今回の人工知能学会は素晴らしい内容のプレゼンテーション満載で多くを学んだ。ミズーリ大学トルーマン・スクールと法学院との共催だったこともあり、法律家からの話は難しい内容が多かったが、広い意味で知的興味の近い専門家と一緒に仕事をすることによりネットワークも進み、非常に充実した2日間を過ごすことができた。特に朝食、昼食、夕食を一緒にとった連中とは色々な議論をすることができた。
私の話の内容は人工知能とサイバー攻撃の関係で、ランサムウェアグループから国家のハッカー集団のサイバー作戦に人工知能がどのような影響を与えているのかについてだった。私の番が初日の早い日だったということもあり、後々のパネルの議論にある程度の影響を与えることができ、個人的にもサイバー安全保障の専門家と食事を得て様々な話をすることができた。
今回は今までの自分の研究の方向性が間違っていなかったということが確認できたのと同時に、人工知能に関しては今後も研究すべきことが多く残っていることがわかった。その点でも良い刺激になった。この種の学会は今後も参加したい。