来週はバーモント州への出張。最近の最高気温が40度近くまで上るこの南部の町からはいいタイミングの避暑である。

出張の目的は安全保障学を教える若手教授陣の夏季ワークショップ。場所はバーモント州のシャンプレーン湖の畔のキャビンである。5年前にコロンビア大のベッツ教授が主催するスワモスに参加したが、今回のはそれに付加価値を付ける形のワークショップになろう。

私を含む参加者のバイオを見ると、この業界ですでに数年教えているベテラン枠の助教授から、陸海軍の戦争大学で教える佐官まで様々なバックグラウンドを見つけることができる。スワモスには当時の私のような大学院生が多かったのに対し、今回のワークショップは助教授レベルの安保専門家によって構成され、その中でも私のような1年目の教員は珍しい。

そして特に興味があるのが、ワークショップで指揮を取るメインのベテラン教授陣とゲスト・スピーカー。エリオット・コーエン教授の元、ブッシュ政権で名を馳せた有名政治学者の数々が我々参加者に講義をする。ブッシュ政権時代の政治イデオロギーがどれほど安全保障学に反映されているかの問題も含め、とても楽しい機会になりそうだ。