Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2009年05月

論文終了・提案書・戦車

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今月最後の日は雨。自宅で仕事を進める。今日中に、明日締め切りの国際関係学会の提案書を提出し、対反乱軍戦略の論文を一本終わらせる。

明日は朝から東大図書館で調べ物があり、今夏お世話になる研究所の初日。午後4時からは、先月ペンでもお会いした、デューク大のフィーバー教授の講義に参加し、夜は小池兄と陽介と飲み会。

写真は先日の防衛大で撮った61式戦車。

新宿2丁目、防衛大学での講義、横須賀基地

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木曜は夕食後に新宿に向かい、私が今行っている日中関係の研究に必要な学者の方とのインタビューを敢行。最後にお会いしたのが2年前、同じスナックであった。

久しぶりの再会にこれ程となく緊張したが、お会いしてすぐに思い出して頂いて嬉しく思う。話はヨーロッパからアメリカ政治、そして日本の将来から阿部首相との対談など多岐に渡る。

実質的なアポ無しでのアプローチであったためか、肝心の研究に関するインタビューはやさしくかわされてしまった。が、それも勉強のうち。この方がアメリカ政治学者の最新の著作の中で日本の大戦略家の一人として記されている事実に変わりはない。また先生が出版してなさっている雑誌への寄稿の話も浮上してきた。

この会合をセットアップして下さった友人の記者と、正式に私をこの席に招待して下さった美術家の先生に深く感謝して、日にちが変わったあたりに帰宅。

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金曜午前6時起床。朝食を急いで取って電車に乗り横須賀へ。まちに待った防衛大学校での講義である。我々の命と生活を護るべく努力を続ける防大生の前で中途半端な講義はできない。このような日のために避けていると言っても過言ではないコーヒーを三杯一気に飲み干し、午前9時半、大学到着。そして今回ホストして下さった教授と半年振りに再会。

一度目の講義では「危機管理」のトピックで、私の経験を元に議論を指揮させて頂く。1時間半の講義だったが生徒からの反応もよく、高度の議論が出来、満足して授業を終わらせる事ができた。

昼食を挟んだ二度目の講義のトピックは「政策過程」。アメリカのイスラエル・ロビー、国際関係論から直接引き出した論理的な議論から講義を進める。

休憩を挟んだ後半の講義では、このブログのファンであると名乗る防大生がわざわざ会いにきてくれた。このようなストレートなアプローチには特に嬉しく思う。そして彼らを含む30名の生徒の前で、今年1月に披露したオバマ政権の軍事戦略のプレゼンテーションを行う。少し内容が難しいかと懸念していたがそんな心配も無用に終わり、20分ほどだった質疑応答の時間でも的を付く的確な質問が多くなされ、予想以上に刺激的な内容になった。また、非常に限られた時間であったが、肝心の彼らの日米同盟に対する考え方も少しずつだが分かるようになってきた。

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その後、当校で教鞭を取られる私の十数年先の高校の先輩に紹介され談笑。誇り高き城北生は日本国防教育の最先端でも大いに活躍している。

その後は教授に連れられて横須賀の米海軍基地にて夕食。私にとっては日本国内で初めての米軍基地で、横須賀の街の探索も含め、とても面白い経験になった。夕食ではアメリカ政治学や日本の教育環境の話など再び多岐に渡った。夜11時過ぎ、帰宅。

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Kayama - ATB
http://www.youtube.com/watch?v=zuSRaDhpn-Q

東大の博士グループ

水曜は昼前に自転車で東大本郷キャンパスへ。赤門をくぐり抜け会場へ。毎月恒例の博士候補の英語ゼミに参加。スペイン、アメリカ、韓国など世界中から院生が集まるこのゼミは自分にとって最新の日本研究を知る事のできる貴重な機会である。このゼミを指揮しておられるミシガン大政治学部のキャンベル名誉教授には2年ぶりの再会。

今回は日韓両国で研究をしているバークレーの博士候補の研究発表を聞いて質疑応答。とても良い発表だったのに加え、観客からは実に鋭い質問が相次いだ。来月は私の出番。恥じる事のないように頑張りたい。

ゼミのあとは参加者10人程に混ざって近くのインド料理屋にて会食。みんな初めて会う人達だったが私を暖かく迎え入れてくれとても盛り上がった。分野は多少違えど皆博士候補。我々には共通のスピリットがあり彼らと知り合う事は心強い。

その後は経済学部の図書館で調べ物。その後、兄貴分の小池さんに連絡し、キャンパス内のカフェにて小一時間ほど久しぶりのキャッチアップ。シブいネタでアヒャヒャヒャと盛り上がって帰途に着く。

デューク大の安保学生会議への参加

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今朝ネットを開くとデューク大からメールが一通あった。今年9月に開かれる、安全保障問題を専門にする卒業間近の博士候補のパネリストの一人としてデュークに招かれて自分の研究成果を発表できる事になった。これはデューク大、ノースカロライナ大(CH),ノースカロライナ州立大の3大学が集まってできたコンソーシアムがスポンサーしている学生会議。

毎年その分野の「新顔」が集まるその名も New Faces Conference という会議で、ドクター直前の研究者の間ではここ数年で人気の出てきたプログラムで、結構な競争率があったはず。3年前のスワモスのように、また新しい研究者の友達ができる事になった。嬉しー!

ただ一番嬉しいのはやはり、自分の博士論文の研究が学外にも認められつつあるという事。

結婚式の2次会と奇妙な夢のコントロール

土曜夜はコロンビア時代からの友人の結婚式の2次会に参加。新郎新婦共に幸せそうでこちらも嬉しかったし、何より式が楽しかった。コロンビアの同窓は私を含めて8人来て、数年ぶりの再会で皆でかなり盛り上がった。その後は東京駅近くの夜景の見える高層ビルで3次会。

ところで先日、面白い経験をした。ある晩寝ようとウトウトし始めたとき、夢を見始めている自分に気が付いた。そこでの自分はなぜか画商という設定だったのだが、そこで私がしたことは、「いやいや俺は画家じゃない。政治学者だよ。」と自己修正して、政治学者として夢をリセットして継続して眠りについた事。w

数ヶ月に一度のペースで私は自分の夢をコントロールする。例えば自分が死に直面する場合、「こりゃヤバイ」とその夢の雰囲気に途中で気付き、それなら起きたほうがいいと、自分でその夢を中断する事ができる。既に数回夢の中で死を経験しているので、そのような習性を身に着けることができた。まそんなのはどうでもいいこった。
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