Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

ペンシルベニア大学政治学部博士号取得→アメリカ空軍戦争大学勤務→現在はセントルイス大学の政治学部准教授及び国際関係学科主任。専門はサイバー、国際安全保障。航空自衛隊幹部学校客員研究員(2016-18)

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書籍

フリーマントル氏の「KGB」読了

フリーマントル氏の「KGB」を読了した。

80年代前半の作品を邦訳したもので、それまでのソ連の諜報活動で新しいことを色々知ることができた。最後に少し本題から離れている思われる部分があるが、総じて良い作品だった。

195頁にあるように、オレンジの皮を道に捨て諜報のシグナルにする点など、面白かった。

フリーマントル氏の「KGB」読み始め

フリーマントル氏の「KGB」を読み始めた。



彼の作品はこれまでに2冊読んだが、「消されかけた男」が良かったのを覚えている。これも楽しみにしている。


大下英治氏の「小泉純一郎・進次郎秘録」読了

大下英治氏の「小泉純一郎・進次郎秘録」を読了した。

少し前に読んだ同類の本と比較すると楽しめる。この本はそれらとの重複を避けながら情報を選んで書いてあるのだが、基本的に親子像の良い部分が強調されている。もう少しバランスを取った書き方をしてもよかったと思う。

また、インタビューをそのまま引用しページを稼いでおり、著者による分析がもっと含まれていれば読み応えが強まったのではないかと思う。


大下英治氏の「小泉純一郎・進次郎秘録」読み始め

大下英治氏の「小泉純一郎・進次郎秘録」を読み始めた。



この種の本は過去に何冊か読んできた。本書から何を学べるのか楽しみにしている。

遠藤周作氏の「海と毒薬」読了

遠藤周作氏の「海と毒薬」を読了した。

様々な点で物議を醸す内容とは言え、この本の構成は素晴らしかった。政治学の研究ではできない柔軟な話の進め方が非常に魅力的な文学で、登場人物の人間の繊細さが至る所で伝わってきた。重い話だが、読んでよかったと感じた。

多湖淳氏の「戦争とは何か」読み始め

多湖淳氏の「戦争とは何か」を読み始めた。



同世代の専門家による専門書、とても楽しみにしている。

中村逸郎氏の「虚栄の帝国 ロシア」読了

中村逸郎氏の「虚栄の帝国 ロシア」を読了した。

この作品もとても良かった。読みやすく、一度始めると止まらない。ロシア国内の政情に興味を持つ方にはお薦めだ。

この本はモスクワで不法就労する中央アジア人(+モルドバ)コミュニティに焦点を置き、彼らのモスクワの警察・行政と雇用者、そして自国の大使館員らとの複雑な関係を解説する。私が読んだ前作同様、著者はロシア語を駆使し現地情勢の理解を促すよう、読者に丁寧に説明する。

素晴らしい本だった。この方の作品は他にも沢山読みたいと思う。

中村逸郎氏の「虚栄の帝国 ロシア」読み始め

中村逸郎氏の「虚栄の帝国 ロシア」を読み始めた。



著者の作品は別のを少し前に読んだ。素晴らしかった。今回のもとても楽しみにしている。


Ben McKenzie 氏の Easy Money 読み始め

Ben McKenzie 氏の Easy Money を読み始めた。



現在行っている仮想通貨の研究には欠かせなさそうな作品だ。とても楽しみにしている。

Gordon Corera 氏の「Russians Among Us」読了

Gordon Corera 氏の「Russians Among Us」を読了した。

素晴らしい作品だった。ここまでワクワクしながら読める本はあまりない。

非常によく調べており、ここでしかない情報も満載で学ぶことが多かった。特にロシアのスパイの使う戦術やトレードクラフトが詳細に述べられているのは他ではあまり見ない。諜報と防諜に興味のある方には強くお薦めです。
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