Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2013年07月

アンナ・カレーニナ

来月の政治学会のための論文が進んでいる。少し悩んでいた事例の部分の問題が解決できたので安心している。詳しくはバルカン半島の部分で悩んでいて、それを過去に書いたチェチェンの論文を使うとうまくフィットすることが分かった。

学会まではまだ1か月以上の準備期間があるのだが、立場上、学会を含む外部で研究作品を発表する場合、空軍の審査と許可が事前に必要になり、その許可を得るまでも2週間は見ておかなくてはならない。なので研究の内容に注意するのだけでなく、その準備期間の時間の問題もあるため、一定の時間の余裕をもって研究を仕上げなくてはならないのだ。

ようやく仕事の終わった金曜日の夜に観たのは映画のアンナ・カレーニナ。本のほうを10年以上前に大学で読んだだけだったので内容はすっかり飛んでいた。少し安っぽく思えるかもしれないスタジオの使い方など、映画としての問題点はあるかもしれないが、内容は文学にできるだけ近く表現されており、少しずつ思い出しながら楽しむことができた。キャストもキーナ・ナイトレーやジュード・ローなど豪華な俳優が集まっている。特にジュード・ローの演技は迫真で、その演技力に見とれ、正直映画が終わるまで本人だと気づかなかったほどである。

本の山

最近の睡眠不足が祟ったのか、今日は教授会の最中に腹痛になってしまった。幸い大きな問題ではないのだが、少し大事にする必要がありそうだ。

午後、大学の図書室に寄るともう使われていない新品同様の本の山が! 関連書物は我々研究者に取っては宝である。なので両手に入るだけ持ち帰ったらこんな感じになった。税金で買った多くの図書、大切に使わせて頂こう。自分のオフィスにて。

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来年は日本と台湾!

来年3月の海外出張は日本と台湾に決まった。まだ日数は分からないが台湾よりも日本滞在のほうが長くなる見込み。今度は京都への日帰りはあまり考えてはないので、別に訪れるべき場所があれば真剣に考えたい。

この北東アジアの授業では今後もアメリカ外交政策や朝鮮半島、アジアのサイバー問題、そして東南アジアとの関係も扱うが、焦点は日本と台中関係、そして東シナ海の問題に充てられることになるだろう。

ハワイの一週間

今回は日本で2週間過ごした後、家族と1週間ハワイで過ごした。今回泊まったのは米軍保養施設であるハレ・コア。ワイキキまで徒歩10分、アラモアナまで15分、米陸軍のフォート・デラシーに隣接する一等地に位置するこのホテルの予約が取れ幸いだった。ハレ・コアで日本人を見ることはまずないが、10分先のワイキキではその人口の半分が日本人ではないかと疑ってしまうほど日本人が多い。

到着当日はカラカウア通りのチーズケーキ・ファクトリーで昼食を取った後、ワイキキ・ビーチを散歩。時差の問題もあったので早めに就寝。

日曜日は車を借りて朝食後、ホテルから西に向かって爆走。最初の到着地はヒッカム基地。真珠湾攻撃でもターゲットになったこの基地を少しドライブしてから真珠湾へ。アリゾナ記念館、そして潜水艦のボウフィン号をツアーして回る。その後はヒッカムに戻り今度は海軍基地へ。そこで買い物を済ませ、今度は高速に乗って東に向かいダイアモンドヘッドへ。

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20年ぶりのダイアモンドヘッドの記憶はほとんど飛んでいたが、それでも思い出せる景色はあり、楽しむことができた。山登りは大変な場所もあったが、やはりみんなで一緒に山登りをすることに意義があり、家族と一緒に達成感を味わうことができてよかった。

翌日は買い物に出かけた後は午後からワイキキ・ビーチで久しぶりの海水浴。夜は予約しておいたハレ・コア・ルアウと呼ばれるポリネシアン風のディナーショーに参加。まず会場に入るとマイタイ等のカクテルを手渡され1時間ほどフラダンスやレイ(花)を作ったりとハワイの文化を楽しんだ。6時半ごろからは席に着席し夕食を楽しんだ。

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メインともいえるポリネシアのダンスもハワイからタヒチ、サモア、ニュージーランドのダンスまで幅広く、われわれ含む観客のノリもとても良い。最後はもちろん米軍人とその家族に対する感謝の気持ちの表現で締めくくられた。

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極めて完成度の高いルアウだと思った。初めて見る人にはほぼパーフェクトに近いパフォーマンスに正直言って度肝を抜かれるだろう。このルアウは米軍関係者以外には見るのが難しいが、機会があればぜひ試して欲しい。一人50ドルで最初のカクテルパーティ、夕食、そしてポリネシアンダンスのショーが3時間ほど楽しめる。他のホテルと比べてもとても良いディールだと思う。

翌日はワイキキ周辺のショッピングエリアを探索し、夜は Duke's Waikiki へ。ワイキキビーチに隣接するこのレストランは良い席が取れれば完璧の場所で、食事の中身もとても良い。ハワイのドリンクをオーダーしてからメインディッシュへ。ここのサラダバーはとても充実しておりそれだけでも立派な食事ができるほど。また、食事中にはレストランのバンドが一つ一つの席を回って演奏してくれ、サービス面でも満足が行く。

翌日は空港で家族に一時のお別れをしてから、一度ホテルに戻り、今度はタクシーでハナウマ湾へ。昼過ぎだったので入場するのに多少の行列があったがそれでも時間的には十分楽しめた。簡単なビデオ上映のあとは坂を下ってビーチへ。久しぶりにシュノーケルを装着し透明度の高い場所を探しながら泳いでいった。ビーチから海を見て左に近い部分ではサンゴもきれいで海水の透明度も比較的高く、やはりここ独特の「魚と一緒に泳ぐ」ということができた。もちろん、20年前と比べると環境の面での変化が感じられるが(当時は海につかった瞬間から魚が足の回りを泳いできていた)、家族旅行の一環としても楽しめた。

木曜日はアメリカでは独立記念日。日中はワイキキエリアを楽しんでから、夕方はビーチに面するホテルのバーでブルー・ハワイアンとハワイアン・パンチで乾杯。夕食にはラーメンをワイキキで取り、ホテルに戻る。日が沈むと、アラモアナで行われた大きな花火大会をホテル前のビーチで鑑賞。最中に流れている音楽もアメリカ国家を祝うものが多く、最後は国歌が流れていた。

短い時間だったが、家族との絆を大切に感じる、自分にとっては大きな意味で成長のできる良い休暇だった。ハワイという熱帯の場所を選んだのも正解だったと思う。ここ最近はキャリアの面でもいくつか進歩することができたので、今後も楽しい生活を送れるよう頑張りたい。

休暇を終えて

日本とハワイでの休暇を終え、今週から職場復帰。とは言っても知っている人は知っているだろうが、ここ国防総省では furlough と呼ばれる休暇が数回一時的に強制されている。なので仕事のペースに少しの支障が出るのだが、不満など言っていられない。

なぜかというと、来月の終わりにはシカゴでアメリカ政治学会が開催され、そこで論文を発表することになっているからだ。今回は進めてまだ間もない世界の文明と戦争の関係について研究しており、自分でも遣り甲斐のある仕事で楽しいのだが、決して簡単ではない題材である。なので他の論文と同時に進めながら自分に気合を入れている。

とは言っても、久しぶりのシカゴ訪問をとても楽しみにしている。今回は Willis Tower に上ったり、ミュージカルも観たいと思っている。友人と再会するのも楽しみだ。そして再来週には furlough を使って、世界遺産のスモーキー・マウンテンでハイキングをするためにテネシー州までドライブする。片道5時間ほどの長い距離だが、気分転換もかねて2泊3日の旅を楽しんでこようと思っている。
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