File_Gina_Haspel_official_CIA_portraitアメリカ時間の13日朝に突然発表されたティラーソン国務長官の更迭は、そもそも時間の問題だと思われていた。治安フォーラムの3月号での寄稿でも、そう述べていた。

CIA長官のポンペオがティラーソン後任として考えられていたことはその論文でも指摘していた。ただポンペオの後任として指名されたのは私が言及していたティム・カトン上院議員ではなく、ジナ・ハスペルだった(写真)。CIAの拷問プログラムの元責任者である。上院認証の過程は刺激的なものになるだろう。それでも彼女を選ぶということは、トランプも相当の自信を持っていることになる。

ただ仮に認証されたとしても、ハスペルが長く持つという保障はない。トランプ政権の閣僚の多くは前代未聞のペースで辞めており、特にキャリア役人に対して政権の風当たりが強い。トランプとハスペルが思想的に近いという保障もない。カトンのような人物を含む、トランプと波長の合う政治家に回ることも、時間の問題ではないだろうか。

ちなみにティラーソン更迭のニュースの数時間後に、その報道の仕方を問題視されたゴールドスタイン国務次官(公共外交・広報担当)もトランプによって左遷されている。