Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部で教えています。政治学部准教授、国際関係学科主任、そしてアジア学科主任。国際関係学、安全保障、東アジアの政治学を担当しています。

教育・TA・学部

ニューヨーク市立大学での大量解雇

コロナの影響で、ニューヨーク市立大学では2800名の臨時講師が解雇されたようだ。



大学が抱える臨時講師陣の25%にあたる数という。ニューヨークは特にコロナの影響が大きかった街であるため、その分さらに同情する。解雇された人はこの時期に健康保険を失うため尚更だ。

コロナのこの時期に人を解雇するのは道徳的な問題や健康面での不安が倍増するが、経済的な理由で大きな政治的決断をしやすくなることも背景にあろう。

数年前に私がプライベートで進路相談を受けていた日本人の学生は確かここの大学院に落ち着いたはずだが、大丈夫だか少し気になる。

オンラインvsオンキャンパスの授業

コーネル大研究者による、意外な研究結果。



オンライン授業をする際のほうが、コロナに感染する学生の数が、オンキャンパスの授業をする場合よりも多いという。

理由は、オンキャンパスの場合はコロナ対策をより効果的に執行することができる、などを含んでいる。

いくつかの条件を満たさなければならないが、意外に面白い見解だ。

3ヵ月半ぶりに大学に行ってみた

昨日は久しぶりに当校した。

大学に最後にいたのは3月4日。その日までには既にコロナもアメリカに広がってきていたため、我々も危機に直面しているとの雰囲気は察していた。2日前の授業では、生徒にもその旨を伝えていた。

大学はその後春休みに入り、コロナでロックダウン。生徒とのコミュニケーションはオンラインだけになってしまった。教えていたゼミの生徒は顔を二度と見ることなく卒業してしまった。

昨日、自分のオフィスに入ってみると、なんも変わらず。研究や授業で使う書類を印刷し、図書館に寄り必要な文献を渡してもらい、買い物3件こなして帰宅した。

昼食にと企んでいた、から揚げの旨い中華料理屋はコロナの影響で閉店中だった。

アメリカの社会科学研究の最近の傾向に関する記事

中々考えさせるよい論文。

著者が主張するのは、最近の社会科学は「アカデミックな技術者」と「正義の戦士」の形成に力を入れすぎだという点である。

著者は、大学院生もその真ん中ではなく、どちらかのほうに傾いているということを危惧している。

どちらかの視点もメリットとデメリットがあるため簡単にはスタンスを取れないが、バランスの必要性は我々も自覚すべきだと感じる。



また、読者からのコメントを読んでも色々学べる。

3ヵ月半

最後に大学にいた日から今日で3ヵ月半が経過した。

来週は流石に荷物や郵便物を取りに行く。私のオフィスのあるビルなど、コロナ対策でサニタイザーを至る所におくなど、多少の変化があるかもしれない。

今の時点では基本的に、大学構内ではマスク着用と、他の人から2メートルの距離を置くことが義務付けられている。

一方で、予め大学当局の許可を取る必要はなくなった。
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