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緊張した夜を乗り越え、木曜は予定通り、午後から学部内の発表会が開かれた。

今回は普通の学会と違い、指導教官のエイブリーが直々に私の発表を聴きにくるという大切な機会。私にとっては、今夏から始まる就職活動をある程度想定した「練習」であるためその分緊張した。たった15分の発表とは言え準備に力が入る。

準備の甲斐もあり発表自体は上手く行ったが、質疑応答では苦労した。討論者のライアンとアレックス(教授)のコメントの量は多く、どれも的を得た鋭い指摘だった。更に、観客を交えた質疑応答の時間には徹底的に私に質問が集められ、特に想定していなかった質問に悩まされた。あまりの質問の多さと自分の準備不足に圧倒され苦しんでいると、自分のオフィスアワーの時間が始まり、そこで質疑応答は終了。正直助かった。

一方で、今回の経験から得たものは大きい。討論者からのコメントは今後の執筆に非常に役立つし、実際のインタビューの際に想定される質問のパターンをある程度つかめるようになる。私の発表を通じて今後みんなが私の研究に興味を持ってくれるとも思う。実際、後輩の数人がその旨を伝えてくれたし、指導教官のエイブリーも、小さな問題点を指摘しながら、今回の発表を褒めてくれた。期待に応える形で、今後の研究も捗ろう。

発表会の後は恒例の夕食会。教授を混ぜた参加者全員の15名ほどで大学近くのレストラン Rx へ(写真はカイヤが提供してくれた)。ここぞとばかりに食べて飲んで大騒ぎ。後輩に囲まれての夕食会は私にとっては貴重で、素晴らしい時を過ごす事ができた。

頑張って良かった。