Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。政治学部准教授、国際関係学科主任、そしてアジア学科主任。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。

「野村證券第2事業法人部」を読んで

横尾氏の「野村證券第2事業法人部」を読んだ。



本書は著者駆け出しの頃の話がある前半が特に面白かった。相当の努力家であることが伺われる。

読者としては高度な技術な話が出てくるため、私のような一般の人には中々難しい話だが、証券業界とその管轄の人なら読んでいて楽しめるだろう。

国際関係学会に発表提案書を提出した

来年の国際関係学会に発表提案書を提出した。締め切りは6月1日。

今回は2枚ともサイバー安保の研究に費やした。今年の夏休みも仕事に関しては、頭の中はサイバー関係のネタで一杯になるだろう。大学での授業もそうだが、研究もほぼ完全にバーチャルの世界である。子供の時もっとファミコンしていても良かったんじゃないかと思うくらいであるw。

学会の場所はラスベガス。

AIに肖像画を描いてもらうとこうなった

AIに肖像画を描いてもらった。今回試してみたのは、このサイト。



そこに、学部のページから自分の写真を入れてみると、こんな肖像画ができあがった。

katagirl

これが私のようだ。何人w?

アジア諸国の線路のアルバム

この線路のアルバムは良かった。このブログの著者は電車が好きなため(特に日本の)、電車の写真を多く出すが、線路の写真はほとんどない。中々いいところに着目している。

トランプ政権によるOPTプログラムの見直し

アメリカでの留学生と雇用側に再び不利なニュースが入ってきた。OPTと呼ばれる、学位取得後もしくは在学中に、1年間から3年間まで、就労ビザを取らずにアメリカで働いて給料をもらえる制度が、トランプ政権からの注目を浴び、見直しされる可能性があるという。



この制度は非常に使いやすく便利である。留学生にとっては短期で取得できる資格であり、雇用側にとっても留学生を雇う際に必要な就労ビザやそれをプロセスするための弁護士などにかかる費用を節約することができる。

トランプ政権によると、アメリカでの仕事は留学生などの外国籍の人間に与えるのではなく、アメリカ人に与えるべきだとの考えのようだ。留学生とアメリカ人労働者の関係は簡単には比較できないはずだが、政治的には十分比較対象に成り得る。もちろん、今回のコロナ危機の国内経済の状況と、11月の大統領選挙を見据えての戦略である。ただもし本当にコロナ不況から脱したいのであれば、それこそ優秀な留学生を雇うことにあるのだが、それはあまり念頭にないのだろう。

OPTが制限されれば、在学生もそうだが、側に来年度卒業予定の海外からの大学生、大学院生には不利な状況になる。学生ビザに取って代わるビザを卒業までに得ることができなければ、OPTを得ることなく、卒業して数日後に帰国を強制される可能性が高まるからである。卒業を先延ばしすることもできるだろうが、その際には別の費用と時間を要することになる。

コロナ対応で評価されている国は?

先ほど掲載されたピュー研究センターの記事では、コロナ対応に関する世界のいくつかの国の比較がされていた。



予想通りといったところか。韓国とドイツの評価が高いのは、アメリカのメディアに晒されていれば理解ができる。イタリアや中国が酷評されているのもメジャーなメディアが明らかにしている。アメリカ国民の中国に対する見方は特に悪化している。事実、私のアジア政治の授業でも生徒に挙手してもらったら、その多くがネガティブな対中感情を持っていた。

一方で、このアンケートで日本の評価がないのは残念だが、理解はできる。日本は感染の検査数を人工的に低くしていることから専門家はもとより、情報が限られるアメリカ人の間でも評価がしづらいのだろう。日本では感染者や死者の数は抑えられているが、実施された検査数が低ければ、このように他国と同等に比較することはできないのはわかる。

アメリカ大学の就職の際に考えるべきこと

コロナが原因でアメリカの大学の財政が急激に縮小している。それに伴い、大学の生き残りをかけて様々な工夫がされている。クロニクルなどを読むと、どの大学がどのような対応策を講じているかの情報が掲載されている。



対応策の中には教員やスタッフの解雇や給与の削減も含まれる。特に統計を取っていないので決定的なことは言えないのだが、毎日この種の記事を読んでいて思うことは、私立よりも公立の大学のほうが財政難に苦しんでいるように見えることである。

例えばここミズーリ州。ミズーリ西部州立大学では政治学部を含む文型の学部のいくつかを廃止すると共に、教員の多くも解雇した。



また、ミズーリ大学セントルイス校も、5万ドル(約540万円)以上の年収を持つ教員やスタッフの給料を2.5%以上の割合でカット。双方とも州税に頼る公立大学である。一方でミズーリ州内の私立大学はここまでは行ってはいない。もちろん今後数ヶ月の間の話は別だが。



この点は特に新しいことでもなく、このブログでも何度が言及してきてはいる。しかし今回のコロナのような危機の場合にはそれが顕著化し、どの大学にどのような影響を与え、大学がどのように対応するのかが具体的に表れる。

アメリカの政治学の世界で就職や異動する場合、選択権のある人は少ない。しかしもし私立と公立の間でチョイスを与えられるのであれば、今回の一連の動きを頭の片隅に置いておく必要がある。

ちなみに同じ公立でも、国立の軍隊のようなところは別である。軍隊はこのような時期でも強く、私がかつて在籍した米空軍戦争大学でも、たった一人でも解雇はしていないだろうし、今後も大丈夫だろうと言い切れる。

英ケンブリッジ大は来年夏まで全てオンライン授業

英ケンブリッジ大は来年夏まで全てオンライン授業とのこと。財政的にも技術的にも自信がないとできない選択。この動きは他の大学を追随させるか。


ミラノのカフェ

今朝ウォールストリートジャーナルを読んでいると面白い写真を見つけた。

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ミラノを含むイタリア各地は経済を元に戻そうとしており、国境の再開も予定している。観光地の活気も少しずつ戻るだろう。

この写真で思い出したのが、このカフェのテーブルは年末にミラノで我々一行が偶然座っていた席。料理はもちろん観光客プライスだがここから眺めるデュオモなどの景色は良かった。


他大学編入受験の結果

先日、卒業生の大学院入試の結果を報告した。



実は同じ時期、2人の生徒の他大学へ編入するための推薦状を書いていた。今回、以下の大学から合格結果が出たようだ。

一人目
1.ニューヨーク大
2.バージニア

二人目
1.ジョージタウン
2.ハーバード
3.コーネル
4.ニューヨーク大
5.ジョンズホプキンズ

これらの結果は私の推薦状ではなく彼らの成績が導いたのは明らかだが、少しでも貢献でき嬉しく思う。
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