Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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2013年03月

ハワイから韓国へ

今回ハワイ滞在中に泊まったのはヒッカム空軍基地のロッヂ。基地の中には真珠湾攻撃の際に受けた銃撃の跡が残っていた。基地はワイキキから車で30分ほどの距離で、至る所にヤシの木が生えており景色も素晴らしく、とても快適な時間を過ごすことができた。基地の中のBXも充実しており、今回は引率している生徒らとそこで昼食を取った。

ハワイで仕事を済ませた後は、次の目的地である韓国に向かう。その日はアメリカ空軍のターミナルにチェックインし荷物を預ける。前回と同じ軍用機に乗るため、ターミナルからDV用のバスに乗り込みそのまま機内へ。バスの中からは多くの輸送機やF-22戦闘機が見えたが残念ながら写真撮影は禁止。見るだけだったが十分楽しめた。

機内は予定時間の数分前に出発。ハワイへ向かう時もそうだったが、エンジンをかけるとKC135は激しい音を出し、機内では普通の会話が不可能になる。あまりのうるささに寝ることさえも不可能なので耳栓を渡される。我々が機内でどう会話するかというと、あまりの音で相手の声はほとんど聞こえないので、渡される「耳栓をして」相手の声を聞き取る。想像するのは難しいと思うが、耳栓をすると相手の声以外は聞こえなくなるため、結果的にこれが最も効果的な会話方法になる。しかしそれでも会話が難しくなるのは変わらないので、飛行中は我々は基本的にほとんど無言で過ごすのである。

ハワイ滞在中はあまり寝られなかったので、機内では疲れきってすぐに熟睡。起きている間は予めオーダーしていた昼食を撮ったり、前日苦労して購入した(ワイキキエリアでは新聞を売っている店を見つけるのが非常に難しい)ニューヨークタイムズやエコノミストを読んでいると、11時間の飛行もすぐに終わった。例によって機内放送も何もないまま我々のKC135Rは静かに韓国に入国し、ソウルの南に位置する鳥山空軍基地に無事着陸。

鳥山空軍基地にはアメリカ空軍の第7空軍司令部が置かれている。飛行機から降りる我々を迎えてくれたのが私の去年の生徒だったショーン。彼は卒業した後大佐に昇進し、現在その司令部のCV(vice commander、「副司令官」の意)を務めている。私のゼミにいた時は比較的物静かな生徒だったが、卒業して副司令官という大切な役割を与えられたショーンは立派な大佐になっていた。短い間だったが去年の昔話に花が咲き、基地を後にした。

基地からは空軍のバスでソウルのホテルに向かい、その夜はそのまま就寝。

ワイキキにて

最後にワイキキにいたのは高校の夏季ホームステイで訪れた約20年前。昔歩いたカラカウア・アベニュー(写真)に戻ると沢山の記憶が蘇って来た。思い出を楽しみながら歩くことができてよかった。
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頼まれていた買い物をしながらたどり着いたのはワイキキビーチ。20年前もこんな写真を撮った覚えがある。
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今回引率している生徒らが飲んでいる Hale Koa ホテルの方向を見ながら。
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夕暮れのカラカウア・アベニュー。休憩に寄ったロイヤル・ハワイアン・センター2階のカフェの特等席から見るハワイ音楽のライブ。
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ちゃんと仕事はしているのでご心配なく!

ハワイに到着

毎年恒例の海外出張が始まった。今回は朝早くの軍用機でマックスウェル空軍基地を出発。

今回乗ったのは下の写真にある、アメリカ空軍のKC135R、その名も Stratotanker。出発前にはコックピットを覗かせてもらい、更には後尾にある、空中給油の際に使う小部屋、いわゆる boom pod も見せてくれた。
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機内にて。民間の旅客機と比べて機内の気温が低いため厚めの服装で。今回は我々はDV(Distinguished Visitors)扱いのため、通常の「兵隊シート」に加え「客員シート」を取り付けてくれたため快適に数時間過ごすことができた。
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数少ない窓から見た、エンジンとアメリカ上空。
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ハワイ着陸の1時間ほど前からコックピットに座らせてもらった。これはその際に撮った、オアフ島の写真。ヘッドホンを渡され、パイロット間の会話や管制塔との連絡も全て聞かせてくれた。
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定番の一枚。ハワイに到着後、基地から借りた軍事車両に乗りワイキキビーチまで。ダイアモンドヘッドが少し見える。
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