今週の週刊エコノミスト(7月28日版)の鉄道のレポートは、鉄道ファンにとっては悲しい内容だが、質の面では良かった。
特に、テレワークの拡大に伴う、(首都圏から離れた)郊外拠点駅の回復と、今後も予想される拡充は我々も知るべき大切な点。各会社の経営者には大変な時期だが、これをうまく利用すれば成功の鍵ともなるだろう。
合わせてこの記事も有益だ。
また、鉄道レポート直後にある、日本型労務管理の記事も良かった。著者(弁護士)の直接な物言い方は日本の勤労体制の現実と、それが海外企業からどう見えるのか、などの点を非常に分かりやすくさせている。
日本従来の年功主義が斬新主義に抵抗し、それがゆえんで日系企業は卒業するための「学校」として見られている部分など、非常にためになる視点だ。