ワシントンから戻って数日、今週に入って珍しく喉をやられてしまった。体のほかの部分が健康なのが幸いで、悪化しないよう努めている。というわけで今日は午前中は病欠を取り、遅れて職場にマスクをしていったのだが、これが面白い反応を引き出した。

アメリカ、特に日本人の少ないこの地域ではマスクを付けて歩く人を見かけることはほとんどない。なので私の同僚も「今日ののりは一体どうしたんだ?」のような感じで私を凝視し、何が起こったのか聞き出してくる。なので普段よりも長い時間をかけて、状況を説明することになった。また、ただ単にすれ違う際でも、私の顔を普段よりもじっと見ながら、「ハイ」と言いながら歩き去るのである。

今年の3月、生徒を引率して訪れた東京で、宿泊先からバスでアメリカ大使館に向かった。ルース大使を含む国務省のカントリー・チームから日米関係のブリーフィングを受けるためである。日本について最初に迎えた朝だったので、生徒は初めて見る東京都心の様子をバスの中からじっくり見ていた。生徒の反応として面白かったのが、3月の気候のためか、マスクをして歩いている日本人が多かったのに驚いていた。日本の前の韓国を訪れた際はそんな光景は珍しいので、それと対照して日本での光景が印象的だったのであろう。

話は変わって出張のことだが、今年度はどうやら少し多く予算が付きそうで、日本と台湾のはずだった計画に韓国が加わることになった。可能であれば再び軍用機で移動し、ハワイに数泊してブリーフィングを受けてから、アジアに到着する予定。