Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2009年09月

ブログの更新

ブログの更新、できなくてすみません。ここ最近人生の中でも最も忙しくて重要な時期に直面していて、自分の最高の力を毎秒発揮しなくてはならない日が続いています。どこのどなたかは分かりませんが、毎日100人以上の方々がこのブログをチェックしてくれて本当の申し訳なく思います。ただ、こんな時こそ励ましのようなメールがあればとても嬉しく思いますので何かあればお気軽にご連絡下さい。必ず返信します。ウインク

休みなき週末

週末なのにも関わらず土曜は7時起床。眠い目を擦りながら朝食を取った後、すぐに大学に赴き仕事開始。学部寄って郵便局寄って図書館寄って。

遊びてー。

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博士過程で私が学んだ事の一つに、良い後輩を持つ大切さがある。

この数年の間、私の学部のライアン、ティム、ロゼラ、バーバラら将来有望な後輩に何度も助けられてきた。論文の構成、主張、データの扱い方など、私や指導教授らが思いもしなかった問題点を数々指摘し、さらにその解決法を伝えてくれる。博士論文とは別に進めている論文も、私が頼めば多くの時間と労力を割いて読んでくれ、建設的な意見を惜しむ事なく共有してくれる。就活に関するアドバイスでさえ、後輩の彼らがくれるのである。

私の学部には国際関係学を専攻して卒業した人間はここ数年数えるほどである。また、このブログに何度も書いている通り、私には日本人の先輩と呼べる人が誰一人いない。ハードな軍事学をマスターし先を行く同胞の先輩がアメリカどこを見てもいない。私の学部に長い間いる人に尋ねても、日本人の博士候補がいたと記憶している人はいない。私がペンに来てからも、学部のビルの中で日本語を使った記憶はほとんどない。従って私には問題に直面しても相談できる、母国語を使って心を開いて話しをする先輩がおらず、必然的に同期や、軍事問題を専門にする後輩に頼らざるを得ないのである。

スローダウン

理想の頻度でブログの更新ができていない。授業の準備、就活、そして博士論文の執筆に追われ、落ち着いて日本語で考え書き込む心の余裕もできない。

昨日、イラク戦争の分析に必要な図書、On Point II がようやく届いた。アメリカの国立印刷局から取り寄せていたパッケージを開けてみると中には総数600?の分厚い本が一冊。2・3?の重さの代物で、片手で持っていると10秒位で手が疲れる。どう読んでいこうか。

博士論文完成版提出まで残り2ヶ月ちょい。行ったれ。

行ったるぜニュー・オーリンズ

週末を使って博士論文の最後の章を書き始めた。この時点で最も大切な事は、他の章と構成と質のレベルを一致させ、さらにメインの主張に一番強い史実的なバックアップをする事である。なので既に完成した章からテンプレートを持ち入れ執筆すること数時間、20?ほどのペーパーができあがった。博士論文全体を提出するまであと2ヶ月。これから少しずつ忙しくなるだろうが時間は充分あるだろう。

先ほど国際関係学会からメールがあり、来年2月の学会の発表に合格したとの報を受けた。博士論文以外の研究を2つ提案していたのだが、それが両方合格してしまったため、嬉しいのと同時に少し大変そうだ。博士論文のディフェンスは2月の上旬を予定しているので、予定通りに行けばこの学会が私の「博士」デビューとなる。

開催地はルイジアナ州のニュー・オーリンズ

他に行かれる予定の日本人の方がいらっしゃればお気軽にご連絡下さい。現地でお会いできればと思います。

秘密の研究トピック2こ

このブログに書き続けているように、私の博士論文やその他諸々の研究は基本的に国際安全保障、とりわけ非通常紛争の類である。ただ一方で、それらに全く関係のない分野のネタにも実はかなり興味を持っている。それは2つある。

1.天文学。実は私の大学時代の理系の履修科目は天文学である。星とか隕石とか星雲とか、昔から好きな分野だったので、勉強も楽しくて成績も2年間でオールAである。大学近くの天文台にも何度か通ったし、プラネタリウムとか大好きである。この興味を生かして何とか国際関係学に絡めて学問に貢献したい。今私の分野で進んでいるのは軍事技術が宇宙の要素をどう用いて国家間の関係にどう影響を与えているのかなどがあるが、それ以上は機密度が高いためか、一般の研究は進んでいない。例えば隕石を使って戦争に勝つ方法とか、FFとかドラえもんで出てきそうな事、政治学でできんかね。

2.南太平洋の国際関係。発展途上国に行って分かった。やっぱり俺は贅沢な生活をしながら研究したいと。ビーチに囲まれ、豪華なホテルに泊まって、マリンブルーの海でたまに泳ぎながら研究したい。アメリカも、東アジアも、ヨーロッパもいい感じだが、タヒチ、キリバス、グアム、フィジーなんかにゃ敵わない。要は政治学でホットなネタを南太平洋にいかに結びつけるかである。
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