Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。政治学部准教授、国際関係学科主任、そしてアジア学科主任。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。

2019年01月

論文のお知らせ@ Chinese Journal of International Politics

m_cjip_11_4cover数年かけて完成された拙稿 A Critical Assessment of the Asia Rebalance が Chinese Journal of International Politics にて出版されました。興味のある方はご連絡下さい。PDF版をお送りします。

本稿では、オバマ政権時のアジア戦略を分析し、日本を含むアジア諸国などへの恩恵的な部分を見返るのと同時に、オバマ政権にとってアジアで否定的とも取れる側面を多角的に考慮し、それをまとめトランプ政権への意味合いを引き出したものです。同時に、アジア回帰は学問的にも問題点があり、国際関係学の世界で理論的なサポートが得られなかった理由なども記しています。我々国際関係学者の今後の研究に役立てれば幸いです。

第二次世界大戦の表彰式に参加して

セントルイス中心部に位置する Soldiers Memorial Military Museum を訪れた。第二次世界大戦中にヨーロッパ前線で活躍したアメリカ人の退役軍人に、フランス政府が表彰し、その式典に招待されていたからである。

20190123_105259

会場では数百人の参加者にメディアが加わり熱気ムンムン。セントルイスやミズーリ州、そしてフランス大統領からの感謝状などが読み上げられ、軍人へメダルが渡されるときに式典のクライマックスを迎える。

20190123_115431

式典のプログラム。

20190123_110007

式典はセントルイス中心部の軍事博物館で行われた。中を覗いて見ると、第二次世界大戦時の日本との戦いにも言及されている。他の博物館などで見られる露骨な反日表現はあまり見られなかった。

20190123_122352

拙稿「横須賀地方総監部を訪問して」@治安フォーラム

拙稿「横須賀地方総監部を訪問して」が治安フォーラムの最新号に掲載されました。今回は、10月の横須賀訪問の際に行われた、幹部の方々との会話を元に考えた日本の安全保障政策について書きました。

興味のある方は是非どうぞ。

久しぶりの授業

約9ヶ月ぶりに教壇に戻った。「休み」の期間にも仕事は進め、出張や育児にも時間を費やしてはいた。アメリカの大学で勤務することの意義を体感するよい機会だった。

今週始まった春学期には、アジアの政治学と国際安全保障の授業を担当している。アジアの政治学を教えるのは一年ぶりで、大体2年生を相手に想定した授業を行う。とは言っても生徒のほとんどがアジアの何も知らないため、基本的な政治の概念から重要な国や機関を選び、それらに焦点を置いて現在、そして近い将来アジアがどの方向に向かっているのか、などを説明する。

一方で国際安全保障の週一ゼミは、大学院生と上級の学部生を混ぜたもので、約3年ぶりに担当する。クラウゼウィッツや孫子の兵法を中心とした文献を現代の様々な戦争形態にあて、国際安全保障環境を多角的に分析するクラスである。最初の授業でもエンジン全開で学生に議論をさせると、トランプの安保政策から対中戦略、対露、そしてサイバー戦争まで白熱した3時間を過ごすことになった。とても有意義な授業ができて良かった。

アジア学会@デンバー

3月下旬、アジア学会参加のためにデンバーに赴きます。現地でお時間のある方はご連絡下さい。コーヒーでも飲みに行きましょう。
月別アーカイブ