Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

経歴・学術論文等はこちら:https://researchmap.jp/katagirinoriyuki

ツイッターはこちら @norikatagiri1。

執筆、講演等の仕事の依頼は nori.katagiri@slu.edu までお願いします。

研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2014年08月

「エアパワー研究」創刊号

今月航空自衛隊に新設された航空研究センターの専門誌「エアパワー研究」の創刊号に、祝辞を掲載して頂きました。名誉な機会を与えて下さり感謝しています。

写真 1

写真 2

アメリカ政治学会にて

今月末にワシントンで開かれるアメリカ政治学会に参加予定の大学院生で、キャリア・研究面のアドバイス等必要な方はお気軽にご連絡下さい。今後の成功を目指して是非力になりたいと思います。今月下旬にJBプレスで掲載される拙稿でも書いていますが、世界での活躍を目指す日本人政治学者をサポートしたいと思います。

私の専門は国際関係学と比較政治ですが、他のことでも構いません。

また、既に教職に就かれている方も是非どうぞ。私も毎年のように先輩の方々に会って頂いております。

映画:ラストミッション

3_Days_to_Kill_poster金曜日は毎週恒例の映画の日。今回観たのは Three Days to Kill、邦題は「ラストミッション」である。ここ最近は家族の趣味が重なってきたので、この種の映画が多くなった。

いつもの通り内容は省くが、前回のジャック・ライアンよりも話の一貫性があるように思えた。諜報系のアクション映画なので不可能な部分が普通の様に描かれている部分もあるが、暴力や作戦を真面目に映す場面があると思いや、コメディ調の冗談を混ぜたシーンも幾つかあり、楽しみながら観ることができた。

「中国軍機の異常接近は何を意味するのか?」

治安フォーラムの最新号に拙稿「中国軍機の異常接近は何を意味するのか?」が掲載されました。

http://www.fujisan.co.jp/product/1281681066/

本稿ではここ数か月の間で問題になっていた、中国軍機の自衛隊機への数十メートルほどの接近はどのような意味を持つのかということについて書きました。幾つかのセクションに別れており、「抑止力の欠如」、「隠された政治的意図」、そして「防衛政策の見直し」の点について述べました。

興味のある方はどうぞ。

博士号からビジネス・スクールへ

ペンの博士課程で同期だった私と同い年の友人が、今年からMBAの取得を目指してビジネス・スクールに入るという事を聞いた。彼は政治学の博士号を既に持っており、決して悪くない地方大学の事務系のポジションに就いている。今後は政治学・教職の世界から距離を置き、ビジネスの世界に入ろうとしているのだろう。

ちょうど一年前に似たような人の事を聞き、このエントリーを書いた。今日はそれを読み返した。そこに書かれている第二と第三の点が最も関連している。そして今回の友人の専門も、政治理論であった。つまり、彼がしていた研究の内容は大まかに言って数十・数百年前の哲学者が今日の政治にどう関連するかである。

そのエントリーで書いたことをもう一度挙げると、

2.政治学の専門分野は自分の学問的興味を中心に選ぶべきだが、就職面での現実性も真剣に考慮することと、

3.研究内容、特に最初の段階では博士論文のトピックの選び方が就職の成功率に大きな影響を与えることである。

連載させて頂いているJBプレスの今月号では、アメリカの政治学に挑戦する日本人のことについて書いた。いかに入学が大変で、いかに卒業するのが大変で、いかに仕事を得るのが大変なのかについても言及している。

このような事実を書くことで、アメリカに挑戦する日本人が減らないことを祈っているのと同時に、挑戦する人には真剣に頑張って頂きたい。そして我々はそういう頑張る人をもっとサポートするべきである。

映画: Jack Ryan: Shadow Recruit

Jack_Ryan_Shadow_Recruit_poster金曜日の夜は自宅で映画鑑賞。今回選んだのは Jack Ryan: Shadow Recruitスパイ系のものをというリクエストだったのでこれに即決した。

いつもの通り内容は省くが、観終えた際の感想はいまいちだった。所々で話が異様に飛び、論理的なつながりを見つけるの大変な部分がある。また、いくら映画とは言え、「上手く行き過ぎる」シーンも多く現実味に欠ける。

それでもスパイのリクルートのシーンやら分析官としての苦悩など面白い部分もあった。
月別アーカイブ