今回の出張はオランダ防衛省主催の会議で、世界の抑止戦略を検証することを目的としていた。今回の会議については、5月出版予定の「治安フォーラム」で詳細する。
会場はオランダ南西部のブレダに位置する王立防衛大学校だった。前の晩は暴風雨の中レストランに集合し、遅くまで会議出席者と夕食会に参加した。
翌朝、時差ぼけを振り絞って防衛大学校へ。この写真の中央にある建物が学校にあるお城である。
大学に通じる小さめの入り口。私はここからは入らず、正面玄関から入った。
右の部分が正面玄関。私の名前などは相手側に伝わっていたため、入場は簡単だった。それよりも、この大学も運河に囲まれている。元々はお城だったので理解できる。
セキュリティを抜けると戦車が我々を迎えてくれる。この道を前進し会場のお城に向かう。
お城の前の広場。ここでは学生による集合運動なども行われていたが、運用など、オランダ軍の能力や政策に関する写真はここに掲載しない。これが防衛大学校のお城。
美しい中庭が我々を迎えてくれる。
この奥の部分にあるのは…。
学生用の食堂の入り口になっている。この時期はまだ寒いので、ジャケット等を皆着ており、ここにかかけてから食堂に入る。中庭にかけてあった。Hendrik Johan Kruls はオランダ軍将官。
お城の中の模様。ここで最初と最後のゼミを行った。
主催者であるオランダ軍将官のフランス。博士号所持者で、軍事問題だけでなく学問の世界にも精通する、驚くべき軍人。異なる専門性を持つ我々参加者をよくまとめていた。彼とは去年、オックスフォードで知り合い、今回一緒に仕事をしている。
この部屋に飾ってあった、オランダ国王の肖像画。参加者の集合写真。
お城から移動し、このビルの中で会議が行われた。
入り口から見る一階と二階の模様。
最上階から一階を見下ろすと、休み時間だったのか、学生らが歓談している。何度もお世話になった、無料のコーヒーマシン。
大学構内にあった卒業式の写真。どこの軍事大学でも似たようなことが行われている。
大学構内の教員室のドアに張られていたポスター。全くここに書かれている通りである。
もう一人の主催者のティムによる説明。ティムともオックスフォードの学会で知り合い、今回を通してかなり仲が良くなった。この後2日に渡り多くの研究発表と長時間の議論が行われた。休み時間に会場を出て、大学校構内を少しあるいてみた。正門近くにあった面白いオブジェ。
正門近くにはこの2つのチャペルがある。
正門近くから見る、ブレダ中心地の様子。綺麗な街である。
大学校敷地内のチャペル。
ドアが閉まっていたため残念ながら中には入れなかった。
大学校構内で見つけた、面白い風刺画。どの国の軍隊も考えることは似ている。
大学校構内の一部。
誰かと思えばアメリカ元大統領のアイゼンハワー。
お城の前にある広場においてある鐘。夕食会で出た、インドネシア料理。写真はあまり上手く撮れなかったが、とても美味しかった。