シンガポール滞在を経て、ミャンマーに入国した。日本との時差は2時間「半」である。1時間ではなく30分が単位の時差の場所はここが初めてである。

今回は大都市ヤンゴンの写真を掲載する。

この街は仏教とイスラム教が共存する街で、そのミックスを市内至る所で見ることができる。5分も歩けばまた別のサイズのパゴダ、そしてその後はモスクが出現する。しかしパターン化はされておらず、以外な所にモスクがあったりもする。

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ヤンゴン駅近くにある歩道橋から西に向かって見た模様。一見普通に見える大通りも、その中に入ってみると全く違う世界が繰り広げられる。幸い、街行く99%の人は私の顔を見ても現地人と思い何も言ってこなかったが、それはおそらく私の服装にもあっただろう。今回は地元に溶け込めるよう、多少汚れたTシャツとカーキ色の半ズボンを履いていた。私が歩いた場所を考えれば、正しい選択だった。

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都市部の貧困レベルは凄まじいものがあり、先日のインドネシアのレベルではない。ありとあらゆる生活感を感じることができるものの、治安面の不安が多く残っている。この街の治安はまだ検証していないが、ガイドブックなどを読むと一般的に良いと表現されている。今はそうかもしれないが、近い将来はそう思えないというのが私の感想である。アジアにおける次のバングラディッシュはヤンゴンかもしれない。ヤンゴンの中心部、特にスーレー・パゴダ以西を一般人に混ざって歩くときは最高レベルの警戒が必要である。

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ちなみにこのような所はまだマシな部分である。狭い脇道に足を踏み入れると極めてハードコアな状況を目にすることができる。歩くと写真に収めたい衝動に駆られるが、前述した治安の不安が払拭できないため、カメラは出さない。

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数あるモスクの一つ。地域では仏教徒とイスラム教徒が隣り合わせで生活している。

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写真だけでは伝わらないが、実際に歩いてみると全く別の雰囲気を感じる。

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さばいたばかりの鶏肉を運送中。衛生観念は低い。今までずっとこうして生活してきたのだろう。

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鉄道好きの私にとっては避けられない目的地の一つ、ヤンゴン国鉄駅である。

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