金曜はニューヨークタイムズ紙にオバマ支持の社説がようやく掲載され、民主党の大統領選挙勝利の風向きがさらに強まった。今日現在ではフロリダやノースカロライナ州でさえ民主党寄りなのである(参照:http://electoral-vote.com/)。ここまで差が広まるとは思っていなかった。

ただ同時に、アメリカ政治を専門にしている民主党寄りの同僚の大学院生数人に話を聞いても、返ってくる返事は注意を喚起するものである。その通り、「油断」できない理由はいくつもあり、例えば正確な予想の不可能さ、選挙日当日の投票率(turnout)や天気、気温などの要素、そして投票者の抑圧(voter suppression)や偽情報のでっちあげ(disinformation)など共和党の細かい選挙戦術の有無と効果などが挙げられる。

私個人は日に日に楽観的になっているが、実際にはそれが現実となる11月4日までは何が起こるかわからないのである。

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このブログではここ最近大統領選挙のネタが多いせいか、このブログの読者で、選挙に関わる日本の方々からのコンタクトが増えた。仕事を依頼される場合もあり嬉しいのだが、私の職は研究者であり、専門は国際関係学であり選挙政治やアメリカ政治でもないためほとんどの場合は残念ながらお受けできない。

同時に私の選挙に対する関心と専門性に限りがあるのは明らかで、ここで書かれていることをそのまま鵜呑みにすることは著者本人がお勧めしないという事も理解して頂きたい。

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一方で、私がここ数日興味ある問題はオバマ政権の組閣内容である。最も重要な国務、国防、財務などのポストへの候補者の数は多く同時に流動的なため、現時点での想像が非常に難しい。国務長官や国防長官で名が挙がっているのは、

国務:Bill Richardson, Anthony Lake, Richard Holbrooke, Susan Rice(低確率), そして信じがたいが2004年時の大統領候補であった John Kerry。

国防:Robert Gates, Richard Danzig, Sam Nunn, Chuck Hagel らが挙げれている。