Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2007年12月

仕事の仲間とパシャっとな2・推薦状

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最近また元生徒に推薦状を頼まれたのでそれを書いている。今回は5通必要とのこと。一般的に推薦状の書き方にはいくつかのスタイルがある。自分の教授や周りの同僚のを見ていると基本的には短くまとめたものを一枚書き上げるのだが、私の場合は複数のページにまたがりシングルスペースでその生徒の詳細と推薦する理由を細かく書き上げる。この生徒には3枚書いた。

ページ数が多いと最後まで読んでもらえない確立が高まるが、私の場合は最初の段落でズパッと推薦の理由を主張するし、同時に、仮に読んでもらえない場合でもページ数の多さで(表面的な)説得力が高まる。少なくとも私が審査員だったらそう感じるだろう。

それもこれも全て生徒の将来のためである。私も自分がお世話になった多くの方々にあらゆる場面で多くの推薦状を書いて頂いたので、それに加える形で次の代に回してゆく。

いやー頑張って欲しいねー。

写真先日のエントリーと同じときに撮ったもの。良き思い出に。

神:シカゴのジョーダン像

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今年の8月に初めてシカゴを訪れた際に、学会をサボってまでしてわざわざ見に行った。ユナイテッド・センター前にて。忘れる前に載せておこう。

この像を見て思い出したのがネッツのビンス・カーターの人超えダンク@シドニー。ありえん技。

http://www.youtube.com/watch?v=_kPdliloorQ

ロシア・プーチン外交政策の魅力

最近見ていて興味のある国はロシア。プーチンの国家指導者としての魅力はロシア人でない私でも理解できる。

最近のメドベージェフ氏の大統領後継指名にしても(そしてプーチン本人は首相後継)、

国連やアメリカの意図に反してイランに核物資を売ることも、

ウクライナなどの西洋寄り元共産国家に対しての威圧政策も、

親露のベラルーシを半強制的にロシアに合体させようとしていることも(これはルカシェンコ大統領個人の意図とも重なる)、

日本に対して北方領土を返還する意図を全く示さないことも(私の意見では日本の政策に問題がある)、

欧州連合や国連など、西洋国家が支持しているコソボのセルビアからの独立に対しても真っ向から反対するその姿勢(コソボはアルバニア系、セルビアはロシアと同じスラブ系)。

冷戦後、ロシアの政治力の衰退を予想する者は多かったが、未だに核を持ち、未だに世界中の隅々にまでその影響力を出す国は珍しい。その原動力はプーチンの外交政策に大きく依存していると思う。そして最近のロシアの経済力の上昇(主に天然ガスや石油などのエネルギー資源の高騰によるもの)もそれを助長している。

日本はどこへ行った本当に?

仕事の仲間とパシャっとな。

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今年の仕事仲間が帰郷する前にと、昨日の水曜日に昼食会を開いた。Heritage India にて。

私の所属する研究所はワシントン中の美女の職員が集まることで有名だが、昨日はそんな彼女らが仕事最終の週ということもあり昼間からアルコールで乾杯。これはそのパーティの始まる直前。

イージス艦「こんごう」ミサイル迎撃に成功

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私が購読している軍事技術系情報サイトの Defense Industry Daily (購読無料、ここから)には、今朝のシリーズで日本のミサイル防衛の記事がトップニュースで伝えられた。

ハワイ沖で米海軍の発射したミサイルを迎撃したのは日本の誇るイージス艦「こんごう」。イージス艦とは一般的に、スパイ・レーダーと呼ばれる数十もの軍事標的を一度にトラックすることのできるシステムを持つ最新鋭の駆逐艦。SM3(スタンダード・ミサイル)を発射し初めての試験で見事に成功。私もミサイル防衛には基本的に賛成するため、今回の成功には嬉しく思う。

ただ問題も残っている。例えば、この防衛システムが対抗すべき軍事脅威の存在が不明確な点、米軍への技術的な依存が強い点(日本独自の技術がどこまで使われているか、今後の日本の技術が使われるための柔軟性がいかなるものか)、日米間のミサイル防衛におけるトップレベルでの危機管理システムの欠如、ミサイル防衛が持つ政治的意味合いに関する議論の欠陥、そして現在の日本の周りの政治状況に対してミサイル防衛に投資する経済的な理由付けがどこまで説得力のあるものか、など。

そしてもちろん、防衛情報流出の問題。

イージス艦情報流出、米次期国防次官補が防止策徹底求める

あと興味深いのは、今の時点で北朝鮮、中国、そしてロシアが何も文句つけていないこと。なんでだろうね。

イメージhttp://www.worldnetdaily.com/images/japankongo2.gif

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