昨日無事フィラデルフィアに到着した。今夜にもワシントンへ向けて出発するため時間がないので、今回のエントリーは短く。大丈夫、私は元気にやっています。

一週間ぶりの日本語での日記になる。今回はこの一週間で得た興味深い情報をいくつか。国際政治系のネタがお好きな方には絶好のエントリーのはず。

1.来年の大統領選挙で、民主党候補が大統領に選出される場合、国防長官に指名される可能性が最も高い人物は、ハーバード大のアシュトン・カーター氏と CSIS のジョン・ハムレ氏との噂。情報のソースは現在はワシントンの国防大学で教鞭を取り、今回シカゴの学会で再会した友人です。ほかにも候補は多いが(オハンロンやキャンベルなど)現在はこの二人が最も有力との事。

2.先日、防衛大臣の職を辞した小池百合子氏。ワシントンでは、

ライス国務長官との会談では「私は『日本のライス』と呼ばれているようですが、日本でライスは米(こめ)になります。よって、マダム・スシと呼んでみてはいかがでしょうか」などと英語でジョークを飛ばした。


と、英語を理解する人間にとっては寒すぎるジョークを飛ばしたようだが、今回の学会で知り合った、ワシントンの国防総省に勤める日本部長のB氏に感想を求めると、「小池氏は日米関係にとって重要な人間だったのは確かだが、「マダム・スシ」なんていうネタは聞いたことがない。」との事。

ということは、この「スシ」ネタ、日系のメディアが大袈裟に伝えているだけの現象ではないだろうか。国防総省の日米関係の責任者が本気で首を傾げるほど重要ではないアジェンダなのは確かである。

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次回のエントリーはワシントンから。