graduation photo5月17日月曜、ついに博士号を取得した。夢にまで見た最高学位。嬉しさ極まる日だった。

卒業式の今日は、こんな感じだった。

昼ごろ大学に着くと、そのままレガリア(卒業式の衣装)に着替え学部の中を徘徊。後輩のエリックやクリスと談笑したあと、正午から学部主催の昼食会に参加。指導教官の一人であった、エドや助教授のマイクらとツーショットの写真を撮り満足。ペンに来るまでは雲の上の人だったエドとこんなに近くなるなんて夢にも思っていなかった。

12時半、大学院全体の卒業セレモニーとレセプションに参加するため、34丁目のヒル・スクエアに集合。今回同時に卒業するファリス、ピーター、そしてケレンらと久しぶりに再会し、お互いを讃えながら談笑。

1時、セレモニー会場に入場。指導教授のエイブリーが観客席に座っていて、会場に入るときにオーイと手を振って私の写真を撮ってくれた。そして会場の真ん中に並べてある席に着き、最初の数十分は大学院のディーンらのスピーチを聞いた。その後はメインの博士号授与。一人ずつ名前を呼ばれてステージをの上を歩き、書類を貰う。

名前を呼ばれ、台上を歩いて書類を貰い、数分後には式も解散。その後はすぐ隣のレセプションに参加し、エイブリーや別の教授のアン、そしてこの数年間事務をしてくれているパットらに合流。昼食を取りながら楽しい会話をし、最後はみんなで一緒に写真を撮って、別れた。

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自分の名前が呼ばれるのを待っている間、初めてジーンときた。今まで論文をディフェンスしても、就職が決まっても感動は少なかったのに、今回だけは、教授の話を聞きながら、今までの苦労を思い出し、そして今までの努力が報われた事実を実感し、涙が出てきた。泣く事はなかったし、ほんの数秒の出来事だったが、自分の人生の着実な歩みを実感した、自分にとってはとても大切な時間だった。

そうやって、人生最後の卒業式を終えた。

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読者の皆様、

今日をもって博士課程を無事修了し、このブログの目的を完遂する事ができました。今まで応援して下さった方々、本当にどうもありがとうございました。このブログを通して、普通の日本人であっても、努力を続ける限り国際安全保障の分野でもアメリカの政治学で充分通用するんだという事を証明し、今後世界での活躍を目指す日本の方々に少しでも大きな希望と勇気を与える事ができれば、嬉しく思います。

いつになるかは分かりませんが、次回のエントリーで、このブログも卒業します。