2015年03月
日本の次は台湾に飛んだ。前回同様、今回も我々の立場はアメリカ在台協会(AIT)の「コンサルタント」である。
仕事の詳細は来月後半に出版されるJBプレスのコラムで書くので割愛する。文化的な側面では、国立故宮博物館で数時間過ごした。最初はグループツアーで挑んだが、自由時間になると早速4階の喫茶店、Sanxitang Teahouse を探し出し、一人でゆっくり地元のお茶を楽しんだ。目の前には良い景色が広がる。
昨年同様、中正記念堂も回る。雨の日とは言えインパクトは流石である。
その後、国防大学を訪れ、空軍戦争大学に去年留学したドラゴン(ニックネーム)と2年前のタイガーと再会を果たし、短い間だったが会話を楽しんだ。
今回は九份も訪れた。映画「千と千尋の神隠し」を観て以来、一度訪れたかった街である。台北からは車で1時間ほどで、日本の植民地時代に石炭の採掘場所として開拓された。
映画のモデルになったとも言われるこの茶屋に入った。流石に風呂屋ではなかった。ただ一度入るとその綺麗な内装に圧倒される。
台湾式のお茶をみんなで飲みながら、昆布やゆで卵などをつまむと話も弾む。
訪台中は何度か日本食も試した。大戸屋ではうなぎ定食とホッケ定食。去年も訪れた杏子では美味しいトンカツを食べた。下の写真は台北の地下鉄の模様。ラッシュアワーで凄い人だかりである。
夜は時間を見つけては、台北市内の道教施設を回った。台湾の文化を理解するためには訪れるべきだと思うからである。
去年は艋舺龍山寺を訪れた。今回選んだのは行天宮である。滞在したホテルから徒歩で20分ほど。寺院に入るとその強烈な宗教色に圧倒される。
ここでは三国志に出てくる関羽雲長も祀られており、赤い顔をして寺院の中央に立っている。中学生の時に読んで熱中した三国志の武将の一人が、ここ台北で祀られていたとは知らなかった。
行天宮近くの小さな寺院にて。ここでは四天王を祀っていた。
仕事の詳細は来月後半に出版されるJBプレスのコラムで書くので割愛する。文化的な側面では、国立故宮博物館で数時間過ごした。最初はグループツアーで挑んだが、自由時間になると早速4階の喫茶店、Sanxitang Teahouse を探し出し、一人でゆっくり地元のお茶を楽しんだ。目の前には良い景色が広がる。
昨年同様、中正記念堂も回る。雨の日とは言えインパクトは流石である。
その後、国防大学を訪れ、空軍戦争大学に去年留学したドラゴン(ニックネーム)と2年前のタイガーと再会を果たし、短い間だったが会話を楽しんだ。
今回は九份も訪れた。映画「千と千尋の神隠し」を観て以来、一度訪れたかった街である。台北からは車で1時間ほどで、日本の植民地時代に石炭の採掘場所として開拓された。
映画のモデルになったとも言われるこの茶屋に入った。流石に風呂屋ではなかった。ただ一度入るとその綺麗な内装に圧倒される。
台湾式のお茶をみんなで飲みながら、昆布やゆで卵などをつまむと話も弾む。
訪台中は何度か日本食も試した。大戸屋ではうなぎ定食とホッケ定食。去年も訪れた杏子では美味しいトンカツを食べた。下の写真は台北の地下鉄の模様。ラッシュアワーで凄い人だかりである。
夜は時間を見つけては、台北市内の道教施設を回った。台湾の文化を理解するためには訪れるべきだと思うからである。
去年は艋舺龍山寺を訪れた。今回選んだのは行天宮である。滞在したホテルから徒歩で20分ほど。寺院に入るとその強烈な宗教色に圧倒される。
ここでは三国志に出てくる関羽雲長も祀られており、赤い顔をして寺院の中央に立っている。中学生の時に読んで熱中した三国志の武将の一人が、ここ台北で祀られていたとは知らなかった。
行天宮近くの小さな寺院にて。ここでは四天王を祀っていた。
先日、日本と台湾への出張から帰還した。毎年恒例の、自分の生徒を引率し様々な政府機関や文化施設などを周り、北東アジア全体の理解に努めるのをその目的としている。
2週間の間多くの人にお世話になった。感謝の気持ちでいっぱいである。
滞在先は都内のいつもの場所である。初日は仕事で横田基地に渡り、米軍と自衛隊からブリーフィングを受けた。JBプレスの来月号のコラムに書く予定なので詳細は割愛するが、今回は都内の施設から米陸軍のヘリコプター・ブラックホークに乗って約10分の飛行を楽しんだ。
その後はアメリカ大使館にてカントリー・チームによる幾つものブリーフィングを受け、日米関係の重要性を再確認した。また、ケネディ大使とも直接会い、握手をし、現在の仕事に関しても短い間だが言葉を交わす機会もあった。
数日後、今度は目黒基地に到着し、航空自衛隊幹部学校で現役佐官である学生の方々と会議をし交流した。生徒同士が交流している間は私は副学長のお呼び出しを受け久々の再会を果たし、数十分ほど歓談した。その後は市ヶ谷の防衛省に赴き航空自衛隊含む方々からブリーフィングを頂いた。
私は岩崎茂・前統合幕僚長から急遽お呼び出しを受け、1時間ほど会談した。今回初めてお会いしたが素晴らしい方で、自衛隊全軍を統合された経験を感じ、過去、現在、そして将来の日本の防衛と日米関係のお話をさせて頂いた。
また、2人の写真も撮らせて頂き非常に光栄であった。アメリカ空軍戦争大学のコインを献上させて頂いたらお返しとして、写真にある、極めて貴重な統合幕僚長時代のコインも頂いた。私にとってはとても大きな宝物である。
その後グループに合流し、別の教員と生徒代表を連れて今回お世話になった空自幹部の方とも再会。お話できたのは短い時間だったがしっかり仕事をこなし、また次回につなげた。
翌日は都内で「文化活動」をこなし、今度は国会へ。議員会館にて旧友の牧原秀樹議員(自民党副幹事長)と数年ぶりに再会し、お忙しいところ恐縮したが、私が担当する学生相手に1時間以上もお話をして頂いた。
2人で話す時間はほんの数秒ほどしかなかったがこうして楽しい時間を過ごすことができて嬉しかった。私の生徒は牧原議員の上手な英語とフランクな内容の議論に非常に強い興味を持ち、質疑応答の時間も充分に取って頂いて充実した時間が過ごすことができた。
写真は牧原議員のフェイスブックのページから。以下のは私個人のもの。
その後は特に予定になかったのが、事務所の方に国会のツアーをして頂いた。お忙しいところ突然そのような待遇を得ることができて嬉しかった。珍しい機会で生徒も喜んでいた。その夜は更に米武官宅にて食事会を開いて、米軍幹部から防衛省の方々にも参加して頂きとても楽しい時間を過ごした。
翌日、疲れた体を引きずり、早朝から品川駅へ。京都への観光もとい出張である。京都で学生を引率したのは2年ぶりで、今回も前回使った観光ルートを基本に見学を予定した。
ただ別の目的もあった。普段は西洋のホテルに泊まりベッドで寝るアメリカ人の生徒らに、ぜひ日本の「旅館」というものを経験させてやりたかった。なので今回は、日本人用の旅館に泊まって畳の上に布団を敷いて寝るという、本来の日本を味わってもらった。彼らにとっては違う文化を直接目の前にし、幾つかの点で多少ハードな一夜だったかもしれないが、将来思い出して見れば良い経験だったと思うかも知れない。
京都駅内でグループで昼食を取った後は京都市バスに乗り、写真にある清水寺へ。10分ほど清水坂を上ると道の両側にお土産店が並ぶ部分があり、生徒の興奮は絶頂に達した。清水の舞台の意味合いを生徒に説明した後は音羽の滝を周り、土産のために1時間強とると生徒も喜んでいた。
その後は宿泊先にチェックイン。朝食付きで一人数千円で泊まれる良い旅館だった。私は生徒に畳や布団に加え、日本の「大浴場」というものを経験させてやりたがった。それも日本の理解を深める、大切なことだと思っていたからである。しかしどうやら旅館の大浴場を利用したのは私だけだったようで、グループはそれぞれ個室にあるシャワーを利用したようだ…。
翌日は旅館で朝食を取った後、二条城に赴いた。そこで2時間ほど過ごし、再び市バスで今度は金閣寺へ。ここでも生徒の感動は収まらず、沢山の写真を撮ったあとはお土産を買い、再び市バスで京都駅へ。
私は美味しいとんかつ定食を昼食にとり、午後の新幹線で東京に戻った。
翌日、我々は台湾に飛んだ。
2週間の間多くの人にお世話になった。感謝の気持ちでいっぱいである。
滞在先は都内のいつもの場所である。初日は仕事で横田基地に渡り、米軍と自衛隊からブリーフィングを受けた。JBプレスの来月号のコラムに書く予定なので詳細は割愛するが、今回は都内の施設から米陸軍のヘリコプター・ブラックホークに乗って約10分の飛行を楽しんだ。
その後はアメリカ大使館にてカントリー・チームによる幾つものブリーフィングを受け、日米関係の重要性を再確認した。また、ケネディ大使とも直接会い、握手をし、現在の仕事に関しても短い間だが言葉を交わす機会もあった。
数日後、今度は目黒基地に到着し、航空自衛隊幹部学校で現役佐官である学生の方々と会議をし交流した。生徒同士が交流している間は私は副学長のお呼び出しを受け久々の再会を果たし、数十分ほど歓談した。その後は市ヶ谷の防衛省に赴き航空自衛隊含む方々からブリーフィングを頂いた。
私は岩崎茂・前統合幕僚長から急遽お呼び出しを受け、1時間ほど会談した。今回初めてお会いしたが素晴らしい方で、自衛隊全軍を統合された経験を感じ、過去、現在、そして将来の日本の防衛と日米関係のお話をさせて頂いた。
また、2人の写真も撮らせて頂き非常に光栄であった。アメリカ空軍戦争大学のコインを献上させて頂いたらお返しとして、写真にある、極めて貴重な統合幕僚長時代のコインも頂いた。私にとってはとても大きな宝物である。
その後グループに合流し、別の教員と生徒代表を連れて今回お世話になった空自幹部の方とも再会。お話できたのは短い時間だったがしっかり仕事をこなし、また次回につなげた。
翌日は都内で「文化活動」をこなし、今度は国会へ。議員会館にて旧友の牧原秀樹議員(自民党副幹事長)と数年ぶりに再会し、お忙しいところ恐縮したが、私が担当する学生相手に1時間以上もお話をして頂いた。
2人で話す時間はほんの数秒ほどしかなかったがこうして楽しい時間を過ごすことができて嬉しかった。私の生徒は牧原議員の上手な英語とフランクな内容の議論に非常に強い興味を持ち、質疑応答の時間も充分に取って頂いて充実した時間が過ごすことができた。
写真は牧原議員のフェイスブックのページから。以下のは私個人のもの。
その後は特に予定になかったのが、事務所の方に国会のツアーをして頂いた。お忙しいところ突然そのような待遇を得ることができて嬉しかった。珍しい機会で生徒も喜んでいた。その夜は更に米武官宅にて食事会を開いて、米軍幹部から防衛省の方々にも参加して頂きとても楽しい時間を過ごした。
翌日、疲れた体を引きずり、早朝から品川駅へ。京都への
ただ別の目的もあった。普段は西洋のホテルに泊まりベッドで寝るアメリカ人の生徒らに、ぜひ日本の「旅館」というものを経験させてやりたかった。なので今回は、日本人用の旅館に泊まって畳の上に布団を敷いて寝るという、本来の日本を味わってもらった。彼らにとっては違う文化を直接目の前にし、幾つかの点で多少ハードな一夜だったかもしれないが、将来思い出して見れば良い経験だったと思うかも知れない。
京都駅内でグループで昼食を取った後は京都市バスに乗り、写真にある清水寺へ。10分ほど清水坂を上ると道の両側にお土産店が並ぶ部分があり、生徒の興奮は絶頂に達した。清水の舞台の意味合いを生徒に説明した後は音羽の滝を周り、土産のために1時間強とると生徒も喜んでいた。
その後は宿泊先にチェックイン。朝食付きで一人数千円で泊まれる良い旅館だった。私は生徒に畳や布団に加え、日本の「大浴場」というものを経験させてやりたがった。それも日本の理解を深める、大切なことだと思っていたからである。しかしどうやら旅館の大浴場を利用したのは私だけだったようで、グループはそれぞれ個室にあるシャワーを利用したようだ…。
翌日は旅館で朝食を取った後、二条城に赴いた。そこで2時間ほど過ごし、再び市バスで今度は金閣寺へ。ここでも生徒の感動は収まらず、沢山の写真を撮ったあとはお土産を買い、再び市バスで京都駅へ。
私は美味しいとんかつ定食を昼食にとり、午後の新幹線で東京に戻った。
翌日、我々は台湾に飛んだ。
友人のビルから連絡があり、私の著作が3月11日付けの「フォーリン・アフェアーズ」誌の Book of the Day を飾ったようだ。フェイスブックで見れるようになっている。非常に名誉なこと。多くの方にシェアもされているようで話題になっているようである。
イギリスの学術雑誌に、「イスラム国」の論文が発表されました。興味のある方は是非どうぞ。
ISIL, insurgent strategies for statehood, and the challenge for security studies
また、3月11日付けの Early Bird Brief でも紹介されているのでご参考まで。
ISIL, insurgent strategies for statehood, and the challenge for security studies
また、3月11日付けの Early Bird Brief でも紹介されているのでご参考まで。
今日は仕事の最中、元陸軍大将のエリック・シンセキ氏に遭遇した。
少し話す時間があったので、すぐに握手を交わして自己紹介した。その際「初めまして」と日本語で、お辞儀をしながら伝えると彼も同じく日本語で即答した。その後は数十秒の間話す機会があり、かつてハワイの陸軍博物館にて彼の展示部門を見て感銘を受けたことなどを話した。
お別れの瞬間は「頑張ってください」と日本語で伝えると、今後は See you later と英語で返事を頂いた。
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2003年当時政治的に問題となったシンセキ大将のこの証言、軍事的視点からは正しかったことに関して疑問を持つ人間は少ない。
Gen. Eric Shinseki from 02.25.03
少し話す時間があったので、すぐに握手を交わして自己紹介した。その際「初めまして」と日本語で、お辞儀をしながら伝えると彼も同じく日本語で即答した。その後は数十秒の間話す機会があり、かつてハワイの陸軍博物館にて彼の展示部門を見て感銘を受けたことなどを話した。
お別れの瞬間は「頑張ってください」と日本語で伝えると、今後は See you later と英語で返事を頂いた。
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2003年当時政治的に問題となったシンセキ大将のこの証言、軍事的視点からは正しかったことに関して疑問を持つ人間は少ない。
Gen. Eric Shinseki from 02.25.03
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