ここ2年ほどの間に進めていた、安倍政権の外交政策に関する論文が、Asian Security 誌にて出版されます。詳細は後ほど述べますが、2012年から17年までの安倍政権の外交政策全般を国際関係学の視点から分析し、その複雑性を簡略化して解説し、なぜ日本は北東アジアの地理的枠組みを超えて東南アジア、南アジア、特にインドとオーストラリアとの交流を深めているのか、などの問題を戦略的に説明します。

本稿を完成させるにあたり、ここ数年の間でお世話になっている二人の日本人の専門家の方々から個人的に感想を頂き、それを元に質の向上に努めました。お二人方にはしっかりお礼の気持ちを伝える予定です。