Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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2020年02月

オランダ王立防衛大学校

今回の出張はオランダ防衛省主催の会議で、世界の抑止戦略を検証することを目的としていた。今回の会議については、5月出版予定の「治安フォーラム」で詳細する。
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会場はオランダ南西部のブレダに位置する王立防衛大学校だった。前の晩は暴風雨の中レストランに集合し、遅くまで会議出席者と夕食会に参加した。

翌朝、時差ぼけを振り絞って防衛大学校へ。この写真の中央にある建物が学校にあるお城である。
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大学に通じる小さめの入り口。私はここからは入らず、正面玄関から入った。
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右の部分が正面玄関。私の名前などは相手側に伝わっていたため、入場は簡単だった。それよりも、この大学も運河に囲まれている。元々はお城だったので理解できる。
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セキュリティを抜けると戦車が我々を迎えてくれる。
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この道を前進し会場のお城に向かう。
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お城の前の広場。ここでは学生による集合運動なども行われていたが、運用など、オランダ軍の能力や政策に関する写真はここに掲載しない。
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これが防衛大学校のお城。
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美しい中庭が我々を迎えてくれる。
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この奥の部分にあるのは…。
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学生用の食堂の入り口になっている。この時期はまだ寒いので、ジャケット等を皆着ており、ここにかかけてから食堂に入る。
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中庭にかけてあった。Hendrik Johan Kruls はオランダ軍将官。
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お城の中の模様。ここで最初と最後のゼミを行った。
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主催者であるオランダ軍将官のフランス。博士号所持者で、軍事問題だけでなく学問の世界にも精通する、驚くべき軍人。異なる専門性を持つ我々参加者をよくまとめていた。彼とは去年、オックスフォードで知り合い、今回一緒に仕事をしている。
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この部屋に飾ってあった、オランダ国王の肖像画。
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参加者の集合写真。
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お城から移動し、このビルの中で会議が行われた。
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入り口から見る一階と二階の模様。
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最上階から一階を見下ろすと、休み時間だったのか、学生らが歓談している。
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何度もお世話になった、無料のコーヒーマシン。
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大学構内にあった卒業式の写真。どこの軍事大学でも似たようなことが行われている。
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大学構内の教員室のドアに張られていたポスター。全くここに書かれている通りである。
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もう一人の主催者のティムによる説明。ティムともオックスフォードの学会で知り合い、今回を通してかなり仲が良くなった。この後2日に渡り多くの研究発表と長時間の議論が行われた。
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休み時間に会場を出て、大学校構内を少しあるいてみた。正門近くにあった面白いオブジェ。
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正門近くにはこの2つのチャペルがある。
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正門近くから見る、ブレダ中心地の様子。綺麗な街である。
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大学校敷地内のチャペル。
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ドアが閉まっていたため残念ながら中には入れなかった。
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大学校構内で見つけた、面白い風刺画。どの国の軍隊も考えることは似ている。
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大学校構内の一部。
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誰かと思えばアメリカ元大統領のアイゼンハワー。
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お城の前にある広場においてある鐘。
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夕食会で出た、インドネシア料理。写真はあまり上手く撮れなかったが、とても美味しかった。
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オランダ国立博物館にて

今回はオランダ国立博物館にて。これはスキポール空港に予定より早く着陸した後、スケジュールの合間を見つけて行ってきたもの。先日も書いたが、海外を訪れる場合はできる限りその国の博物館を訪れるようにしている。

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博物館前の公園。これはまだ開館前だが、この日のオランダは暴風雨で飛行機の遅延等が激しく、観光客の数が少ない日でもあった。
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左奥の建物がゴッホ美術館。本当はここも訪れたがったが、時間なく諦めた。また次回。
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では入館。開館時には数十人の列ができていた。日本人のツアーグループも少なくとも2つ見つけた。
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メインのロビー。
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開館と同時に入ったので人の数は少なかった。
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兵器が出てくるとやはりそのスペースに刺激が入る。
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オランダ誇る巨匠、レンブラントの代表作、夜警
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ゴッホの自画像。
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Abraham de Vries による作品。
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これまたレンブラントの「ユダヤの花嫁」
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かつて植民地だったインドネシアの、ジャワの役人の画。右手手前にあるのが現地の村の様子。
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それをズームインしてみると、こうなっている。
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そしてナポレオン皇帝。まさかここにあるとは思わなかった。感激したまま、この後急いで路面電車でアムステルダム中央駅に戻り、特急で最終目的地のブレダに向かった。
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国際関係学会@ハワイ

来月行われる予定の国際関係学会に参加します。同様の方で、時間のありそうな方は学会前までにお気軽にご連絡下さい。是非ご挨拶したいと思います。

デルフトを1時間歩いてみると@オランダ

その朝は5時に起き始発に乗り、オランダのデルフトに着いた。駅の構内を歩くとそのモダンさに驚いた。そして綺麗だったのは駅だけでなかった。
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オランダ人と日本人が共通する点はいくつもあるが、その中の一つが自転車に乗ることだろう。日本の駅のように、オランダの駅の近くにもこのような駐輪場が置いてある。ここデルフトでもそうだった。
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デルフト駅全景。
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デルフトの旧市街に向かって歩き出した。写真中央には旧教会が見える。少し左には水車も見える。
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オランダ全体がそうだが、この街には特に運河が多い。
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旧市街の中心地である、Markt には駅から徒歩10分ほどで到着する。少しずつ明るくなってきた。
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Coffeecompany にて休憩。
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Markt 広場に着いた。これはデルフトの市役所。役所仕事でもここでやるとなると楽しいだろう。
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デルフトは国際法の父グロチウスの出身地。至る所で彼が祭られている。
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他の国でもそうだが、オランダも新旧がミックスされた建築やデザインが見られる。これは新教会の傍にて。
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デルフトの中心地にある、新教会を裏側から見るとこうなる。14世紀からあるようだ。
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新教会を正面から。まだ9時前ということもあり、冬の季節というのもあり、観光客は私以外にはいなかった。
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新教会から市役所を眺める。左の像はグロチウス。
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教会の裏側。既に静かな住宅街になっており、通勤するために駅に向かう人がこの辺りを自転車に乗っている。
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初めてみた、中華料理とスリナム料理のコンボ・レストラン。オランダの植民地だった時に移住してきたのだろう。機会があれば入ってみたい。
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知日派のトランプ政権入り

先ほど報道された、新しくトランプ政権入りする人物は東工大で博士号を取得しているようだ。

トランプの homeland security advisor に就任するのは Julia Nesheiwat 氏。学問的な専門分野はエネルギーのようだが、他にも諜報系の仕事にも精通し、何よりワシントンの人脈にも強そうだ。

参考まで。

アントワープからブレダへ

約半年ぶりにアントワープに戻ってきた。電車を降りると、世界でも有数の美しさが乗客を待ち受ける。
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すぐにブレダに戻らなくてはならなかったのであまり時間はなかったが、市内を少し歩いた。
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寒い時期だからか観光客は少なかった。
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偶然 St. Charles Borromeo Church 前の広場に行き着いた。時間があれば探索したい。

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アントワープ大学近くで見つけた、面白いオブジェ。
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夕食は中華街でマレーシアカレー。辛さ控えめで美味しかった。
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アントワープとブレダの中間地点にあるRoosendaal 駅にて。
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拙著「ドイツ東部のシナゴーグ・テロと、マックス・プランク研究所でのテロ研究会」が治安フォーラムに掲載されました

拙著「ドイツ東部のシナゴーグ・テロと、マックス・プランク研究所でのテロ研究会」が治安フォーラムの3月号に掲載されました。



今回は、ドイツで行われた研究会に出席した際に感じたことをまとめました。特に、研究会に集まった世界各国のテロ研究者の背景や研究手法などに焦点を置きました。興味のある方は是非どうぞ。

ブレダの町並み@オランダ

今回、オランダ政府主催の学会のために訪れた街は、ブレダ(アクセントは「ダ」の部分にあるため、実際はブレダーと聞こえる)という名前だった。有名な街で言えば、オランダのロッテルダムとベルギーのアントワープの中間地点に位置する、小型の街である。

学会の最中に時間を見つけて、市内を歩いてみた。
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ここも運河の街である。
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Park Valkenberg という名の公園に入ってみた。
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公園を抜けて、ブレダの繁華街はこちらに向かう。私はここを右折し、防衛大学校に向かった。
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この運河を渡り先に進むと繁華街がある。
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街中で見つけた奇妙なデザイン。
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家族へのお土産のために寄ったアルディ。アメリカでもお世話になっている。
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ブレダの住宅街。
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ブレダ駅前のスペース。静かな街である。
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オランダ・ベルギーの電車のアルバム

毎回恒例の電車シリーズです。過去の類似記事は以下の通り。





まずはオランダのアムステルダムの路面電車。
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オランダの中距離電車。
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オランダのデルフトの路面電車。
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ベルギーのアントワープで見た、落書きだらけの電車。
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オランダ王立防衛大学にて

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