Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2011年10月

フロリダ州デスティン

忘れる前に、数日前書いたエントリーへの追加として、フロリダはデスティンの記録。

その日は快晴。車で3時間ほど行くとフロリダの沿岸地域に到着。普段あまり見ないヤシの木を見て少し興奮。そのまま今回の宿泊地のハールバート・フィールドの基地に入り、ホテルにチェックイン。下の写真にある、予約していたサウンドサイドのホテルが取れたのは嬉しかった。

CIMG0335

チェックインの後は東に向かい、30分ほどビーチ沿いをドライブすると今回の目的地のデスティンに到着。少し早めの夕食を取ってから、イルカのクルーズに乗り込み、2時間ほど沖に出て、イルカの群れに何度も遭遇。その中でも数匹は小さなジャンプをして我々観客を喜ばせる。

翌日はホテルをチェックインしてから基地の中を見て回る。マックスウェルと規模のサイズが近い。ただ米空軍の特殊作戦部隊の本部ということもあり、違いも多く、航空公園の展示物も特徴があって面白い。

その後はデスティンのレストランでブランチを取り、近くのショッピングモールで買い物をした後、帰途に着いた。帰り道は違うコースを取ってみると、アラバマ州南部に多い、綿花畑に囲まれた、まさに映画に出てくるような田舎道を淡々と行く面白い経験ができた。

今日はこれからアトランタへドライブ。

見たほうがいい米共和党大統領候補のTV宣伝

政治学者の間で噂になってる、ハーマン・ケイン大統領候補の宣伝。注目すべきは後半出てくるタバコに最後の微笑み、ビックリしたのと同時に面白かった。もちろん、この意見はアメリカ政府や国防総省には関係はありません。

Now is the time for action!

それとプラスで最近聴いてる曲。授業始める前に聴くと力が沸いてくる。

Intencity

授業のある日は

授業のある日は朝5時起床。コーヒー飲んでスライド作って使う文献に目を通す。今秋は忙しい…。ただこれが授業の成功のカギ。

授業の開始とリビア内戦

数日前から今年度の授業が始まった。今年は2つの授業を同時に教えていて大忙しの毎日が続いており、週末でさえも研究と授業の準備で時間が足りない。ただ担当する授業では両方ともユニークなキャラクター揃いで面白い。

私が担当するメインのゼミは15名ほどの軍人・民間人のミックスで構成され、生徒個々の専門分野も多岐に渡る。ヘリコプター・パイロットから特殊作戦部隊員、神父から工兵、さらには諜報活動員まで、彼らの様々な経験談や視点を織り交ぜながら授業を進めることになる。従って彼らのための授業の準備は相当のものであり時間を要する。去年の私は1年目とありこの時期の担当授業は1つだったが、今年は2つ。去年上手く行った分周りからの期待が高いようだが逆にその分プレッシャーも高く、毎回の準備に一層力が入る。

また、去年と同じように今年も大学院のソフトボールのコーチに就任することになった。ここ数週間は基地内のグラウンドで練習と練習試合をこなしてチームを強化し、来年4月に陸軍大学院で開かれる予定のトーナメント大会での活躍を目指す。

土曜日の昨日は時間を取り、Taste of America と呼ばれる、基地で開かれたアメリカ料理のビュッフェに参加してきた。定番のハンバーガーからホットドッグ、クラム・チャウダーからアラスカ・サーモンのマリネなどを、多くの軍人生徒や民間人と会話をしながら楽しんだ。来春にはここの留学生による料理大会も開かれる。それを楽しみにしながら夕方、帰途に着いた。

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話が変わるが、リビアの内戦が終息に向かっている。ここ数ヶ月のリビア政策を形成するオバマ政権の内情を描く論文が最近出版された(Inside Obama's War Room)。当ブログに掲載する情報は著者の私個人のものであり、必ずしもアメリカ政府や国防総省の意見を反映するわけではないため、この論文の正当性に関しては無関係だが、この論文から得られる新しい情報は多いため、興味がある人には強く勧める。

「アメリカ政治学博士課程の受験の仕方」を読み返して

博士課程を卒業して早1年半が経過。久しぶりに過去のエントリーを読んでみた。卒業を目前にした時期に書いた、「アメリカ政治学博士課程の受験の仕方」には私が当時思った、博士課程入学へのアイデアを幾つか書いてみた。

それを読み返して思ったのが、私の考えはまだ多くは変わっていないということ。入試に際して学校訪問をすることによってライバルに差をつける作戦の重要性は高く、この不況で入試状況がいかに悪化しているかを考えれば、その重要性は上がる一方だと信じている。もちろん生徒の訪問を好まない教授もいるだろうが、しっかり準備をして敬意を持って接すればうまくいくものである。さらに考えてみれば、実際に会ってみて感触を得る事自体が受験者にとっては大切な経験であるのと同時に、その面接で嫌われ入試で不利になることは稀であり、結果として失うものは少ない。今後数十年の自分の人生を向上させるチャンスを考えてみれば、1度の大学訪問にかかる数万円のコストなど微々たるものである。

受験し際して修士号や受験浪人はもちろん必要条件でもなく、一番重要なのは過去の成績であるとも思っている。また、大学を選ぶ際で考えることのひとつとして公立大学と私立大学の違いを簡単に書いた。もちろん公立大学のトップ校は5年ほどのマルチイヤー・パッケージを用意しているが、その数は比較的少ないうえ今回の不況で影響を受けており、また、数少ない公立のトップ校の奨学金はいずれにせよ私立大学のオファーと似たように得るのが難しい状況である。

アメリカの博士課程から離れて少し時間が経ったが、去年と同じく今年も昔の生徒に推薦状を書いてサポートしている。去年書いた2人の生徒は両方とも入学困難なロースクールに合格した。今年の生徒は政治学や国際関係学を目指している。すでに幾つかのアドバイスも渡したし、希望のプログラムに合格できるよう応援している。

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