Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

経歴・学術論文等はこちら:https://researchmap.jp/katagirinoriyuki

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2008年03月

ありえん日本語シリーズ

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サンフランシスコの街角にて。日本人客を誘う看板だが間違った日本語を使うことにより逆に客を遠ざける効果を生み出している。

頑張ってるのは分かるんだけどね。できるだけ近い文字を使おうとしているから。

ありえん英語シリーズ

パート1

パート2

パート3

SFへ

明日朝SFに出発。今日(木曜)も夜まで研究をしていたので、土曜の自分の発表まで36時間を切っているのにも関わらずスピーチの準備さえ始めていない。ま上手く行くでしょ。スワモスの同窓会とルディ(教授)主催のパーティに参加するのが楽しみ。

http://camosnet.org/ISApanels.htm

Winning Hearts and Minds to Lose the War: Lessons from Counterinsurgency in Malaya
Nori Katagiri
University of Pennsylvania

学部長からのお言葉@フィリー

今週月曜と火曜は3週間ぶりにフィリーへ(参照:ブログ復活!)。

フィリー到着は月曜午前11時前。学部ビルに直行し郵便物をチェック。大学の留学生課に赴き少し相談事を済ませる。3時、学部長のエイブリーのオフィスで博士論文と今後の方向性に関して相談。少し耳に痛いことを言われた。正直今でもそのコメントの消化に苦しんでいるが、それでも現実的なアドバイスをしてくれたのはありがたい。同時に、今回の会話では彼から難しい課題が出された格好で、逆に考えてみれば彼がいかに私に期待してくれているかが分かった。そう考えれば嬉しくも思える(できるだけ肯定的に考えるようにしている)。

エイブリーの後は同じく指導教官のジェニファーと短時間話し、その後は後輩のライアン、ロゼラらと談笑。そして助教授一年目のマイクにも相談。その日は本当に相談事の連続だった。博士課程後期の辛さが少しずつ分かってきたような気がする。

6時過ぎ、気分転換にと地下鉄に乗り、昔住んでいたアパートの方面に向かう。日本食の材料を購入して今度はバスで学部へ戻る。図書館で必要な文献をチェックアウト。

その日は学部ビルのソファで一夜過ごすことを決心し、夕食は仕事をしながら。午後10時、担当教授の一人であるダリルと電話で相談事。今は別の大学で教鞭を取る彼と直接話したのは1年ぶりくらいか。親身になって話してくれた。去年の今頃私が研究助手をしていた、ダリルの奥さんのジェニーも元気そうであった。そしてその日は自分に気合を入れるためもあり、夜は3時まで仕事をし、朝は6時起床。すぐに仕事を開始した。睡眠時間は短かったが、色々な悩みで寝ようとしてもおそらくあまり寝付けなかったと思う。

火曜午前中は学部ビルと図書館で仕事を進めた。正午、いつものメンバーでバスケ開始。前日睡眠3時間では大変だったが楽しめた。その後は学部に戻り再び仕事をすすませ午後4時過ぎにフィリーを後にした。

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Gymnopedia No 1
http://www.youtube.com/watch?v=Al5U1WJ48rM

ワシントンのソフトボール大会に参加

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先週末は土日と使ってワシントンでソフトボール大会が開かれた。主催者は商務省で働く友人のサリム。彼個人で参加している4チーム50人を集めての開催。最初から最後まですべて時間通りにスケジュールを進めながら彼は素晴らしい組織力と指導力を披露し続けた。私も真似したいくらいである。

土曜は午前・午後を使ってソフトボールの練習と簡単な練習試合。本番の試合は日曜午後2時から。私のチームは毎週恒例のブルッキングスのチーム。キャプテンはエリン。大学の友人ウェンディ、デイビッド、職場の元同僚のデイビッド、現在の同僚のジャニーンらが参加。

私は試合では3番SS(ショート)で先発。2打数2安打(両方とも二塁打)、2得点。守備ではダイビングキャッチ、1・6・3のダブルプレー、ジャンピングスローを披露、相手チームを唸らした(マジ)。まだまだ行ける! 小中と野球やってて良かったー。試合は18対3で大敗…。けれども重要なのは楽しむこと! その目的は十分達成できて嬉しかった。

試合後はサリムの自宅まで皆で地下鉄で赴きホームパーティ開始。参加者40名強。友人数名できて嬉しかった。ワシントン全体のソフトボールリーグの会長のデイビッドと直接話す機会があり、その彼に試合中の私の守備面での貢献を認められた(彼自身はソフトボールを100?は飛ばす物凄いバッター)。食べて飲みまくる参加者をよそに私は午後6時過ぎに自宅に向かい、翌日5時の起床に備えた。

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写真:主催者のサリム(左)、大学同僚のウェンディ(左から2番目)、キャプテンのエリン(白のトレーナー)。私のチームメイト。

米軍研究所からのオファー

米軍の有名な研究所から連絡があり、オファーを頂けそう。軍事問題ならここと言われる凄い所。自分の研究内容にかなり興味があるらしい。まだ最終ではないので詳細は後ほど(あればね)。上手く行かないかも知れないしね。

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今週は月曜と火曜はフィリーに、そして金・土・日とサンフランシスコにいます。

ありえん英語シリーズ・パート3

丸太小屋、$6,19。09544eb0.jpg









過去シリーズはこちら。

ありえん英語シリーズ・パート1

ありえん英語シリーズ・パート2

スワモスの小さな同窓会

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木曜はスワモスの小さな同窓会を開催した。スワモスとはご存知コーネル大で毎年開かれる3週間の夏季軍事学講座。2年前に一緒に参加したシカゴ大の友人ネギーンがワシントンを訪れているため、同じく元参加者(スワミーと呼ばれる)で、UCLAで学生をしつつワシントンの諜報系機関に勤務するデイビッドを呼び集めて3人で昼食会。場所は仕事場近くの地中海レストラン Levante's

去年8月の米政治学会のシカゴ以来の再会(参照:今年のアメリカ政治学会)、そして3人とも同じ博士候補ということもあり話は盛り上がった。話の内容は、国際関係学の近況、お互いの近況、そして政治学会の噂話など。来週金曜日には国際関係学会の最中にスワモスの別の同窓会がある。

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一方で、オックスフォードの友人のマイクが今年のスワモスに合格した。今年やれと薦めておいたから、先ほど連絡があった。これでまたスワモス・メンバーが一人増えて嬉しい。

SWAMOS website
http://www.columbia.edu/cu/siwps/swamos.htm

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写真:2006年のスワモスのメンバー。中央がネギーン、私とネギーンの間がデイビッド。

中華街での夕食会

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火曜夜は仕事の後、東京から遊び出張に来られた紘平兄貴を囲んで夕食会。久しぶりに会う友人5人が集まって中華街近くの地中海レストラン Zaytinya で11時近くまで楽しんだ。話した内容? 私の恋愛話以外は記憶にない。

お開きの後は紘平兄貴を捕まえ近くの Clyde's にて午前1時過ぎまでサシで飲んだ。話した内容は…、想像つくでしょ。クライズは今回初めて訪れたレストランだったがその豪華な内装に驚いた(写真)。また来たいねー。

終電・最終バスを見事に逃したのでその夜は仕事場で過ごした。

日米関係のパネルを見て思う事

火曜は午後からジョージワシントン大の図書館で調べ物をしてからシンクタンクのCSISへ。日米関係のパネル・ディスカッションが開かれた。詳細はこちら。

The U.S. Election and Japan: Policy Challenges and Expectations
A Panel Discussion with

Kurt Campbell
CEO & Co-Founder, Center for a New American Security

Michael Green
Senior Adviser & Japan Chair, CSIS
Associate Professor, Georgetown University

Koji Murata
Professor, Department of Political Science, Doshisha University

Kazuya Sakamoto
Professor, Faculty of Law, Osaka University

Michael Schiffer
Program Officer, The Stanley Foundation

Moderator

Yoichi Kato
Bureau Chief, American General Bureau, The Asahi Shimbun

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各々の発表者の話の内容にバリエーションはあるが根本的にはいつもの通り。日米関係は重要でそれは今年の米大統領選挙でも変わらないという事。

疑問に思う。ワシントンを訪れる日本人の学者がスピーチの最中でするジョークは、なぜその多くが自虐的なものなのであろうか(例:「私英語がダメだからどうのこうの…」)。こちらの社会では逆効果である。自信の無い人物の必死のギャグとして受け止められる。聴衆がどんなに日本文化を理解していても、彼らがする反応と言えば失笑がほとんどなのである。

来週末の国際関係学会

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来週末に迫ってきた国際関係学会(参照:学会で…)。去年10月以来の久しぶりのプレゼンなので今からもう興奮している。そして初めてのサンフランシスコ。

スケジュールの都合で金曜午後から土曜の深夜までしかSFにいられないが何とか観光の時間も見つけたい。自分の発表は土曜の午前10時半から正午過ぎまで。私のパネルはケイモスという軍事学グループが主催しているパネルの一つ。パネルの情報はここから。

http://camosnet.org/ISApanels.htm

SF滞在時の予定も決まった。土曜夜は我が大学のルディ(教授)主催のパーティに参加する。金曜はケイモスの夕食会に参加。ところで、後者の席はまだ空いていますので、もし学会に来られる方でこの夕食会に参加希望の方はお気軽にご連絡下さい。

写真:3年前にしたプレゼンの恥ずかしい一枚。
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