グローバル化を止めない、アフガニスタンやパキスタンで暗躍するタリバン。今日入った興味深い報告では、ドイツ語を話すタリバン勢力が、イエメンに存在する「兄弟」や「姉妹」との共闘を謡い、様々な形でのサポートを広く呼びかけている。ドイツ語があるなら次はどの言語だろうか。これはもちろん、テロ問題を解決する上で英語での対処の限界を表し、テロ問題への対応の国際的な解決の重要性、そしてはやり多言語を同時に使い計画を練ることの重要性を強調する役割を果たしている。
一方で、イスラム系過激派も、多くを学び国際社会からの反応に対してできるだけ早く順応しようとしている。別の報告ではこんなことが書かれている。アル・ファルージャと呼ばれるオンライン・フォーラムでは、アメリカのFBIなどの警察・諜報機関による反乱軍内部の貫通が増え始めてきたことに対し、いわゆる外国からのスパイと本当の過激派の区別をどうつけるべきか、議論が高まっている。ここ数ヶ月の間、「聖戦」を戦うとの目的でイエメンに向かう若者が多いらしく、そこで本物の戦闘員と外部の人間を分ける必要が大きくなっているのが背景のようである。
先日ここでも書いたトリプル・エージェントの問題はアメリカやヨルダン側だけの事ではない。国際的な活動を続ける、一般的な「テロリスト」に対しても大きな影響を与えている。