今週でアメリカ空軍を辞め、来月より中西部の都市セントルイスにある、セントルイス大学政治学部の助教授に就任することになった。

去年の夏、5年ぶりに就職活動を限定的に始め、数を絞って応募した。その中からセントルイス大学は最初から情熱的にアピールしてくれ、最初の面接から仕事のオファーまで一貫して良い待遇を約束してくれた。

今まで勤めた空軍の仕事は、自分のキャリアにとって非常に良いものだった。セントルイスからのオファーを伝えると、空軍の多くの人がお祝いの言葉だけでなく、引き留めの言葉もくれた。ここには書かなかったが、その間に空軍は私を准教授に昇進もさせていた。空軍には感謝の気持ちで一杯である。

しかし将来的な家族像を考えるにあたり、セントルイスからの話は魅力的だった。オファーをもらってから数週間考え、家族でしっかり話し合い、それを受け入れることにした。この数か月の間、我々は何度かセントルイスに足を運び、静かで安全な郊外にあるマンションを見つけていた。

アメリカ政府から離れることで、今後の仕事に一定の支障が出るのは覚悟している。しかし前にも増して研究や出版で自由に物を言えることになる。軍隊は役所の仕事であるため、このブログや私の研究発表でも気を付けなくてはならないことが多く、実際に書かなかったことは多い。それを証明するのは難しい業だが、政府での勤務経験を持つ方なら理解して頂けるだろう。

セントルイス大学では国際関係学の入門、大学院生用の国際関係学サーベイ、そして東アジアの地域学の上級コースの3つの授業を担当する。どれも空軍で教えた内容で気に入っている。

住む環境、勤務先など一気に大きな変化が訪れるが、今まで通り楽観的に、着実に進んで行こうと思う。このブログはこれからも続けます。宜しくお願いします。