外貨稼ぎを主目的の一つとする北朝鮮のレストラン運営は、アジア各地で見ることができる。このブログでも紹介したように、少し前にはミャンマーのヤンゴンのを訪れた

今回はウラジオストクの北朝鮮レストランに行ってきた。その名もコウリョウ。この街に幾つかある中の一つである。ここは北朝鮮との国境に比較的近く、北朝鮮の労働者のプレゼンスがあるため、北朝鮮料理への需要があるのである。また、このレストランは韓国系ロッテホテルの真後ろに位置するという地理的にも有利な条件を持ち、韓国からの客もくるはずである。私が食事をしている際は、ほぼひっきりなしに新しい客が入ってきていた。国籍などは分からないが、私のように一人で来る者もいたが、グループもいた。

レストラン内の壁に張ってある、朝鮮半島の民族衣装を着た女性。

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私が訪れたのは平日の午後6時ごろ。英語を話すロシア人のウェイトレスが二人と、北朝鮮人が二人フロアで仕事をしていた。北朝鮮人のウェイトレスはあまり英語を話さないが、目を見て普通に会話をすることができる。彼女らの前で携帯カメラを取り出すと、撮られるかも知れないと思うのだろう(そんなことするはずがない)、すぐに向こう側を向き離れていった。

レストランのこの部分は、客の多いときに演奏場所として使われるようだ。

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下の写真は、昼の時間に使われているという、バッフェの道具。

客はこの両サイドの壁に囲まれた半個室に入れられ、そこで食事をすることになる。客同士、お互いの顔を見れないようになっている。料理を注文するときなどウェイトレスが必要な際には、テーブルにボタンがあるので、それを押す。

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メニューは充実していた。私はこのラーメンと豚のソテーなどを頼んだ。ラーメンは400ルーブルで667円ほど。

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豚のソテーは750円ほど。我々の感覚では少し高めの料金設定である。

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10分ほどで運ばれてきた料理を口にすると、左下のラーメンは驚くほど美味しかった。日本のレベルでも十分通用するだろう。左上のは餃子で、これもいけた。ポン酢や醤油も必要ない。

写真上のビールは韓国製である。つまり、北朝鮮のレストランで韓国のビールを使っているのである。他には、中国のハルビン・ビールも置いてあった。それもオーダーしたが、当日は既に切れていたとのことである。

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トイレの写真で申し訳ないが、この北朝鮮レストランの男性トイレには、写真にあるようなサンタのシールが張ってあった。西洋の文化も多少なりとも受け入れられているのであろう。ちなみにこのレストランでは男性従業員は見なかった。

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