Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2009年03月

研究者の「苦悩」

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道行く人に




「あなたってエロかっこいい人ねハート








と一度は呼ばれてみたい仕事中ののりっぺです、こんばんは。

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論文の締め切りがあと半日を切ったのが、最終的な編集作業が延々と続いている。一度「仕上げた」50ページの論文が、たったの24時間後には赤色のペンの書き込みで一杯になるのである。24時間前には最高の出来だった論文が一日で様変わりするこの現象に早く慣れるべきだろう。

一方で、もう一つの論文はただいま完了。来週木曜日に学部内で博士候補による論文大会なるものがありそれに参加する。そこで私のディスカッサントを勤めてくれるアレックス(教授)に送っておいた。

ダホメアン戦争の章は50?走る

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写真は我が大学の創設者、ベン・フランクリン。今日午後撮りました。 続きを読む

ダホメアン戦争の章提出まであと2日

数ヶ月の研究と執筆を経て、ダホメアン戦争の章がようやく終わる。締め切りは2日後。この提出で博士論文の事例の研究が全て終わる事になり、論文執筆の本格的な終了までカウントダウンされる事になる。あと数ヶ月はかかるけどね。残りはメインの理論の章とその理論を実証する章をより強くする事。

ダホメアン戦争の章は47?走る

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ATB - Here with Me
http://www.youtube.com/watch?v=F67ZDzV9TzI&feature=related

政治学部のオープン・ハウス

金曜は午後から、今年の合格者を学部に招く「オープン・ハウス」が開催された。先日書いた通り今年は例年よりも合格率が高く、今日は15名ほどが来校。普段の学部ビルが混雑していた。

私を含む現役大学院生のオープン・ハウスにおける主な仕事は、今回訪問中の合格者を入学させるよう説得なり学部を紹介したりして彼らに学部を好んでもらう事である。従って学部主催の昼食会から私は国際関係学を専攻する予定の人と相席し学部を紹介し、私の状況、学部からのサポートなどを語る。合格者はこの時点で即決する必要はなく数日経てから入学校を決めるため、その間にも質問などに答えられるよう、ここぞとばかりに私の名刺を配っておいた。名刺の所持はもちろん学部のアピールにもなる(結構シブいデザイン)。

昼食後はしばらくバスケを挟んで再び学部へ。4時半からは国際関係学科主催の飲み会が開催。オードブルとアルコールのミックスを楽しみつつ再び交流開始。

今年は我が学部は国際関係学専攻の生徒を10名合格させ、その中の半数以上は入学する予定だと言う。気に入ってもらえて非常に嬉しいし、私の後輩がまた多くできる事をとても楽しみにしている。今回の合格者を見ると、そのほとんどは英語を第一言語にする人間で、海外からの留学生はほぼ皆無であった。2人いたアジア人の生徒はアメリカ育ちで就職経験もあり、私が普段から応援している日本からの留学生の合格できる隙間は残念ながら感じられなかった。アメリカの経済が滞る中、競争率は確かにうちの学部では下がったが、それでもかなりのハイクオリティが求められている。

いずれにせよ今回の合格者との交流を楽しんだし彼らとの再会を楽しみにしている。

日本人の大学院生らと…

水曜は睡眠不足でフラフラしながら大学へ。午前中は授業をこなし、午後に大学院生センターに顔を出すと同期のメレディスと遭遇。日本人大学院生10人ほどのグループが日本から来校されているとの事で、早速お会いさせて頂く。その時知ったのだが偶然にも引率されている教授の一人とは、2002年のワシントン時代に知り合い、2006年のアメリカ政治学会@フィラデルフィアの日本人夕食会で再会して以来であった。

メレディス、そして途中から合流した友人で「私よりも日本人の」ネイサンらと一緒に、そのグループと大学ツアーをしながら談笑。その後は喫茶店に寄り、先生方お二人と生徒二人の5人でアメリカの大学院について話をする。前述の先生はアメリカで博士(政治学)を取られた方のため私との共通点もあり話が弾んだ。私としては、もっと多くの日本人がこちらで政治学を学ぶべき(=後輩が欲しくてたまらない)、自分は愛国心の塊で、博士課程は大変だが人間的に強くなる、などと熱弁させて頂く。2時間ほど皆と過ごして再び授業の準備をした。

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明日の金曜は今年の合格者が我が学部を訪れる「オープン・ハウス」の日。楽しみだ。

WBC連覇おめでとう!

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火曜は朝6時に早起きして講義の準備。昨晩はWBCの決勝を終わりまで確認せずに寝たため、ニュースを見ながら講義の準備を進める。

9時半、授業開始。準備の甲斐もあり40分の講義を無事こなす。その後学部に顔を出すと同僚から日本連覇のお祝いの言葉をかけられる。

午後は大学院センターにて論文執筆に努め夕方帰宅。写真はフィリーの路面電車。

東アジア政治経済学の講義

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今学期の残りは東アジアの政治経済の授業を部分的に担当する事になった。

今週火曜から講義は始まり、「日本のバブル経済とその破裂」について語る。その後は「財政危機の防止と管理」。そして最後に「90年代のアジア財政危機における反応の鈍さ」に関する政治を担当。

私の専門外だが今まで勉強しておいて良かった。いずれ本格的な授業を持つ日も来るだろうし。ただし同じ1時間の授業がいつもより長く感じるだろうね。生徒にとってはそうでない事を祈る。

ところで、ダホメアン戦争の章は来週前半に提出予定! これで事例の章は一応全て執筆完了!

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安全保障研究のシンクタンクへ@東京

今年は5月の半ばに東京に戻るが、6月の間は2年前にお世話になった研究所に戻り、短い間だが客員研究員をさせて頂く事になった。とても嬉しいし、可愛がって下さった皆と再会出来るのも楽しみにしている。

アメリカ政治学会@トロント

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アメリカ政治学会から連絡が来て、今年9月に開かれる年次学会での発表に合格したとの報を受けた。発表するのは去年書き始めた世界覇権と中国の台頭に関する論文。いつもと違ってポスターでの発表になるためリラックスして研究できる。

場所はカナダのトロント(左)。1996年以来、13年ぶりである。

国連と自分

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今日は授業の中で国連の話題が出たため、私の国連での経験の話を生徒にした。

大学卒業直後、ニューヨークの国連大学のオフィスで夏休みの間、そしてその後1年近くアメリカの国連グループでインターンシップをした。

自分にとっては初めてとなる国際社会への露出に最初は戸惑う時期もあったが次第に慣れ、国連に関する肯定的な面と否定的な面の両方を少しずつ理解する事ができるようになった。あの時は国連バッジを胸に下げる自分に陶酔しながら歩き、国連安保理の協議会場に一人ポツンと座って国際政治の「最高」の場所に感動しながら自分の将来を模索していた。

日本の国益に直接利益をもたらす限り国連を支持する考えを一般的に持つ私だが、そんなある意味極端な(現実主義的には健全な)考えは、この短かったが刺激的な1年の間に得られた面白い経験が元になっている。

WBC - 4番・サード・原監督

シブイ

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ワッキー、どうよこの写真?

http://www.sanspo.com/baseball/images/090317/bsr0903170930028-p1.jpg
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