ヤンゴンから首都ネピドーまではバスで約5時間。ヤンゴン・マンダレー間の高速道路を最高100キロのスピードで進む。普段アメリカで120キロを出して通勤する私にとっては遅く感じる。仕方ない、ミャンマーのインフラはまだ不完全で、高速道路も事実上ガタガタ道なのである。

ヤンゴンの最大バス・ターミナルまで市内中心部から1時間はかかる。タクシーの運賃は15000キャット(ミャンマーの通過)はかかり、大体1300円である。ヤンゴンからネピドーまでの長距離バスは片道800円ほどであるから、ヤンゴン内の移動の方が実は高くつくのである。

今回は私のバスは8時出発だったため、起床は午前5時。ホテル出発は6時。バス・ターミナル到着は7時。

下の写真はヤンゴンの最大バス・ターミナルにて。ここに入るタクシーには駐車料金のようなものがかかるのか、入り口付近で若いにーちゃんが10人ほどタクシーを待っており、入ってくるタクシーの運転手に金をたかる。しばらくその様子を見ていると、そのたかりを無視して無理やり入場するタクシーやバイクもいる。負けじと追いかける数人の若者達。それが彼らの仕事なのである。貧困レベルは凄まじい。辺りには異臭が漂う。

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ミャンマーにはこのような日本製の中古車が蔓延している。その多くがまだ日本語表記の残っているものである。

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今回のバス旅行は予めネットで自分の席を予約しておいた。当日のバスは満員だったためそうして正解だったと思う。バス会社の店でチェックインを行うと、目の前にある暗い待合室に通される。私の周りにはハエがたかり、僧侶と子供僧が3分おきに金を求めて来る。これが1時間ほど続いた。

今回乗ったバスがこれである。ネットでは綺麗でスペースの広いシートの写真を掲載しているが、実際乗ってみるとより狭く、汚い。出発すると同時にミャンマー語の演歌がテープで流される。大音量である。北ベトナムと同じである。耳栓が無いと眠れない。

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ネピドーまでの高速道路は一本道が続く。淡々とした林、森、村が5時間続く。村落には電気が通ってないものもある。家は木で出来ており、高床式である。高床式を見たのはディエンビエンフーに向かうバス以来だった。

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午前11時、30分間の昼食休憩のためにサービス・エリアに駐車した。他の乗客は食堂に足を運ぶ。ベトナムでは痛いレッスンを習っているため、私は現地のものには手を出さず、予め買っておいたジャムパン2個を食べた。

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サービス・エリアにあった売店で。

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ドリアン禁止のサイン。

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ヤンゴンへの帰りのバスの内装はこんな感じ。仏陀や寺院の写真が多く張ってある。

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途中で10分ほど休憩。私は外には出なかった。

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