Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

2014年04月

マックスウェル基地での日本人の活躍

先週末にはここマックスウェル空軍基地で、毎年恒例の世界の文化祭が開かれた。毎年航空自衛隊の方が中心になって日本も参加し、日本食や文化を通して世界に通じ合う、素晴らしい機会である。そして名誉なことに、去年に続いて今年も日本のチームが基地の新聞に掲載された。

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それもそのはず、私が見た限りでも日本のブースはトップクラスの人気を保ち、日本食の前には常に行列がある状態だった。今回も地元の日本人グループの友人たちがサポートし、大成功に終わった。その後は我々も打ち上げに参加させてもらい、更に楽しい時間を過ごすことができた。

Harvard Asia Quarterly の掲載論文

将来の米中の戦略関係に関する拙稿が、Harvard Asia Quarterly に掲載されました。興味のある方はここからご覧下さい。

ドイツのトラムとポルトガルのトラム

この福井のトラムを見て思い出したのが、3年前のポルトガルで見たトラム。よく見ると似ているのは色だけであって構造は違いそう。

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せっかくの週末も…

忙しい日々が続く。特に先月の出張から帰ってからはトロントへの出張などがあり、ろくに休む時間さえない。確定申告の締切が来週火曜だというのにそれさえ終わっていないのである。

今週火曜日が締切だった、本の最終原稿チェックとインデックスは終わらせたものの、インデックスに関しては問題を多く指摘されてしまい、補足する形で色々やり直しすることになった。

来週月曜には大きな講義をしなければならないので、時間はそちらのほうを優先しなければならないが、そのあとの大仕事はインデックスの完成になるだろう。

国際関係学会@トロント

2週間ほど前に参加した国際関係学会。トロントやナイアガラの滝を見ることができ、美味しい食事もできたというプラスに加えて、学問の面でも有益だった。以下に簡単にまとめるが、今回は4つのパネルに参加した。

1.冷戦後の文明間の戦争

最初のパネルでは今進めている冷戦後の文明間の戦争の研究を発表した。前回のアメリカ政治学会@シカゴでは比較的批判的なコメントを頂いたが、今回はプレゼンテーションの仕方を少し変えたら反応も向上した。ただそれでも質疑応答の時間には、研究の枠組みやデザイン自体を変えろとの中々シブいコメントも頂いた。コメントをくれた人には個人的に挨拶に行って部屋に向かう。学会会場から自分の部屋までエレベーターで3分。楽だ。

2.米中関係の今後

次はこれまた現在進行中の米中関係の論文を発表した。既にあるジャーナルでアクセプトされている一本だったのでこちらには気分的にも余裕があり、楽しんで発表することができた。質疑応答の際には誰からも質問されず、1時間45分のパネルが静かに終わり、部屋に戻った。

3.サイバー・セキュリティ

自分の発表が全て終わり、残りの2つのパネルはチェアの仕事とチェア・討論者の仕事であった。3つ目のパネルは後輩のライアンとタッグを組み、私がチェアでライアンが討論者として、サイバー・セキュリティの問題を話し合った。パネリストはほとんどが非米国人で中々国際的な視点から難しい問題を議論することができてよかった。ライアンは期待していた通り、討論者として素晴らしい仕事をした。

4.対反乱軍戦略

最後のパネルは土曜日の10時半に開始。週末なので本来なら休みを取って朝からナイアガラの滝に行きたかったのだが、このパネルの仕事のために時間を遅らせた。トピックはもちろん、対反乱軍戦争(counterinsurgency)。今回はチェア兼討論者として頑張った。発表者は皆博士候補であり、難しい問題を様々な角度からヘッド・オンで立ち向かっているのに刺激を受けた。全て良い論文だったので、まずは褒め言葉から始め、その後は提案を混ぜながら、できるだけフェアに批評し、それぞれ彼らに伝えた。チェアとしての仕事は今回2度目で、大変な仕事なのは変わらないが、責任のある大切な仕事なので今後も機会があればやり続けたい。
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