ここ数日のパリでの生活。 

-----

先週後半のある日、エッフェル塔をゆっくり見た後は、徒歩でオルセー美術館へ向かった。途中にある陸軍士官学校や Les Invalides をすり抜け、市内至る所にあるカフェでしばらく休憩。年末ということもあり、オルセーに赴くと多くの人で溢れかえり入場の列ができていたが、50分ほど待った後入館。 館内は写真撮影は禁止されているため今回は残念ながら記憶に頼ること以外できないが、素晴らしいディスプレーが満載だった。夕食は館内にある、木曜日の夜のみ開いているレストランで美味しいステーキを堪能。それだけでなく、レストラン内のインテリアはあまりに美しく、写真を何度も撮ってしまうほど。この美術館はそのコレクションだけでなく、雰囲気やエネルギーもしっかり感じ取るべき、大切な場所だと思う。

ルーブル美術館を訪れたのは大晦日。オルセーでの経験から早めに並ばないといけない事を悟ったため、入館開始時間の1時間前の8時から列を作った。そのおかげで楽しみにしていたモナリザの画は比較的空いている時間に見ることができた。他にもミロのビーナスからナポレオン3世の部屋など傑作の多くを楽しんだ。そういえばルーブルのカフェで休憩している時に、日本のモデル女性一行に遭遇もした。また、時間ができた時に、東京で言う銀座のような場所の Galeries Lafayette などでお土産を買ったりした。

そして次は初めてのパリでの年越し。エッフェル塔のカウントダウンは多少期待外れだったが、真夜中に集まった何千人の観客の中に入って新年の始まりを祝うのは楽しい思い出になった。翌日の正月はどこの店も閉まっていると思いきや、開いている店が多かった。ゆっくり起床して昼ごろから地下鉄でシテ島に赴き、セーヌ川沿いを歩く。畔のカフェにて今年初のエスカルゴ、ホットワイン、エスプレッソにオレンジ・クレープを楽しみ、パリ大学ソルボンヌ校のキャンパスを歩き、今年新年の幕開けを迎えた。