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木曜は夕食後に新宿に向かい、私が今行っている日中関係の研究に必要な学者の方とのインタビューを敢行。最後にお会いしたのが2年前、同じスナックであった。

久しぶりの再会にこれ程となく緊張したが、お会いしてすぐに思い出して頂いて嬉しく思う。話はヨーロッパからアメリカ政治、そして日本の将来から阿部首相との対談など多岐に渡る。

実質的なアポ無しでのアプローチであったためか、肝心の研究に関するインタビューはやさしくかわされてしまった。が、それも勉強のうち。この方がアメリカ政治学者の最新の著作の中で日本の大戦略家の一人として記されている事実に変わりはない。また先生が出版してなさっている雑誌への寄稿の話も浮上してきた。

この会合をセットアップして下さった友人の記者と、正式に私をこの席に招待して下さった美術家の先生に深く感謝して、日にちが変わったあたりに帰宅。

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金曜午前6時起床。朝食を急いで取って電車に乗り横須賀へ。まちに待った防衛大学校での講義である。我々の命と生活を護るべく努力を続ける防大生の前で中途半端な講義はできない。このような日のために避けていると言っても過言ではないコーヒーを三杯一気に飲み干し、午前9時半、大学到着。そして今回ホストして下さった教授と半年振りに再会。

一度目の講義では「危機管理」のトピックで、私の経験を元に議論を指揮させて頂く。1時間半の講義だったが生徒からの反応もよく、高度の議論が出来、満足して授業を終わらせる事ができた。

昼食を挟んだ二度目の講義のトピックは「政策過程」。アメリカのイスラエル・ロビー、国際関係論から直接引き出した論理的な議論から講義を進める。

休憩を挟んだ後半の講義では、このブログのファンであると名乗る防大生がわざわざ会いにきてくれた。このようなストレートなアプローチには特に嬉しく思う。そして彼らを含む30名の生徒の前で、今年1月に披露したオバマ政権の軍事戦略のプレゼンテーションを行う。少し内容が難しいかと懸念していたがそんな心配も無用に終わり、20分ほどだった質疑応答の時間でも的を付く的確な質問が多くなされ、予想以上に刺激的な内容になった。また、非常に限られた時間であったが、肝心の彼らの日米同盟に対する考え方も少しずつだが分かるようになってきた。

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その後、当校で教鞭を取られる私の十数年先の高校の先輩に紹介され談笑。誇り高き城北生は日本国防教育の最先端でも大いに活躍している。

その後は教授に連れられて横須賀の米海軍基地にて夕食。私にとっては日本国内で初めての米軍基地で、横須賀の街の探索も含め、とても面白い経験になった。夕食ではアメリカ政治学や日本の教育環境の話など再び多岐に渡った。夜11時過ぎ、帰宅。

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Kayama - ATB
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