Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2008年12月

博論研究の状況・ライオンズのセミナー

帰国して1週間足らずだが、今回持ってきた図書の75%は既に読了。自宅でも電車の中でも喫茶店でもどこでも読んでいるため。資料の中にある使えるデータが多いので分析と執筆に苦労しているが、この時点で70?の論文(ギニア・ビサウの一章)ができている。この論文の提出予定日は3週間後。今後はデータを加えながら修正を重ねていく事になる。

以下は来週のセミナーに関してのご連絡を抜粋。

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私のプレゼンでカバーする内容としては

1.なぜこの2年ほどでイラク戦争が成功しつつあるのか、
2.オバマ政権下における軍事戦略はどのようになるのか、
3.なぜ対テロ戦争は難しく、どのような解決法が提言・履行されており、どれが有効か、そして
4.日本の安全保障政策への提言

などを短いプレゼンにまとめる予定。これらの問題は私の博士論文とランド研究所でのプロジェクトで扱っていて、日本のメディアでは扱われない最新の情報を幾つか提供できると思う。

当日は時間が限られているためこれらを完全に満足して話すことは不可能かもしれないが、その場合はセミナー後の交流会で参加者の方々と個人的に話ができることを願っている。

恵比寿、中学の同窓会、静岡

土曜は渋谷区恵比寿にて、かねてからお世話になっている防衛大の教授と昼食。この方は私に貴重なアドバイスをくれるだけでなく、私と専門分野そしてその重要性の認識を強く共有される同士のような方でもある。笑顔とユーモアをご専門に上手くブレンドして話す非常に頭の回転の速い方でもある。去年特に助けられたこの方と西原先生のご恩は忘れない。

話した内容は日本の政軍関係の内情とアメリカ軍の今後、そして様々な研究プロジェクトの進行方法など。このお忙しい時期会って頂いただけでなく3時間もの貴重な時間をこの会合に充ててくださった。そしてお土産にはとてもおいしい「揚げ饅頭」を頂いた。深く感謝し、今後どのようにお返しができるか模索を始める。

夜8時には埼玉県の南越谷に行き、待ちに待った中学の同窓会に参加。最終的には予定人数を超える19名の同窓が来てくれた。もう一人の幹事の助けもあり司会進行も上手く進み、一次会も楽しく盛り上がり、二次会のカラオケが終わったのは午前3時過ぎ。同窓の一人が車を出してくれてわざわざ実家まで送り届けてくれたのは午前4時。

たった2時間の睡眠を取ったあと、日曜日は朝8時の新幹線「ひかり」で静岡へ。初めての静岡県に感動。山と海に上手く挟まれた焼津市で数時間過ごす。家族と合流し昼食は「焼津さかなセンター」にて。そこで食べたあまりに美味の丼物に大感動。お土産には極上の中トロを購入。色々市内を回った後、帰りは車で実家へ向かう。渋滞にあい実質運転時間は3時間強の長距離ドライブ。お疲れ様でした。

重要:1月7日のセミナー(オバマ新政権と日米関係)

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皆様、

詳細は追ってお送りしますが、来月の1月7日の水曜日夜、所属しているライオンズがセミナーを一般公開致します(参加無料)。アメリカのオバマ新政権下の外交政策と日米関係が今回のトピックです。

スピーカーである古賀さんの発表はオバマ政権と東アジアに関して。私はオバマ政権の安保政策で、イラクとアフガニスタンでの戦争に焦点を置く予定です。セミナー後には懇親会も開催されます。奮ってご参加下さい。

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【Younglions TOKYO New Year Meeting】

日時:1月7日(水) 19:30(開始時間は変更の可能性あり) ? 
場所:デジタルハリウッド大学院 秋葉原メインキャンパス 
   住所:東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7階
   (http://gs.dhw.ac.jp/faq/map/index.html)

第1部:パネルディスカッション「オバマ政権下の外交政策及び日米関係」

スピーカー
古賀慶 (タフツ大学フレッチャースクール博士課程)
吉川由紀枝 (ジョンス・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院ライシャワーセンター上級研究員)
片桐範之 (ペンシルベニア大学院政治学部博士課程)

スピーカー略歴

古賀慶
・所属:タフツ大学フレッチャースクール博士課程
・略歴:米国ルイス・アンド・クラーク大学国際関係学部卒業(2000)、米国ジョージワシントン大学エリオットスクール国際関係大学院修士課程修了(2002)。在学中はWashington D.C.にて、InterAction、Institute of Multi-Track Diplomacy等でインターン。(財)日本国際フォーラム、東アジア共同体評議会、大学非常勤講師等。

吉川由紀枝
・所属:ジョンス・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院ライシャワーセンター上級研究員
・略歴:慶応義塾大学商学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)東京事務所にて通信・放送業界の顧客管理、請求管理等に関するコンサルティングに従事。2005年米国コロンビア大学国際関係・公共政策大学院にて修士号取得後、ビジティングリサーチアソシエイトを経て2007年6月より現職。

片桐範之
・所属:ペンシルベニア大学院政治学部博士課程
・略歴:専門は国際安全保障問題。博士論文は世界政治における国家と非国家主体の間の非対称戦争について。サウスカロライナ大学、コロンビア大学院卒。東京の「平和・安全保障研究所」にて客員研究員(2007年)、ワシントンの「防衛情報センター」でストラウス・フェロー(2007ー2008)、そしてワシントンの「ランド研究所」にて対テロ戦争の研究に従事。

第2部:交流会 (21:00 ?  )
場所:秋葉原周辺の飲食店

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出席希望の方は、1/3(土)までに、

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87550838

にて、出席登録をお願いいたします。またメッセージ欄に「第2部の交流会への参加の可否」の記載もお願いします。

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10年ぶりに年末に帰国!

昨晩東京の実家に無事帰宅。思えば日本で過ごす年末は覚えている限りで10年ぶりである。今日は午前中に事務を済ませ午後から去年お世話になった平和安全保障研究所へ。

論文提出!

火曜日、進めていた対反乱軍戦略の論文を学術誌に初投稿。

来年2月の国際関係学会で発表する論文で、タイトルは 「Why “Winning Hearts and Minds” Is Not Enough: Comparative Analysis of Institutions in Counterinsurgency Operations in Malaya, Indochina, and Iraq」。

今まで別に進めていたマラヤ紛争のみの論文ではなく、博士論文で扱う事例研究のマラヤ紛争とインドシナ紛争を、現在のイラク戦争の分析にブレンドしたもの。今回は後輩のライアンとティム、そしてオックスフォードの友人のウォルターにコメントを貰って修正していた。
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