先月の日本訪問からは幾つか大切なものを得た。今回は久しぶりに京都を訪れ、嵐山を中心に各地を回り気分転換することができたのは大きかった。関東でも同様、有意義に時間を過ごすことができた。

今回の訪問先の一つは目黒基地だった。ここでは航空自衛隊の幹部学校(空幹校、写真下)の副校長への表敬挨拶から始まった。今回は挨拶の際に、自書を空幹校の図書館に寄贈させて頂いた。実は去年、空幹校の方からメールがあり、その本を研究で使いたいが入手できず苦労されているとのことだった。寄贈することにより、空幹校で行われる研究に少しでも助けになればと思う。

挨拶の後は航空研究センターに赴き講演をした。ここでは2016年から2018年の2年間、客員研究員としてお世話になった場所である。議題は日本のサイバー面での抑止戦略で、今進めている研究の一つである。20分ほどのプレゼンテーションを済ませると、研究員の方々から多くの意見と質問を頂き、時間内で非常に有益な議論ができた。講演後は研究員数名と恵比寿で懇親会を行った。初めてお会いした方々だったが共通の友人が多いため話も弾む。お忙しいところ外部の人間にここまで付き合って下さって恐縮である。

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翌日は朝4時半時に起き、始発に近い感じの電車で横須賀に向かった。目的地は横須賀地方総監部である。JR横須賀駅で降りると約束の時間まで少し時間があったので、横須賀中央に近いスタバで仕事の準備をした。当日の会合で聞くべき質問のおさらいと、返答に十分に対応できるだけの情報と背景を頭の中でしっかり理解しておく必要があるからである。コーヒーで頭を覚ませ予定の時間に連絡官と会い、徒歩で総監部に入った。

まずは地方総監への表敬訪問を行い、その後は別室で横須賀基地のブリーフィングを頂いた。ご挨拶での話が弾んでしまい時間を取ったので、ブリーフィングは凄い勢いで終わらせたが、それ自体はしっかり行って頂いた。その後はブリーファーと連絡官の3人で「いずも」の横に歩き、護衛艦DDG171「はまかぜ」(写真下)に到着。

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「はまかぜ」に乗るとすぐに艦長にご挨拶。今回はお忙しいところお時間を作って下さっただけでなく、丁寧に私の質問にも答えて下さった。艦内では当艦のブリーフィングを受け、すぐに甲板に出て船外と船内を回った。隊員の方々にもご挨拶をする機会があり嬉しかった。艦内ツアーを終えると、会議室のような部屋に通され幹部の方々と懇談。予め渡していた質問に丁寧に答えて頂き、それに付け加える形で幾つかのフォローアップの質問もさせて頂いた。今回は艦長や地方総監部の代表だけでなく、市ヶ谷の海上幕僚監部からも数名がこのために駆けつけて下さり、非常に有益な意見交換をすることができた。今回の訪問をセッティングして下さった海上自衛隊の方に感謝しきれない。また、当日の訪問を可能にするべく頑張った下さった方々にもとてもお世話になった。

「5分間だけ」お願いしお土産を買わせて頂き基地を出て、JR横須賀駅に着くと電車の本数は意外に少なかった。都心からこちらに来るのと、こちらから都心に向かうのは状況が違う。自宅に着くまでは乗換えを含め数時間を要したが、約束の家族との夕食には間に合った。帰りの電車では、充実した一日を過ごしたことから来る満足感が強かった。