今週末、ついに風邪を引いてしまった。南部とはいえここでも季節の変わり目はあり、今までポロシャツで職場に行っていた毎日が突然長袖の生活に変化した。今回は旅行の疲れも溜まっていたのだろうか、先日始まった授業の重みに加え、ここ数ヶ月の間、新しい環境に慣れるべく無理をしてきた体に大きな負担がかかっていたのかも知れない。大切な時期にこんな風になってしまって少し辛い。

そんな事態にも関わらず、授業で求められる高い質のディマンドは変わらない。学部生を教えていた時は国際関係学や安保学のテキストに少しニュアンスを加えた形で生徒に伝えるだけで満足のゆく結果を残せた。一方で佐官を相手にする場合は、いくつかの専門的な論文集に網羅された情報をほぼ完全に読み込み授業にインプットするだけでなく、彼らの軍事的な専門、事務・戦闘経験、そして人生においての社会的経験全ての面を考慮し授業を組み立てる必要がある。同時に、相手に対する態度の面でも変化が必要であり、話す相手の社会的立場、将来の方向性、そして一般的に年上を敬う体制を整えることが必要になってくる。

もちろん私にも政治学・安全保障学でのしっかりとしたトレーニングがあり、それはここでも通用する。博士課程での授業に加えてスワモスやランドで得た知識と経験には助けられる。問題は、私が少しずつ高いレベルに移行する過程で、それらの外的・知的な要素がいかに全体的なマチュリティに貢献できるか、そしてその移行をいかに効果的に進めることができるかである。

幸い、同僚からの助けは信頼できるものであり、私の順応を促進する。そして同時に助かるのが、私を雇ったのも私に確固たる自信があったからと、口を揃えて同僚が言ってくれる事である。その期待を裏切らないようにしたい。