Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

娘の成長

赤ん坊の成長は早く面白い。前からそうだったが、ここ最近になって笑顔がどんどん可愛くなってきた。

うちの子はセサミ・ストリートが大好きである。朝の8時半になると毎日テレビでエルモが出てきて、エルモが歌いだすと必ずテレビを向き、喜ぶ。エルモの歌を歌ってあげると、両手をあげて喜ぶ。なのでエルモのぬいぐるみを買ってあげた。

最近、我が家では日本のテレビを観れるようにした。24時間観れる。アンパンマンや相撲やバラエティなども観れるのである。エルモとアンパンマン、どっちのほうを気に入るのか、少し気になっている。アンパンマンのほうを好きになってしまったら、どうやってぬいぐるみ買えばいいのか。

相変わらず大学に連れて行くと、学生が娘のことを見に来る。白人の女子大生が大半を占める我が大学、アジア人の赤ちゃんに興味を持っている。先日、家族で大学の学食を昼食を食べていた時も、娘がめっちゃ注目を浴びていた。我々が通ると会話を止めてこっちを見て来るのである。日本語でいう「あらー可愛い」という感じで声をかけてくるのである。

私の授業でもこんな調子で集中して聴いてくれよ。

チャンチャン。

Cheeburger Cheeburger に行ってみた

先日、仕事と買い物の間の時間をぬって、Cheeburger Cheeburger というチェーン店で昼食を取ってみた。アメリカの十数の州で展開しているファストフードのようだが、今まで一度も聞いたことがない名前だった。

店内に入るとそこにはいかにもアメリカというようなインテリア。ハンバーガーの店である。

20180206_133634

急いでいたこともありすぐに席につき、早速オーダー。今回試したのは照り焼きバーガーである。すぐに調理に取り掛かり、完成まで5分。味は予想以上に良かった。

20180206_133029

フィリピン渡航者募集のお知らせ@カーネギー評議会

ワシントンのカーネギー評議会が、今年の10月にフィリピンに渡航し仕事をする方を探しています。日本人も対象です。渡航費用や滞在費も出るようです。

興味のある若者は是非どうぞ!

https://www.carnegiecouncil.org/news/announcements/2018-05-02-call-for-applications-for-manila-philippines-fact-finding-trip-october-2018

元教え子の陸軍大佐からのメール

先週、あるメールが届いた。空軍戦争大学での1年目に仲の良かった陸軍大佐からである。

彼はもう退役し、コントラクターとして米軍で勤務している。現役時の専門はミサイル防衛で、引退した今は監査をやっている。

近くフィリピンに出張ということで、私と当時一緒に行った出張を思い出し、久しぶりにメールしたいと思ったのだと言う。昔と変わらずメチャクチャな文法のメール(これはよくある事で、これでどうやって大佐に選ばれるのか昔は不思議に思っていた)だが、私にとっては嬉しい限りである。

元気にやっているようで、こちらも元気だと返事をした。

思えば、私が1年目に担当した佐官らはそのほとんどが大佐として退役し、今はもう別々の仕事に就いている。戦争大学を卒業して将官になる大佐は10%と厳しい世界である。そもそも米空軍の大佐のうち将官に昇進できるのは5%なのである。年齢で言えば、50代前半で次の仕事を探さなくてはならない。

一方で海外から戦争大学に派遣される大佐らは恵まれている。彼らの多くは母国ではエリート中のエリートであるため、そのほとんどが順調に昇進し、母国で重職に就いている。

しかし大佐で辞めている佐官もマックスウェル組には多い。私が担当した台湾、バングラデッシュ、ケニアなどの大佐は様々な理由で軍服を脱ぎ、民間で勤めている。ギリシャを含む、ここ数年のうちに大不況に陥った国家の軍人も給料が激減し、民間の給料よりも低くなっているため、退役の道を選んで新しい職業についている者もいる。

米軍を含め軍隊の上級佐官は凄まじい権力と資源を持ち合わせている。しかし長い目で見れば、彼らのキャリアは驚くほど短く、経済的にも真剣に考えなくてはならない仕事なのである。

銀行の金庫の中でコーヒーが飲める喫茶店

先日、通勤時に少し時間があったので、大学近くの喫茶店に寄ってみた。着いて初めて気がついたのだが、そこは「銀行の金庫の中でコーヒーが飲める喫茶店」だったのだ。その名は Shaw's Coffee。世界ではここ一軒しかない、めっちゃローカルな喫茶店である。

早朝、車を止めて入り口を望む。

20180130_075616

入ってコーヒーをオーダーし、ソファに腰掛ける。写真は撮らなかったが、店内は珍しく植物で飾ってある。緑と茶色の調和が美しい。綺麗に掃除、そして整頓されていて、心地よい。

20180130_075931

早朝で授業もあるため長居はできなかったが、店員に話を聞くと喫茶店になる前は銀行の建物だったそうだ。なので金庫も残っている。さらにその金庫の中でコーヒーを飲むこともできた。

20180130_080045

これが金庫の中。狭くて金色のインテリアで正直言って落ち着かない。サクッと一杯飲んで店を後にし、大学に向かった。

20180130_080027

駐韓大使任命の失敗劇から学ぶこと

ビクター・チャの駐韓大使就任断念のニュースはある意味驚くべきことだ。

北への攻撃反対、韓国系の米駐韓大使起用を断念


話によると彼は1年以上前からトランプ政権に自分をアピールし、少なくとも一度は政権内のポストのオファーを受けるも、納得ができなかったため断念した経緯がある。そして今回ようやく駐韓大使にノミネートされ喜んでいたものの、政権内で繰り広げられた対北政策の議論に反対し、就任を断られたという。彼ほど共和党に精通する人間なら政権の問題点も理解していたはずなのに、大使の任命まで行き、そして結果としてそれを壊してしまうほど計算が外れていたのである。

しかしより重要な点は、彼には残念なことだが、今回のニュースは日本の国益のためになる点である。3月に出版される「治安フォーラム」で詳しく述べるためここでは割愛するが、彼のここ数年の研究を読むと至る所で反日の要素が見られるためである。そのような見解を持つ人物が東アジア政策の重役に就任すれば、政権内でも反日の政策決定に貢献するだろうということが簡単に想像できる。

数ヶ月前、ワシントンにいた時に日本の外務省の高官にそれを示唆した。それほどまで私は懸念していた。

ただ、駐韓大使の話がなくなったとは言え、彼がワシントンの東アジア政策コミュニティで影響力があるのは変わりは無い。今後も政策、そして学問の世界で影響力をふるい続けるだろう。それは彼にとって必ずしも悪いことではないと感じる。

しかし日本にとってより長期的で大きな問題は、アメリカの首都のワシントン、そして国際政治の中心地である土地に彼のような日本人がいない点である。政治学の博士号を持ち政策に精通し、アカデミアとポリシーの両方の世界で影響力を振るう日本人が誰一人いないのである。シンクタンクに所属する幾つかの日本人は学問的な権威を持ち合わせておらず、今回のようなポストに任命されるような本来のエリートの間での会話では出てこない。テレビなどの大手メディアに出て強烈な議論を行える力もないのが現実なのである。

この状況は変えなくてはならない。

ビジネス・インサイダーとのインタビュー

数日前にインタビューを受けた記事が先週末出ていたようだ(China's military is turning its aggressive South China Sea tactics on Japan)。日本の安全保障について書かれた記事で、ロシアや中国の空軍がいかに日本の安全を妨げているのか、について詳細を出している。私が話した部分の大半は編集の過程でカットされてしまったが、今回も日本の安全保障に関して正しい知識をアメリカから発することができて良かった。


海軍兵学校会議に参加する生徒が決定!

毎年春、海軍兵学校ででは大学生の年次会議が開かれ、選ばれた学部生がアメリカの外交問題を様々な角度から議論し交流を深める。今まで私の大学は招待されていなかったが、年末に私が兵学校の代表と交渉し、今年より私の大学にも招待状が来るようになった。政治学部がスポンサーになり、海軍とコストを共有することになる。ただ、大学を代表できるのは僅か1名の生徒である。

冬休みを通して政治学部の学生を中心に参加者を募ってみると、先週の締め切りまでに8名の学部生が手を挙げ、履歴書と願書を提出してきた。今回、私が中心になり学部の別の教授と共に審査会を行い、代表の生徒を決めた。私もその教授もよく知っている、学部でもトップクラスの学生である。早速、その生徒におめでとうと伝え、オファーを出し、今後の方針を説明した。

この会議は私が博士候補だった数年前にもシニア・アドバイザーとして2度参加した、1960年から続く由緒ある国際会議である。陸軍兵学校のそれにも劣らず、海軍らしく参加者には会議の一環として船に乗せるサービスもあった。ちなみに日本の防衛大学もこの会議に学生を送ることがある。世界の裏側から日本人を代表してメリーランドの港で会議に出席するのである。日本にとっても、防大にとっても、その参加者にとっても、とても良いことだと思う。

Costco のマドレーヌを買ってみた

Costco のメンバーになった際、せっかくなので買い物をしてきた。幾つか買ったもののうち、今回気に入っているのはこのマドレーヌのセット。

20180128_093735

6ドル99セントで約28個入っている。「約」と、アバウトのところがアメリカっぽい。

20180128_093850

とても柔らかく美味しいマドレーヌである。コーヒーが進む進む。

大学の学食からの景色

授業前の朝食にて。朝8時の授業に向かう生徒がちらほら見える。

20180125_074715
月別アーカイブ