Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2012年06月

熱波

ここ数日は最高気温30度台後半の日が続いている。土曜日の予想最高気温は39度。午後4時5時辺りの外の気温は特に高く感じる。去年のこの時期は日本にいたため逃れることができたが、今年は南部の熱波の凄さをしっかり感じている。

そんな中、昨日は大学の方々からBBQのホームパーティに招待されとても楽しい時間を過ごすことができた。すこしずつ仲が良くなっていくこの過程も楽しい。

昨日読んだ記事で興味があったのが、数日前に同志社大学で開かれたアフガニスタンの和平会議。日本でこの種の会議が行われるのは珍しいが大切なこと。国がどこまで関与していたかは不明だが今後のフォローアップに期待したい。

そして最後に、クリントン国務長官が退任するまでの最後の数ヶ月を伝える記事。ニューヨークタイムズ紙の今週のマガジンから。もっと時間を割けばより良い分析ができたであろうと思われるが、とりあえず興味のある方に。

会議とシリア情勢

今日は大切な会議が2つ。

一つはSSQの編集会議。指定された空軍研究所のビルに集まり、編集委員のスティーブのホストでローストビーフとワインの昼食を取りながら、次号に掲載される可能性のある論文数本を皆で議論。普段と違って今回は委員の多くが厳しい意見を出していたが会議の雰囲気はいつも通り良好。

二つ目は大学の研究と選択授業の委員会に学部代表で出席。大学の中心メンバーで構成されるこのレベルの委員会に出るのは今回が初めて。特に緊張も無く、逆に自分にとっては貴重な機会なので嬉しかった。多くのイシューを皆で議論しながらすぐに時間が過ぎていった。

-----
話は変わって最近の国際関係。ここ数ヶ月シリア内戦は特に国際化することもなく、国内での暴力が横行するだけに留まっていたが、先週末のシリアによるトルコ機の撃墜はエスカレーションの可能性を一気に吹き上げた。今後のトルコ、そしてNATOがどう出るかで中近東情勢の不安定化が増す可能性が高い。

そのNATO参加国の一つであるアメリカは、ここ数ヶ月でアジア太平洋への「ピボット」を謳い、ヨーロッパ諸国、中国、そして対象となる(日本を含む)東アジア諸国が様々な形で反応している(していないケースもある)。このピボットの中長期的な意味合いはそれ自体で大変重要な問題なのだが、今回のシリア情勢の変化がその戦略「転換」にどのような影響をもたらすかは誰もが興味を持ってみている。

8月下旬に東京で行う講義もそのような点を混ぜて話す予定。また、来年度の選択の授業でもアメリカのアジア戦略を中心にアメリカの同盟問題、軍事戦略、そして政治経済問題を取り入れる方向で進んでいる。

夏「休み」のはずが…

この時期の大学での仕事は主に来年度の授業のシラバス作りや今年の夏休みに発表する幾つかの論文の執筆が中心。せっかくの夏休みでゆっくりしたいのだが逆に仕事が山積み状態になっている。

スペインでの学会の発表はもう数週間後に控えているので先週はその発表で使うスライドの作成を終わらせた。今凄い勢いで書いているのが博士論文をベースにした本と9月上旬にアメリカ政治学会で発表するアメリカと中国の覇権戦争に関するもの。

また、8月下旬に日本に帰国する際にある機関で講義をする予定なのだが、その講義(2時間)の内容も入念が準備が必要になるため、時間をかけてしっかり考えなくてはならない。

-----
話は変わって、今週読んで興味があった国際関係問題ネタを少々。

Foreign Affairs でも今回取り上げられたウォルツのイランの核問題に関する論文(Iranian Nukes? No Worries)はここから。多くの反響を導いた論文だがウォルツの見解はいつも通り一貫性がある。

また、プリンストン大教授でオバマ政権の国務省の Policy Planning Director を務めたアン・マリー・スローターの、女性の社会進出に関わる論文(Why Women Still Can't Have It All)も重要。

友人の訪問@マックスウェル

金曜日は先日このブログでも紹介した千葉君を基地にお迎え。600912_10151225170143569_1533073922_n

短い間だったが Maxwell Club (元 Officer's Club) で昼食を取って私の大学へ。学部長のクリスから同僚数名に彼を紹介して回る。ロバート・パッナムよろしく、この種の「社会資本」はその直後ではなく今後数年後に偉大な威力を発揮するかも知れない。

その後は大学内を回ってこの写真を撮ってもらい(使用の許可を出してくれた千葉君に感謝)、今度は車で基地内をドライブ。

滑走路に停まっていた輸送機数機を見てからお土産屋さんに寄ってタイムアップ。ほんの1時間の再会だったが楽しい時間だった。

目的地のダーラムに無事着いたようで何より。今年一年デュークでの成功を祈る!

雨の中のトトロ

フェイスブックで見つけた、雨の中のトトロ。懐かしい! 撮影場所は日本ではなさそう。

tumblr_m5xm5h6hl31r0lan6o1_500

ネタ元はここ
月別アーカイブ