Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士課程を卒業し、アメリカ空軍戦争大学で教鞭を取った後、アメリカ中西部のセントルイス大学の政治学部で教えています。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。ここ数年は日本の軍事力と文明間の紛争の研究を進めています。 このブログでの意見と表現はあくまで著者個人のものであり、必ずしも関係機関の政策を反映するものではございません。

国際関係学のススメ

拙著「トランプ政権の今、米軍で何が起きているのか?」@治安フォーラム

毎月連載させて頂いている治安フォーラムの最新号に、拙著「トランプ政権の今、米軍で何が起きているのか?」が掲載されました。

今回は、普段情報が限られている米軍の内部の変化について書きました。特に、米軍内のトランプ政権への支持率の変化と、軍人を多く擁するミリタリー・コミュニティが政権の政策をどう評価しているのか、そして政権のアフガン政策や北朝鮮政策をアメリカ人がどのように見ているのか、などについて言及しています。

また、アメリカでのトランプ評価と日本での評価に温度差がある点、そしてトランプの一連の問題発言が日米関係を混乱させる可能性についても考察しています。

興味のある方はぜひどうぞ。

国際関係学教授のオファーが決定

学部では国際関係学科の教授採用の過程を終え、一人の候補に仕事のオファーをすることが昨日決まった。昨日の午後に開かれた教授会で私は先頭をきって別の候補を押したが、最後の決選投票で6対5で敗れた。残念だができることはやった。あとは学部が一丸となり、オファーを出す候補にできるだけ良く考えてもらえればと願っている。

今回の学部会議では中々白熱した議論が繰り広げられた。私の意見に真っ向から反対する上司との対決は中々見られないものだった。とは言っても空軍にいた時代から採用のことに関しては私も自分の意見を上司に向かって公然と述べてきたため、初めてのことではない。いずれにせよ、このように自由に発言させてくれる学部にはとても感謝している。そしてこれはこの学部の強みであると感じている。

今週後半からはアメリカ政治の教員の採用の最終プロセスが始まる。どの候補におさまるか、今から楽しみだ。

アメリカ外交政策の授業

今学期教えているアメリカ外交政策の授業、実は大学生をしていたちょうど20年前に履修していた。当時はあまり勉強せず大学のカフェテリアでバイトばかりしていたのもあり、周りについてゆくのも困難で、成績はあまり良くなかった。アメリカに来てまだ2年目で英語があまり上達しておらず、苦労していたということもあったのかも知れない。それなのにこうして生徒に教えているのは面白い運命である。

コロンビアで修士号を目指していた15年前、再びアメリカ外交政策の授業を取った。その授業を教えていた教授が好きだったということもあり、またその教授に気に入られたこともあったのだろう、その時は真剣に勉強して、A-を取ることができて嬉しかった。その授業は博士候補も履修するものであったので、Aではなかったが、A-をもらって特別な思いをした。

そしてその後、アメリカ政府である程度の経験を積み、こうして外交政策の授業をしている。本来ならば日本の外交政策の授業もするべきである。環境が整ったらぜひ挑戦してみたい。

拙稿「自衛隊派遣の際に考える民族・宗教問題 :ミャンマーとフィリピンを事例に」が出版されました

拙稿「自衛隊派遣の際に考える民族・宗教問題 :ミャンマーとフィリピンを事例に」が治安フォーラムに掲載されました。

今回は私自身のフィリピンやミャンマーでの観察を元に、世界の民族や宗教の問題に焦点をあて、将来の自衛隊の行動にどのような影響があるのかについて書きました。

興味のある方は是非ご覧下さい。

銭湯を利用するアメリカ人

娘を風呂に入れているとき、あまりに気持ちよくゆっくりお湯を浴びているのをみて、ふと、三沢基地近くの銭湯を訪れたことを思い出した。

私は子供の頃は関西の銭湯によく行っていた。そこで見た人は覚えている限りは全員日本人と見られる人だった。ところが三沢基地近くの岡三沢温泉ではアメリカ軍の兵隊も普通に入っていた。風呂に入る文化のないアメリカ人も、銭湯があれば普通に入浴するのである。

横田基地に泊まったときは銭湯に行く機会は無かったが、もし近くにあるのであれば以外に多くの米兵が利用しているのかもしれない。
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