日本の外交はなめられている。これはもちろんアメリカ政府の見解ではなく、私の個人的な見方だが(そう見ている人間は私だけでもない)、ブログの読者は知っている通り、このブログで何度も出てきているテーマのひとつである。

アメリカの軍隊で教鞭を取っていればこの種の見方に簡単に遭遇する。ただ、今日私が出席した空軍の会議でもこの点があからさまに伝えられた。普段から尖閣は日本の領土だと主張している日本政府の見解は実は海外では効果的に伝えられていない。事実、こんなことが普通に起きているのである。

詳しいことはもちろん書かないが、今日扱ったシナリオでは日本の外務省の主張など完全に無視で、既に中国がほぼ完全に尖閣地域を制圧しており、ほぼ自由に行動を取れている状況だった。日本の自衛隊が動ける隙間さえなかった。なぜこんなことが起こりうるのだろうか? 日本政府が海外でしっかり闘い、国益を主張し領土を守っていれば防げる問題である。

私は自分の現在の立場上いくつかの制約があり、必ずしも日本にとって最大の利益をもたらすような方法でアメリカ空軍の教育課程に影響を及ばそうとはしていない。私には自分の任務があるからである。だが日本外交のあまりのだらしなさと、それを当然かのように黙認する日本国外からの主張は受け入れがたく、今日は私よりも上の立場にある人間に対して反対の主張をした。議論の相手は中国側の主張を強く押し付け、そのままシナリオを完成させようとしていたが、私は自分の知る限りの事実関係を確認しながら、強く出るところはしっかり強く出て、本来あるべきの状況に戻すことに成功した。私のように特に重要なポジションにはない人間でさえ、こんなところである意味日本の国益と国民のために闘わなければならないのである。

日本国内では大量に予算を浴び、エリート機関の最高峰の一部として大きな態度をとることの出来る外務省も、海外では全く違う姿を見せる。海外で仕事をしない日本人の方々はその点に気付いて欲しい。日本での受験戦争や一般知識などの面では能力が高い個人が多いが、外交官は一般的に、海外では英語や文化、適応力などの問題も多く、期待されているほどの効果は出せていない。外務省批判はこのブログ以外でも多く、絶えないが、私は特にその政策の中身と、その政策のコミュニケーションと実行の仕方に大きな問題があり、誰もそれを特に直そうともしていないと見ている。

また、海上保安庁をはじめ、外務省以外の政府機関の法的制約を改正し、より自由に日本の領土を守るべく変革が必要だと感じる。

この点については数日後、このブログに書きたいと思う。