが5月に発行している中国の軍事力に関する資料を分析し、それが日本の防衛に何を意味しているのか、そしてその資料に欠けているのは何か、という問題について考察しました。特に人口知能やマシーン・ラーニングの分野で中国がアメリカの弱点をどう突き、それに対してアメリカがどう対応しようとしているのか、という問題も考えました。

興味のある方は是非どうぞ。

私の学部ではこのような人を今年採用します

私の学部では今秋、教員を2人採用します。両方ともTTの助教授のポジションです。

分野はアメリカ政治と国際関係学・比較政治です。

国際関係学・比較政治の分野ではできれば双方の分野のイントロの授業と計量手法含む方法論の授業ができる方を探しています。後ほど掲載するアドには中東もしくは地域間(cross-regional)の国際関係がプラスと書かれています。地域間の国際関係学は例えば人権、地球温暖化、核拡散などの問題を含みます。

現時点で個人としてここに書けるのは、個人の研究の専門性も重要ですが、それよりも国際関係学(と・もしくは)比較政治のイントロの授業、そして特に方法論の授業を学部・大学院のレベル両方で教える能力を持っている人を探している、と感じます。

セントルイスはその近郊も含め350万人が住む中型の都市で、日本人学校もあり、日本食も豊富にありますので住むには問題ございません。私の学部はとてもフレンドリーな学部で、特に若手にとっては仕事のしやすい場所です。授業は基本的に2・2ですが、ここ3年間で私は1・2を2度させてもらっているように、研究を含む自由時間を多くの教員に与える、とても良い学部です。

詳細は後ほどここに掲載しますが、興味のある方がいらっしゃれば今からでも私にご連絡下さい。この種の動きは早いほうが良いと、経験上感じます。

アメリカに移住するための簡単なテスト

トランプ政権が模索しているアメリカの移民法の改正案が物議を醸している。何をやろうとしても問題を起こしている当政権が、前々から言っていたように、今回は移民法に手を出しているのである。

その改正案に基づくポイント制の簡単なテストがタイムのネットで行われている。30ポイント以上達成すれば、アメリカに移民できる(グリーンカードを取得できる)だろうというものである。

やってみると、私の家族は特に問題がないようだが、トランプ政権が以前よりも審査を厳しくしようとしているのが分かる。

博士号を持つ、アメリカの大学での教授職を探す日本の政治学者にとってネックになりそうなのは、給料が77900ドル以下の場合は、与えられるポイントがゼロだという点だろう。任給がこれを越す助教授一年目のポジションはアメリカでもそれほど多くはなく、トップのポジションは大抵の場合はアメリカ人が持ってゆく。日本人に対しては様々な点で目に見えないバリアがあるからである。

これでは一年目以降の終了ビザ(H1B)は下りてもグリーンカードが認められない、ビザのサイクルが延々続くことを示唆しているのはないか。

30分後

完成!

20170804_134021
月別アーカイブ