昨日の安保ゼミでは、戦争における技術が議題だった。軍事技術について多角的に3時間生徒と議論するのである。

ゼミでは最初に当日の主点たるべき戦争と軍事技術の関係を説明し、すぐに議題に取り掛かった。まずは技術の変化が国際安全保障環境をどう形成しているのか。そして話を人工知能の軍事的役割に移し、現在知られている人口知能の可能性と限界について述べた。

その後、主要文献であるクラウゼウィッツに軍事技術の要素をまぜ、混乱する生徒に少しでも役立てようと、できるだけ簡単に説明した。

休憩を挟み、今度は無人飛行機を例に取り、ドローンが世界にどのような影響を与え、使用国の国益をどうかなえているのか、などについてまずは生徒の間で議論させ、ゼミ終了前の数十分を使って、私を交えてクラス全体で議論させた。

とても効果のある授業ができたと感じる。

少し面白かったのが、戦争におけるインテリジェンスの話をしていた時。生徒の一人が2003年のイラク戦争を例に挙げ、米国のインテリジェンスの失敗例として説明した。すると別の生徒が挙手し、それはインテリジェンスの失敗ではなく、インテリジェンスの政治化が失敗をもたらしたと述べた。インテリジェンスに関しては既に孫子やクライゼウィッツを用いて説明しているが、学期後半でも時間を使ってその役割を検証する。