Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2014年01月

バイデン副大統領の表情@SOTU

昨夜の一般教書演説(State of the Union, SOTU)、我が家も自宅にてライブで観ていた。内容のコメントは既に色々なところで書かれているが、興味深かったのが演説中のオバマ大統領の後ろに座っていたバイデン副大統領の顔の表情。特に最初の笑顔は私も見ていた。今日のポリティコにしっかりまとめられていた。

How Biden entertained himself during SOTU 2014

初雪

写真午前10時前、中国の金融政策について授業をしていた最中だった。大学内に一斉放送が流れ、雪が降り始め、街中の高速道路が部分的に閉鎖され始めたので、すぐに帰宅せよとのメッセージが入った。まだ終わる予定ではなかったゼミを一言二言でまとめ上げ、次の授業の予告を簡単に済ませる。ゼミの外に出ると生徒と教員が慌ただしく帰る準備をしていた。私も必要最小限の整理をし、持ってきていた弁当を食べずにわきに抱え、車に乗り込んだ。

後でわかったことだが、その時には既に遅し。車の渋滞は基地の中にも入り込み、私も巻き込まれてしまった。普段は10秒ほどで着く、100メートル先の空軍指揮幕僚大学の前に進むだけでも30分かかり、その時点で車の動きは完全に止まってしまった。車内から携帯で家族と10分ほど話し、諦めて一度オフィスに戻り渋滞が終わってからの帰宅を決め込んだ。後で聞くと、あのまま渋滞の中待っていたら、基地を出るまでに2時間かかったようである。

写真オフィスに戻ると同僚数名が似たような状況にあり、話を聞くと、大学内で数時間待ってから帰宅を試みる、ということであった。これは長丁場になるだろうと覚悟を決めながら、グーグルで地元地域の渋滞情報を調べ、空いているルートを細かく調べ始めた。

普段使っている高速道路は閉まっているということである。なので大忙しで帰宅を急ぐ町全体の職員がほぼ同時に高速道路を迂回し、少し細い道に一斉に入ったため、町中では大混雑が起きていた。なぜこのようなことが起きるのか。この時点ではまだ積雪の段階ではないのだが、この地域では雪が降るということ自体が極めて珍しいことなので、地域の住民の混乱と事故を防ぐため(とは言っても多発していたこと間違いない)、行政はこのように一見大袈裟に対処するのである。混乱を防ぐための処置が実は、大混乱を起こすのである。

昼ご飯をオフィスで食べると、同僚のノーニハルと帰り道を協議。FBでもほかの同僚と情報を交換し、どのルートを避けるべきか考えた。そんなことをしながら帰り道のルートを決めると、地図をプリントし、ルートにペンで直接色を塗って、GPSの無い車内でも家に帰れる状態を作った。

その後はルートの通り、結構な遠回りをしたが、渋滞には一度も入ることもなく、最高速度は40マイルに抑え、普段は20分ほどの通勤をゆっくり進み、1時間ほどで無事帰宅。

写真家に戻り少し落ち着くと、家の外に出て数年ぶりの雪を記念撮影。一番上の写真の車の後ろには、手跡が見えるだろうか。1センチほどしか積もらなかったので、遊べるのもこれくらいである。二枚目のはここでは珍しい「つらら」の一枚。そして最後のは自宅前の景色。

ここに赴任してからは初めての雪であった。良い記念になった。

明日は午前中は基地は閉まり、仕事は午後から再開となる。

連載決定!

先日書いた執筆の機会だが、どうやら来月分から連載をさせて頂けるようだ。素晴らしい機会を頂いて嬉しい。今まで思っていたことをこのブログの外でもシェアできることになった。とても楽しみにしている。

ここ数か月で書いた論文は以下からどうぞ。

米国から見た中国の「防空識別圏」設定

アメリカから見る、防空識別圏設定問題からの教訓

米国大学院学生会

第15号:アメリカ留学とインターンシップ

第16号:ランド研究所でのインターンシップ

第17号:国連インターンシップと就職の話

Captain Phillips と Duty

cover週末は家でゆっくりする時間があった。今回観た映画は Captain Phillips。2009年にソマリア沖で起きた海賊劇とアメリカ人人質解放の様子がよく分かる非常に良い映画だった。最初から緊張する場面があり、とにかくハッピーエンドの映画が好きな私にとってはできるだけ早く安心感を感じたい、と思うような興奮を味わうことができた。

一方で、ここ数日の間噂になっているゲイツ元国防長官の最新の回顧録 Duty を入手した。かなり分厚い一冊のため少しの時間がかかるだろうが読破したい。既に様々な書評も多く出ているが、私個人としても読んで感想を持ちたい。

また、私のような職場では特に重要な一冊であるため、私の学部全体でも何冊かオーダーすることになりそうだ。

寄稿の予定

日本のメディアへの寄稿の依頼を頂いた。私にとっては限られた機会なので嬉しい。トピックは日本の安全保障。掲載されたらいつもの様にここで連絡します。
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