今学期教えているアメリカ外交政策の授業、実は大学生をしていたちょうど20年前に履修していた。当時はあまり勉強せず大学のカフェテリアでバイトばかりしていたのもあり、周りについてゆくのも困難で、成績はあまり良くなかった。アメリカに来てまだ2年目で英語があまり上達しておらず、苦労していたということもあったのかも知れない。それなのにこうして生徒に教えているのは面白い運命である。

コロンビアで修士号を目指していた15年前、再びアメリカ外交政策の授業を取った。その授業を教えていた教授が好きだったということもあり、またその教授に気に入られたこともあったのだろう、その時は真剣に勉強して、A-を取ることができて嬉しかった。その授業は博士候補も履修するものであったので、Aではなかったが、A-をもらって特別な思いをした。

そしてその後、アメリカ政府である程度の経験を積み、こうして外交政策の授業をしている。本来ならば日本の外交政策の授業もするべきである。環境が整ったらぜひ挑戦してみたい。