Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2011年06月

東京生活満喫中

日本に帰国して数日が経過。大忙しの毎日が続く東京滞在。毎日仕事関係の準備で大変である。

火曜日は慶應大学にてゼミを担当し、今週後半は防衛研究所でのアポ。来週は去年と同じく目黒の自衛隊幹部学校を訪問。大変お忙しいところセットアップを担当して下さった方には感謝の気持ちで一杯である。

そして同じく来週は京都にてバケーション。今回の帰郷で休みが取れるとは思わなかった。とても楽しみにしている。

フィリピン大学にて客員研究員!

8月にマニラを訪れる際の研究ベースを探す際に現地のフィリピン大学と連絡を取ったところ、今回の滞在中に客員研究員として迎えてくれることが決まった。フィリピン大学はフィリピンでトップの国立大学。これで研究中にオフィスや図書館を使えることになっただけでなく、大学関係者とネットワークもできることになった。

今回の日本で帰国する際の立場と共に、自分のキャリアアップにつながる機会が与えられて嬉しい。

写真は5月上旬に訪れたアラバマ州モビルにある戦艦アラバマにて。機関銃を発射する準備が整った瞬間。
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ワークショップ1日目

出張1日目。ここはカナダ国境近くのバーモント州は Basin Harbor Club

今日は今回のワークショップの参加者の自己紹介、夕食、そして安全保障の教育方法に関する議論だけで終わったが、中身の非常に濃いものだった。私も最初からフルスロットルで積極的に議論に参加した。

参加者の顔ぶれもすごい。政権内で活躍する政治学者数名にランド研究所の部長クラス、米軍の3つ星クラスの将軍にCIAの元長官らから講義を受ける。

写真は泊まっているキャビン。
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大学教授1年目の成果・そして感謝の気持ち

先月末の大学の卒業式に起きた嬉しい出来事。

その日は大学の講堂で生徒全員と教授陣の前で、わが大学の Faculty Award for Teaching Excellence という賞を受賞した。名前が呼ばれるとステージの上に上がり、当時の大学総長であるロバート・ケイン少将から直々に表彰用の盾を頂いて、二人で写真を撮った。ケイン少将との写真はここには掲載できないが、下のが頂いた盾。

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とても嬉しかった。同僚が言うには、1年目の教員がこの賞を受けるのは大学で初めてだという。苦労した時期もあったが努力と成果が認められて良かった。

その表彰式で実はもう一度表彰された。今度は Fit to Fight Recognition という賞で、生徒全体の話し合いで決まったようだ。大学教員でも数名が受けた賞で、私も自分の名前が再び呼ばれるとステージに上り、生徒代表の中佐から下の写真の真ん中のメダルをもらった。

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ちなみに写真の左のメダルは F-22 ラプター戦闘機の訓練wを受けた際の記念。右の方は、今春出張でフィリピンの空軍基地を訪れた際に頂いたもの。

大学教員1年目の努力が認められて本当に嬉しい。ただこれらの賞は私個人の力による物ではなく、私を支えて下さった多くの方々のおかげである。特に私の家族からの協力と理解には感謝しきれない。人並みだが家族としての愛という形で、今後しっかりとお返ししたいと思う。

バーモントへの出張

来週はバーモント州への出張。最近の最高気温が40度近くまで上るこの南部の町からはいいタイミングの避暑である。

出張の目的は安全保障学を教える若手教授陣の夏季ワークショップ。場所はバーモント州のシャンプレーン湖の畔のキャビンである。5年前にコロンビア大のベッツ教授が主催するスワモスに参加したが、今回のはそれに付加価値を付ける形のワークショップになろう。

私を含む参加者のバイオを見ると、この業界ですでに数年教えているベテラン枠の助教授から、陸海軍の戦争大学で教える佐官まで様々なバックグラウンドを見つけることができる。スワモスには当時の私のような大学院生が多かったのに対し、今回のワークショップは助教授レベルの安保専門家によって構成され、その中でも私のような1年目の教員は珍しい。

そして特に興味があるのが、ワークショップで指揮を取るメインのベテラン教授陣とゲスト・スピーカー。エリオット・コーエン教授の元、ブッシュ政権で名を馳せた有名政治学者の数々が我々参加者に講義をする。ブッシュ政権時代の政治イデオロギーがどれほど安全保障学に反映されているかの問題も含め、とても楽しい機会になりそうだ。
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